こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と秋の草花-ヒイラギ(柊)-

2022-10-28 10:02:39 | 秋の草花

今回は、ヒイラギ(柊)だ。うむ、金木犀→ 銀木犀→ 柊のシリーズとなる。なんで? うむ、ヒイラギはモクセイ属でギンモクセイの仲間だし、白い花もよく似ている。遠目には「おっ、ギンモクセイ!?」となってしまう。

 ヒイラギ(柊)は邪気を払う縁起木として生垣や庭木に植えられる。「花の咲く季節は10月~12月の冬の時期」らしいが、見かけたのは10月22日だし、秋の花にしておく。「白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放つ」のはギンモクセイに似ているが、トゲ状の鋸歯を持つ葉が特徴。

<2022年10月21日> ラポール

◇ ヒイラギはどこ? うむ、別枠で表示しよう。

◇ 白い小さな花だよ。オレンジの花の金木犀と違って、目立たないよね。

まずは、全景から眺めよう。

◇ ここは、ラポール

◇ ボクとヒイラギの全景。

◇ ボクはもういいよ。ヒイラギを観賞すれば?

◇ 蕾もあるよ。ちょっとピンボケだね。

◇ こんな花だ。白いのでギンモクセイと間違えても不思議はないとおもうよ。ん? そんなことないって?

【ヒイラギ(柊)】

◇ モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹。漢字は「柊・疼木・柊木・杠谷樹」と書く。別名に「ひらぎ」「鬼の目突き」「杠谷樹(ひいらぎ)」がある。冬に白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放つ。邪気を払う縁起木として生け垣や庭木に良く植えられる

◇ 原産地は日本、台湾。日本では、本州:福島県以南、四国、九州中南部、琉球の主に太平洋側に分布。

◇ 開花時期は10月~12月。濃いグリーンの葉の脇から白く香りの良い小花を塊のように咲かせる。 花の後、翌年の初夏に黒に近い紫色の果実を実らせます。

 【名前の由来】

「ヒイラギ」は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから「ヒリヒリと痛む」旨を表す日本語の古語動詞である「疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ」の連用形・「疼(ひひら)き・疼(ひいら)ぎ」をもって名詞としたことによる。

【ヒイラギ(柊)とセイヨウヒイラギ(西洋柊)】※画像はネットより

◇「ヒイラギ」はモクセイ科で、節分に使われ、「セイヨウヒイラギ」はヒイラギモチとも呼ばれ、クリスマスのリースに使われる。

◇ 葉は似ているが、ヒイラギは葉が一箇所から左右につく「対生」だが、セイヨウヒイラギは互い違いに葉がつく「互生」であり区別できる。

◇ 簡単な見分け方は実の色で、セイヨウヒイラギは「赤」、ヒイラギは「黒」と決定的な違いがある。

改めて別な角度のヒイラギを見てみよう。 ボクとのツーショットも含めてね。

-おまけ-

ヒイラギと言えば節分が思い浮かぶ人もいるかもね。

【節分とヒイラギ】

 節分は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」意味。江戸時代以降は特に立春(2月4日頃)の前日を指す。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると信じられ、邪気を払うために豆まきなどを行うが「柊鰯を飾る」というのもある。

【柊鰯(ひいらぎいわし)を飾る】

「臭いのきついもの」、「尖ったもの」には魔除けの効果があるとされる。で、臭い鰯(いわし)の頭を尖った柊(ひいらぎ)の枝に刺し、玄関の外側に飾る。日本全国に見られる風習だが、本州が多く九州、四国、北海道では少ない。

お終い

 

 

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小次郎と秋の草花-ギンモクセイ(銀木犀)-

2022-10-21 15:05:52 | 秋の草花

今回は、ギンモクセイ(銀木犀)だ。キンモクセイ(金木犀)は強い甘い芳香をもち、日本の三大芳香木のひとつとなっているが、ギンモクセイ(銀木犀)は、“ほのかに香る” 程度という。因みに、『「モクセイ(木犀)」と言う場合は「ギンモクセイ(銀木犀)」を指し、広義では、ギンモクセイ・キンモクセイ・ウスギモクセイ、等の総称(Wikipedia)』という。ところで、金、銀があるなら、銅もあるの? まさか!

