こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎の行楽 - あじさい祭り 高塔山公園 -

2021-06-13 16:01:55 | 行楽

梅雨といえばアジサイ(紫陽花)だね。高塔山の紫陽花はまもなく見頃。でも、緊急事態宣言延長で、令和3年6月13日予定の「第23回若松あじさい祭り」は、昨年に続き、中止なんだって!。残念! ま、アーカイブ(書庫)の写真を見ながら、ボクと一緒に(紙上で)行ってみようよ!

<2018年6月30日ー高塔山公園->

◇ 見頃はちょっと過ぎたかもしれないが………。紫陽花が見事だね。あじさい祭りの混雑を避けて月末に訪れた次第。

【若松あじさい祭り】

◇ 福岡県内でも有数のあじさいの名所。7万株を超える色とりどりの紫陽花が、しっとりとした梅雨空を鮮やかに彩る。

◇ 高塔山(標高124m)の駐車場からの山道や、展望台付近に咲き誇り、種類も豊富

◇ シーズンの6月中旬には、「若松あじさい祭り」が開催され、高塔山公園や麓の若松商店街一帯で、雑貨やグルメの販売、フリーマーケットなどの、さまざまなイベントが開かれる。

先ずは、衛星写真で場所を把握しておこう。

次に、地図を見ておく。

◇ しゅぱあーツ! ん? 美咲が丘からじゃないの? うむ、高塔山の傍のママの実家からだ。徒歩で4分(200m)で頂上の展望台までいけるんだよ。

① さっぞく、大きな紫陽花の株がある。小次郎クン、紫陽花の観賞はしないの?

②の場所。頂上から階段があるけど、ものを運び込む時は、この車止めを外してはいるんだって。

③-1 歩道の両側にも紫陽花。

③-2 ズーム。おおきい! これ、「手まり」タイプだ。ちょっと、勉強しておこう。

【紫陽花の分類】

大きくは、「額咲き」のガクアジサイ(額紫陽花)と「手まり咲き」のテマリアジサイ(てまり紫陽花)の二つに分けられるそうだ。一般にアジサイといえば、手まり咲きのことらしい。

③-3 アジサイの間から響灘(ひびきなだ)望める。

※ 響灘:関門海峡の北西に広がる海域。糸島半島が接しているのは玄界灘だが………。境目はどの付近なんだろう? 宗像市の鐘ノ岬辺りらしい。

④-1 多目的広場への階段。きれいに整備されている。

④-2 展望台前。頂上だ。車はここまで登れて、傍に駐車場もあるよ。

④-3 アジサイが大きい! ボクの顔がかすんでしまう!

⑤-1 野外音楽堂へ続く階段。野外コンサートも開催されるんだって! 

⑤-2 野外音楽堂のステージを囲むようにすり鉢状に散策路があり、それに沿って紫陽花も咲いている。

⑥-1 展望台前の広場。イベントが開催される場所だよ。ん? 閑散としているじゃん!? うむ、撮影時は6/30。紫陽花祭りの後だからね。

⑥-2 紫陽花とともにボクも見てよね。

⑥-3 広場と展望台の間には「河童封じの地蔵」が安置されている。地蔵の背中には大きな舟釘が刺さっているんだって! 

◇ ボクはここまで。説明文を読んでみてね。

⑥-4 ちょっと読みにくいね。以下に文章を示そう。

【河童封じの地蔵尊】
 背中に大きな釘を打たれたこの座り地蔵には、修多羅(すたら)村の河童の話しが伝えられています。馬を池に引きずりこもうとして失敗した河童を庄屋が捕まえ、地蔵の背中に舟釘を打ち込んで、釘のある間はいたずらをしませんと河童に誓わせたという話です。

 作家の火野葦平(1906~1960)は、この河童駒引(こまびき)伝説をもとにした作品を、昭和15年「九州文学」に「伝説」という題で発表し、のちに単行本に収めるとき「石と釘」と改題しました。今では、葦平の小説の方が有名になっています。

