英国のヴィクトリア時代から、20世紀、1930年代までのメイドに関する話題と絵、写真について取り上げ、彼女たちと周りの人々の生活について描かれています。
当時、職業を持つ女性の最大多数を占めていたのが女性使用人で、どうかすると8歳で慈善学校に通うのをやめて、まずは「二流の職場」で未経験から仕事を覚える代わりに低賃金で1年間勤め上げ、貯金と経験と紹介状(人物証明書)を手に入れてから、正式なメイドとして中流・上流階級の家に雇われていったようです。
よくメイドという事で描写される黒いドレスと白いエプロンは、主人のいる表で働くための衣装で、午前中など、汚れ仕事や重労働などの裏の仕事は、質素な服装で行っていたそうです。
職場環境は千差万別で、読んでいる限りでは中流階級の家が重労働で人員も少なそう。
逆に、上流階級のお屋敷は精神的にきつそうな気がします。
もちろん一概には言えなくて、とても理解があって心身ともに働きやすいお屋敷もありますね。
あと女性使用人の範疇に入るのかはともかくとして、メアリー・ポピンズ(岩波書店版で読みましたので)のナニーは、子どものお世話をするので主人に近い立場かと思いきや、主人からは使用人でしかなく、かと言ってメイドやコックなどからはお高く留まった人として仲間に入れてもらえず、孤独な立場だったのねえ、と、メアリーが大好きだったので複雑な気持ちで読みました。
ナニーになる女性の元々の身分を考えれば、煙突掃除人と踊ったりはしませんよね?
メアリーは、オランダ人っぽいけれど。
また、料理本もあって子どもたちと料理を作ったりしますが、コックやメイドとの関係を考えるとキッチンを借りるのは難しいのかなあ?と考えたりもします。
子どもによっては使用人たちに懐いて我儘を聴いてもらえそうだけど、あの子たちは手に負えない子どものように描かれていたから・・・。
本編に戻るとして、巻末では「ダウントンアビー」にも触れられていて興味がそそられます。
あの時代の英国に興味のある方々には、特におすすめします・・・幻滅しなければですが。
当時、職業を持つ女性の最大多数を占めていたのが女性使用人で、どうかすると8歳で慈善学校に通うのをやめて、まずは「二流の職場」で未経験から仕事を覚える代わりに低賃金で1年間勤め上げ、貯金と経験と紹介状(人物証明書)を手に入れてから、正式なメイドとして中流・上流階級の家に雇われていったようです。
よくメイドという事で描写される黒いドレスと白いエプロンは、主人のいる表で働くための衣装で、午前中など、汚れ仕事や重労働などの裏の仕事は、質素な服装で行っていたそうです。
職場環境は千差万別で、読んでいる限りでは中流階級の家が重労働で人員も少なそう。
逆に、上流階級のお屋敷は精神的にきつそうな気がします。
もちろん一概には言えなくて、とても理解があって心身ともに働きやすいお屋敷もありますね。
あと女性使用人の範疇に入るのかはともかくとして、メアリー・ポピンズ(岩波書店版で読みましたので)のナニーは、子どものお世話をするので主人に近い立場かと思いきや、主人からは使用人でしかなく、かと言ってメイドやコックなどからはお高く留まった人として仲間に入れてもらえず、孤独な立場だったのねえ、と、メアリーが大好きだったので複雑な気持ちで読みました。
ナニーになる女性の元々の身分を考えれば、煙突掃除人と踊ったりはしませんよね?
メアリーは、オランダ人っぽいけれど。
また、料理本もあって子どもたちと料理を作ったりしますが、コックやメイドとの関係を考えるとキッチンを借りるのは難しいのかなあ?と考えたりもします。
子どもによっては使用人たちに懐いて我儘を聴いてもらえそうだけど、あの子たちは手に負えない子どものように描かれていたから・・・。
本編に戻るとして、巻末では「ダウントンアビー」にも触れられていて興味がそそられます。
あの時代の英国に興味のある方々には、特におすすめします・・・幻滅しなければですが。