<2022年10月18日> 糸島市有田中央

◇ 小次郎とギンモクセイ(銀木犀)だよ。キミが目立って、花がよく分からないけど………。

花を別途拡大してしめすね。別枠にしたら、ボクと同様にばっちりだよね。

木と花にズームインしてみよう。

◇ ギンモクセイ(銀木犀)はあまり目立たない。

◇ 花は小さいね。

場所を見てみよう。ここは、糸島市有田中央の「有田動物病院」。

◇ ギンモクセイは、病院の入り口にあるし『シンボルツリー』だね。

◇ 木はきれいに剪定しているようだ。花を見ていこう

◇ 白よりはやや黄色がかっているね。 ※ 金木犀は、木犀(銀木犀)の変種らしい。

モクセイ(ギンモクセイ)について勉強しておこう。

【モクセイ(木犀)】※ Wikipedia、他

◇ モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹。中国名は桂花(けいか)。

※ 単に「木犀」と言う場合ではギンモクセイ(銀木犀)だけを指し、広義ではモクセイ属の品種(ギンモクセイ・キンモクセイ・ウスギモクセイなど)の総称。

◇ 原産地は中国。

中国では「丹桂」「桂花」と呼ばれる。原産地では木材を家具や彫刻に用いるほか、花を茶や食べ物、酒の香りづけに用いるという。

日本へは(キンモクセイより半世紀ほど早い)15世紀後半に渡来したと言われる。

◇ 開花時期は9月~10月 橙色のキンモクセイに対し、白か淡い黄色の小花を葉腋(ようえき)に多数集まって咲かせる。香りはキンモクセイににているが、ほのかにかおる程度。

【名前の由来】

◇ 和名「モクセイ」の由来は、樹皮が動物のサイ(犀)の皮に似ていることから中国で「木犀」と名付けられた。

  ※ 「犀」は呉音では「サイ」、漢音では「セイ」で漢音が採用された。

改めて ギンモクセイを見てみよう。

金木犀は紹介済みだよ。

金木犀はこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-キンモクセイ(金木犀)-

お終い

 

 

 

 

 

 

 

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小次郎と秋の草花-キンモクセイ(金木犀)-

2022-10-15 11:01:35 | 秋の草花

今回は、キンモクセイ(金木犀:9~10月)だ。秋に、どこからかもなく甘い香りが漂ってくる。そう、キンモクセイの香だ。秋の風物の一つと言えよう。モクセイ(ギンモクセイ)の変種で、庭木や街路樹に使われる。秋に橙黄色の花を咲かせて甘い香りを放ち、ジンチョウゲ(沈丁花:2~4月))、クチナシ(梔子:6~7月)と合わせて、日本の三大芳香木のひとつに数えられている。ところで、なんで“犀(サイ”の漢字なんだろう? 調べてみるね。

<2022年10月4日> 糸島市・男女共同参画センター(ラポール)

◇ 花瓶に活けられたキンモクセイだよ。

キンモクセイは、美咲が丘界隈ではなかなか見つからなかった。昨年の秋に一本見つけたが、花は終わっており「来年は撮影しよう!」と思っていた…。が、伐採されていた。

ところが、ひょんな事から、発見。うむ、男女共同参画センター(ラポール)の受付に花瓶に活けてあった。で、花瓶毎お借りして、玄関で小次郎とのコラボを撮影した次第。ラッキー! ※ そう言えば、マユミ(真弓)も!