 地蔵尊の正式名称は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)で、所有者は高塔山中腹にある安養寺です。この寺は葦平の菩提寺でもあります。
毎年7月に若松で行われる夏祭りでは、河童にちなんだかっぱ祭りが行われています。ー北九州教育委員会-

ボクは、お堂には入れないので、ネット画像で紹介する。

⑥-5 座り地蔵なんだって。

⑥-6 背中におおきな舟釘が刺さっている。

戻って、広場に向かうと、火野葦平の作品での「河童封じ地蔵」の紹介もある。こちらも見ておく。

【かっぱ封じ地蔵の伝説】
昔、この高塔山の上空で、島郷と修多羅のカッパ群が、縄張り争いのため、夜、手に手に葦の葉を太刀のように
ひらめかして飛び立ち空中戦をした。朝になると、戦死したカッパは、青いドロドロの液体になって田や畑に
流れ込み、稲や野菜を腐らせてしまった。

これをきいて現れたのが、日向の名貫川で、名痛坊というカッパをヘチマの葉に封じ込んだ堂丸総学という山伏である。
総学は、人々の苦しみを救うため、法力によりカッパを地中に封じ込めようと決心し、この地蔵の前で祈祷を始めた。

石の地蔵をやわらかくするための祈祷である。これを見たカッパ達は、すぐに仲間争いをやめて連合軍を作り、美女に化けて
誘惑し、金銀をつみ、お化けとなり、糞尿をたれ流して妨害したが、総学の祈祷は続けられた。

やがて何千べん目かの日の沈む頃、総学が石地蔵に触れた時、石がへこんだので、釘と金槌を取り上げ地蔵の背中にあてた。
経文が下におかれたすきに、カッパ達がとりついたが、総学は、経文をとなえながら、釘を打ち込み、釘が半分入った時、
力つきて倒れた。しかし、一念に成就して、カッパ達は木の葉のように舞い落ち、永遠に地中に封じ込められた。

いまdめお、この地蔵の背中には、釘が打ち込まれたままになっている。

- この伝説は、火野葦平の作品「石と釘」によるものである。-

うーん、面白いねえ。

それでは、展望台に上ってみよう。

◇ 展望台は、結構広い。椅子や説明板もしっかり整備されている。

◇ 東の方角(門司・下関の方角)には、北九州工業地帯がみえる。赤い若戸大橋が目立つ。

【北九州工業地帯】

◇ 関門都市圏の福岡県北九州市側一帯に広がる工業地帯。太平洋ベルトの西端部に立地。

◇ かつては四大工業地帯の一つであったが、近年は出荷額、シェア共に低下して四大工業地帯から外され北九州工業地域と呼ばれる。

【若戸大橋】

◇ 洞海湾にかかる戸畑区と若松区を結ぶ吊り橋。1962年(昭和37年)開通

◇ 全長627mの吊り橋は、当時、東洋一の大きさだった。総工費51億円。

◇ 北の響灘を望むと、コンテナターミナル、風力発電、エコタウンセンターが見える。

※ 2009年に「公害を克服し環境保護と先進技術が融合した都市」で、手本とすべく、中国の習近平副主席(当時)も訪問したんだって。2ボクが生まれたのは2010年だから、昔の話しだね。

◇ ベッコウトンボやチュウヒなど希少生物が生息する「ビオトープ」もあるんだって。

展望台からは(バリアフリーの)スロープ経由で広場に戻ろう。

◇ スロープは車椅子で、すれ違うことのできる広さ。

◇ スロープでも紫陽花が楽しめる。

◇ 駐車場の傍の看板には、「四季を楽しめる公園」ともある。おっと、かわいいワンちゃんいる。「キミも紫陽花鑑賞?」

あとは、逆ルートで家に戻りましょう。

【おまけ:仏舎利塔】

地図の左下に示す「仏舎利塔」には、サザンカ(山茶花)があるよ。

仏舎利塔のサザンカはこちら Link先 → 小次郎と冬の草花2 ーサザンカ(山茶花) 仏舎利塔ー

お疲れ様でした。

 

 

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