オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

秋の高山の花が咲き乱れる山歩き

2018-09-17 12:48:24 | 登山と遠泳

 

 この頃は、都会の皆さんも自然に接する機会を持とうとしておるのか、連休ともなると朝の5時起きではどの方面の高速も渋滞に引っ掛かるようになってる。

 ま~ま~、良いことなんだろうが、毎週のようにあちこち遠方に出掛けてる俺なんかは、出発時間を1時間くらい早めなければいけなくなってるから、皆さんには良いことなんだが、俺にとっては迷惑な話には違いない。

 雪山登山の季節は、スキー客が多くなるから2時~3時くらいに東京を出発しなければスイスイ悠々と行けないのと同じで、だんだん横着になってる還暦爺ィには、山に登る前の一仕事がだんだんきつくなってる。

 たまに寝坊して5時過ぎに起きてしまうと、渋滞に嵌って目的地の変更を余儀なくされることもある。

 下山しての帰り道も、2時前には高速上り線に乗ってないとまた渋滞に嵌ってしまう。

 山を歩く行き帰りに、渋滞に嵌ってしまうと疲れが何倍にも膨らんでしまう。

 人のいない山に登るのは平日が良い、これは当たり前のことだが、仕事が忙しくなってる時には週末になる。

 仕方がないとは言え、昨日は長野の上の方まで行っておったから、帰りに山梨のオモシロ神社も見に行ってしまい、愉しくほ~ほ~とやってるうちにその渋滞に嵌って下道・抜け道走り、クタクタになった。

 標高2000m近くにある湿原には、秋の高山植物がたくさん咲いていた。

 キレイに整備された木道歩きなんて、久しぶり、登山者も多くて、なんか変な感じだった。

 人間はまずおらず、獣ばかりに出会い、荒れた山道、ボロボロの木道、道探しの藪漕ぎなど無縁の、素敵な山歩き? 賑わいだった。

 富士山は遠くにその頂を確認できたが、あとは雲雲モクモクで、想定通りの絶景よりも花、そんな山頂までの道のりだったが、こういうのもまた愉しくはある。

 帰路、高速降りて渋滞迂回するまえに、人気の無いPSの売店にしか売ってない激辛スパイスを買うのも昨日の目的だったから、その目的も達成できたけんども、ネットなんかには決して出さない我々山馬鹿の情報も、それでもだんだん人気が出て来るから、俺なんかは次のオモシロモノを山や海の帰りに探すようになる。

 日本って、広いんだぜ。

 日本人が、日本の山に近づかなくなって山の生態系が変わった。

 またみなが人気のない奥山へと入って行けば、その荒れ果てた生態系も少しは整備される。

 実のなる木々を植えてやれば、獣たちの食い扶持にもなる。

 この頃は日本人よりも外国人の方が、たいして人気の無い日本の自然の中でよく見かける。

 哀れな日本人、自分の国のことすら語れなくなって、横文字ゴッコにうつつを抜かしてる変態猿。

 車やバイクや自転車で走りまわるだけでなく、自分の足で歩いてみることが大事。

 都会しか走らないのに四駆に乗ってる間抜けな猿では仕方ない。

 誰かに見てもらいたい、群れの中で目立ちたい・・・そういう時代ではなくなってるし、地球環境もそんな呑気な生き方など出来ない方向へと厳しくなって行く。

 

 まわりを見ます前に、とっとと自己主張して歩き出す。

 俺の60年の生き方が、じきに普通になるさ。



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