オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

越えた修羅場の数だけ、笑うのさ

2020-02-08 10:26:49 | 銀座

 

 宅建士の免許更新の講習で一日缶詰になっておった。

 この忙しいときに一日身動きとれない事態というのは、代わり代役のいない自営のことをナニも考慮してない国家らしい。

 10分の休憩時間が電話の戦場のようなことで、休みにもならん。

 のほほん奴隷ロボットの、大企業サラリーマンと公務員で国家が維持できてるという前提で、すべての法規制は作られている。

 が・・・実態は自営がいなければこの国は成り立たないハリボテ国家で終わってしまう。

 詐欺とイカサマの経済ゴッコを続けてるのが大企業や公務員のキレイごとであって、その日常の生活を支えてるのは残念ながら自営や個人の豊富な経験を持つ人間によってなのは昔から変わらない。

 裁判沙汰にしないで解決するのが大人社会であって、住宅ローン控除や減税がどうたらこうたら小難しいこと抜かしておっても、地価の安いときに不動産は買う、これ以上の上手な立ち回りは無い。

 騙されて踊らされて高い不動産を買わされて、それで控除だの減税だのと騒いでおっても、取得費を安くすること以上の良い話はナニも無い。

 弁護士や税理士・公認会計士などと言った職業は、あくまでもその時の法律を使って上手いこと生きるアドバイザーでしかなく、その時その時代のおかしな七不思議については語ることもない。

 人間が人間と上手いこと無駄なく生きる為の仕事と言ったら、我々のような自営のヨロズ屋になる。

 このコミュニケーション能力と潤滑油無しに、人間社会は成り立たない。

 知識や法・規制には詳しくとも、その日常は明治の作られた猿真似では、とてもじゃ~ないが合理的に生きることなんざ夢のまた夢。

 

 デスク・ワークや画面ばかり眺めて仕事をやってるのとは違って、周旋屋の仕事は常に対面で目と目を見て話し込むのが日常のことだけんども、コミュニケーション能力だけで生きてる稼業だとも言える。

 人間が生まれて死ぬまでのことすべてを、いろんな知識や経験として持ってなければ仕事にならない。

 究極の答えも、キチンと知っている。

 最後の部分をキチンと理解してるからこそ、笑って驚くこともなく、淡々と関わり合って行ける。

 オツムで独り合点して身に付くものでもなく、人間の世の中で越えてきた修羅場の数しかそれをなし得ない。

 究極の笑い、腹の底から湧いてくる笑い、それを知っている。

 

 さ、またまた忙しい仕事がたくさん溢れ返ってる。

 明日は山ではなくって、息子のひとりが同棲してる結婚相手とお食事会。

 なかなかに、自分の時間は作れないが・・・平日の暇なときに電撃登山を敢行するわな。