オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

綺麗な花は、汚い場所に咲くのさ

2019-07-27 10:56:18 | 銀座の周旋屋

 

 南青山と銀座で、周旋屋を30年以上もやってると、いろんな有名・著名人の仕事も、たくさんやっている。

 独身女性で年収も千万円を超えるキャリアたちや、高学歴・家柄もよろしい独身女性も、たくさん関わって来てる。

 自民党の独裁に近い身勝手な政治が続く限りは、みなさん安泰だろうと見ていたが、ここ数年、変化がある。

 いよいよ長引くデフレに消費税の増税、アメリカの世界覇権放棄とアジアの新しい構図、日本は落ちるだけ落ちることだろう。

 のほほん安倍政権も、いよいよ来年くらいに終わりが見えている。

 国内の事情ではなく、取り巻く海外の事情で・・・。

 そうなった場合、資産・財産だけを持って安泰だった人たちは、孤独な老後、苦しい老後を迎えるようになる。

 姥捨て山、身ぐるみ剥がれるような時代にもなるだろう。

 ゼニカネだけ、それで生きてる大人社会は、崩壊する。

 メディアを利用して儲けていた連中は、最期はそのメディアに印籠を渡される、30年以上も前から同じ光景。

 ゼニカネで生きてる大人は、ゼニカネに印籠を渡される、これが当たり前。

 健康な人類の歴史だ。

 

 抗生物質というものは、よく投与されたり処方されたりするが、人体の免疫機能・自己治癒能力まで殺してしまう威力があり、腸内の必要な菌まできれいに殺してしまう。

 さて、そんな日常を平々凡々と送ってるあんたは、それで良いのかね?

 

 大人たちの社会では、毎日毎日、ゼニカネ利益追求の競争と、ビジネスうんたらかんたらの仕事の話、男と女の欲望の話ばかりだが、子供たちにはそんなことは関係の無い話で、それぞれがいろんな思いを抱えて生きて居る。

 昨夜も、仕事が終わって、近所の母子家庭の悪ガキどもを連れてお台場の公営プールに行って来て、帰りにフードコートで飯を喰い、いろんな話を聞いてやってた。

 母親は仕事で、夜の帰りは遅い。

 日中はスポーツクラブの練習でも、夜はひとりでゲームや本を読んで過ごしてる。

 60過ぎたジジイは仕事で疲れてはおっても、そういう話を聞くと連れ出してやらんきゃ~と、車で出掛けておった。

 大人たちは、いったい、ナニをやってんだろうか?

 自分だけ、自分たちだけ救われる話でいっぱいいっぱい。

 ナニが楽しくて生きておるんだろうか?

 子供たちと遊んでやること、遊ぶ場を提供してやること、いろんな関わり合い方があるが、行き場の無い子供たちはたくさんいて、ますます息苦しい社会の中で、自分を見失っていく子もいる。

 法改正や、規則や規制を細かく精査する? 

 会議や集会を開いて、偉そうな話し合いをやってることよりも、もっと大人たちが日々にそれぞれやらなければいけないことがある。

 結婚しなかった40歳、50歳、60歳は言うに及ばず、両親そろっておってすら、それが出来てない。

 逃げているとしか思えない、そんなテイタラクだ。

 

 ユニセフがどうした、赤十字がどうした、慈善事業がどうたらこうたら、寄付がどうの・・・俺は30年近く、周旋屋の稼業の傍らで、空いてる時間は困ってる人、迷ってる人、悩んでる人に関って、ずっと生きて来てる。

 人間ひとりにできることは、両手が届く範囲のことだ。

 電波を使って、組織でイベント、そんな大袈裟なあ~だこ~だなんてものは架空の世界の話であって、本当に人間が他人にできることと言えば、いま、自分の両手が届く範囲のことだ。

 これをやらずに大勢を救うなんてことは、それによって他に犠牲者が出てるシーソーゲームに過ぎない。

 利益を得るための業ではないから、広告・宣伝などはまるでない。

 口コミで、紹介で、みなさんやって来られてる。

 そうして元気に健康な日常を取り戻したのなら、同じことをやって行けば良いんだが、結局は自分の小さな欲に流されて行ってる。

 そもそも、自分だけ幸せなんてことが、有り得るのか? どうか、そういう問いかけがある。

 俺はガキの頃から知っていた。

 まず他人や周囲が喜んで笑顔になってこそ、俺の幸せはある、と。

 そんだけのことをこれからも続けて行くだけだ。

 

 馬鹿と阿呆の群れ満足してる人間社会でも、俺は逃げずにそこにどっぷり浸かって、愉しんでる。

 想えば17のころ、悪さの限りを尽くした挙句に、臨済宗大本山の禅寺で修行をしておるころ、出家とは? 現世から逃げる体裁作りだと悟り、禅僧にそれを問い掛け、俺は習俗の中でぐちゃぐちゃになって生きてみたいと、お別れしたもんだった。

 いらい、今の俺がある。

 きれいな花は、この世でもっとも汚い場所に咲く。

 そうして誰も気がつかないうちに散っている。