・・・火の無いところに煙はたたない・・・
人間がおなじ人間の社会で生きているということは、必ずやなんらかの火を起こしてるということだ。
それを怖れ、それに委縮し、それから逃げる、またはその時の大きな力に支配される、そんな大人社会を俺はガキの頃からずっと眺めて冷ややかに笑っている。
金儲けとは単細胞のやるギャンブルだ。
そこで大金持ち・財産家・資産家になった連中をたくさん身近に見て来てるが、その日々の生き様や日常の価価値はと言えば、退屈な古風なもんだった。
三代で滅びる所以がそこにはある。
高度経済成長のど真ん中で生き、不動産バブルのど真ん中で生き、そこで嫌というほど味わったことと言えば、日本人の社会に正義など存在しないということだったろう。
もっと言えば、人類の社会には正義など存在しない。
日光東照宮の見ざる聞かざる言わざるの猿は、支配される側の庶民・大衆の暮らし方の指針でもあった。
人間は生きているだけで、火を起こしてる。
それが大きな火事になるのか、ボヤでいつも終わってしまうのかは、その火の種類による。
燃えてしまうのは仕方の無いことだ。
生きていること自体が、火起こしのようなものだ。
その火を常に自分で鎮火させることが出来る者を、大人と言う。
俺なんざ、アマゾンの大火災くらいはアチコチで火事を起こして生きて来た。
そうしてそれらを鎮火させては、焼け跡に種を撒き、俺の子を育て上げて生きて来た。
おなじギャンブルを生きるのなら、金儲けだけのギャンブルではなくって、人間の社会で過去に例のなかった生を生きてみる・・・それを続けている。
ただの女好き、淫乱男、ギャンブラー・・・変人・奇人・狂人・・・キリが無い、いろんな代名詞がある。
そこで火が起きてしまうことから逃げず、わざわざ余計な火まで起こして、それをいちいち自分で消し、そうして新しい命に繋げる、そんな生き方を続けてる。
稼いでも稼いでも、な~んも残らない。
余力が出来ればまた火を起こして、それを実った扶養家族に雲散霧消させることでスッキリしてる。
その責任をゼニカネで負うということではなくて、10歳までは丁寧にいつも育てている。
他人とは違う、面白い生を、とことん遊び尽くして生きて行けば良い。
そうやって生きておれば、そこそこゼニカネなんざくっ付いてくるがな。
イランの対米報復攻撃騒動で、メディアは煽る!煽る!、メタルの現物で遊んでるオヤジには、お年玉になった。
とっとと短期は売り払ったわい、利益が出れば増えた額を残して置いて、それ以外は山や海での遊びの原資だ。
一緒になってお祭り騒ぎをやってる善良なる庶民の皆様方がボ~っとしてる間に、頂くものは頂いてる。
今朝の為替は対ドル円安だが、それ以上にメタルは落ちている、ま~そんなとこだろうな。
またエエ塩梅のとこで拾ってやる。
そもそもアメリカは世界の警察、世界の覇権の地位を捨てようというのが、トランプの登場の最大の意味だろう。
イランは軍隊の英雄が邪魔な存在となりつつあった権力者が、トランプと茶番劇を作りあげた、そんなことだろう。
ゴーンの会見も日本では司法の乱暴な過ちにはいっさい触れず、ゴーン逃亡者・卑怯者という印象報道ばかりで、常々この国は変わらないとは思っているが、案の定の受け答え。
幼稚園でのお遊戯会と飴玉の取り合いに端を発したアブアブ喧嘩。
どうしようもないのは、今に始まったことではない。
不動産バブル崩壊の時の、メディアや国民の総攻撃でも笑って売り上げを上げておったオヤジはまた笑ってる。
それを解ったうえで、じゃ~そこでどう生きるのか?
俺の61年はそういうことだった。
この週末は予定が入ってしまって、雪山でバテるまで歩き倒す、身体を絞り上げたいんだが・・・。
国家に洗脳され果ててる老いた親族を他人の何倍も背負って生きていると、なかなか自分の都合だけでは過ごせない、子供らもなんだかんだで社会に振り回されてるヒヨッコばかりで、苦笑することばかり。
そういうことすべてが俺の愉しみと言えばそうなのかも知れない。
お前らには俺のような生き方など出来やせんわい。
大好きな梅が、咲き始めるぜよ。