数値化出来ないものが苦手で、大学も理学部数学科出身の桐生蒼太。
この世は数字では割り切れぬ。だからこそ彼は、無謀な挑戦をしてみたくなった。
就職先は出版社。
数学科からの悪友で営業部員の嵐田友則と共に、主要30社の単行本のタイトルと売り上げデータを比較して分析。
その時に売れていると言われているジャンルが本当に売れているのかを、正しい統計学の下に「帰無仮説」を立て、検定しているのだ。
目標は、ミリオンセラーを出すため。
うーん。売れる本ねえ。
確かに売れないと次の本は出せないわけで理屈は分かりますし、彼らがその時々で好まれるジャンルを小説家に提案した上で、より良いものを出そうと考えているのも理解できます。
ただ私としては、読みたいけれどそういう本が無いなら書いてやる!という方に肩入れしたくなる性分なんです。
だってレミングじゃないんだから(例えが古い?)
本を買う理由に「売れているから」というのを一番に持ってくる人は、自分の感性を信じていないのではないかと感じてしまいます。
ミリオンセラーを選んでもいいのですが、楽しむのは自分自身なのだから本当に自分を喜ばせられるのかを基準にした方が、お得だと思います。
この世は数字では割り切れぬ。だからこそ彼は、無謀な挑戦をしてみたくなった。
就職先は出版社。
数学科からの悪友で営業部員の嵐田友則と共に、主要30社の単行本のタイトルと売り上げデータを比較して分析。
その時に売れていると言われているジャンルが本当に売れているのかを、正しい統計学の下に「帰無仮説」を立て、検定しているのだ。
目標は、ミリオンセラーを出すため。
うーん。売れる本ねえ。
確かに売れないと次の本は出せないわけで理屈は分かりますし、彼らがその時々で好まれるジャンルを小説家に提案した上で、より良いものを出そうと考えているのも理解できます。
ただ私としては、読みたいけれどそういう本が無いなら書いてやる!という方に肩入れしたくなる性分なんです。
だってレミングじゃないんだから(例えが古い?)
本を買う理由に「売れているから」というのを一番に持ってくる人は、自分の感性を信じていないのではないかと感じてしまいます。
ミリオンセラーを選んでもいいのですが、楽しむのは自分自身なのだから本当に自分を喜ばせられるのかを基準にした方が、お得だと思います。