マユミ(真弓)はこちら Link先 → 小次郎と赤い実の草木-マユミ(真弓)-

ギンモクセイ(銀木犀)はこちら リンク先 → 小次郎と秋の草花-ギンモクセイ(銀木犀)-

小次郎とキンモクセイをじっくり観賞しよう!。 ホントは、香りが大事なんだが………。

ボク(小次郎)を外して、花を観賞していいよ!

◇ ホー、こんな花なんだ! ちょっと勉強しておこう。

【キンモクセイ(金木犀)】

◇ モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹。モクセイ(ギンモクセイ)の変種。庭園樹や街路樹として植栽に使われる。秋に橙黄色の花を咲かせて甘い香りを放つ。

◇ 原産地は中国。

中国では「丹桂」「桂花」と呼ばれるが、これは桂林地方の原産である由縁。なお、地名の「桂林」は“金木犀の林”を意味すると言われる。

日本へは江戸時代初期に雄株だけが渡来し、実を結ばないので挿し木で日本中に増やされたと言われる。

◇ 開花時期は9月~10月 橙色の小花を葉腋(ようえき)に多数集まって咲かせる。花は雄しべ2本と不完全な雌しべを持つ。強い甘い芳香を放つ。特に、夕方などに強く感じられる

【金木犀と銀木犀】※ 画像はネットより

◇ 花の色:金木犀は橙色、銀木犀は白色

◇ 花の数:金木犀の方が銀木犀より多い。

◇ 花の香:金木犀はその香りで存在に気づくくらいの圧倒的な芳香を周囲に放つ。中国では“千里香”とも呼ばれていた。

対して銀木犀の香は淡くほのかに香る程度。花を近づけないと分からない程度。

 【名前の由来】※ 画像はネットより

◇ 和名「モクセイ」の由来は、樹皮が動物のサイ(犀)の皮に似ていることから中国で「木犀」と名付けられ、ギンモクセイの白い花色に対して、橙黄色の花を金色に見立ててキンモクセイ言われる。

◇ 漢字の「桂」は、日本ではカツラ(カツラ科)であるが、中国ではモクセイの仲間と、トンキンニッケイ(クスノキ科)を指す。

◇ 中国名は「丹桂](「金桂」とする説も)で、銀桂(ギンモクセイ)の変種の一つとみられる。

【沈丁花と梔子】

三香木の残りの二つを思い起こしておこう。

◇ ジンチョウゲ(沈丁花)

ジンチョウゲ(沈丁花)はこちら Link先 → 小次郎と春の草花-ジンチョウゲ(沈丁花)-

◇ クチナシ(梔子)

クチナシ(梔子)はこちら Link先 → 小次郎と夏の草花-クチナシ(梔子)-

改めて、キンモクセイを見てみよう。

その2週間後「ラポールにもキンモクセイがあるよ!」とのこと。うむ、灯台下暗しだ!

<2022年10月18日> ラポール

◇ 右端がキンモクセイだよ。ラポールも含め明示しよう。

木と花にズームインしていく。

◇ ボク(小次郎)は、ここまで。

お終い

 

 

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小次郎と春の草花-ローズゼラニウム-

2022-10-09 14:05:47 | 春の草花

今回は、ローズゼラニウム。バラを思わせる芳香からこの名前がつけられた。英語では「poor-man's rose(貧乏人のバラ)」と呼ばれるらしい。和名は「ニオイテンジクアオイ(匂い天竺葵)」。香水や香料の原料として昔から栽培されていたという。

<2021年4月11日> 美咲が丘

◇ ん? ボク(小次郎)が出てないぞ! ゴメン、ゴメン。塀の上の方なので、キミが写らないね。一旦、ズーウアウトしよう。

◇ この下にいるんだけど……

◇ おー、小次郎がやっとでてきた。因みに、紫色の花は「イチハツ(一初)」で、既に紹介済み

イチハツはこちら Link先 → 小次郎と晴の草花-イチハツ(一初)-

改めて花にズームインしていく

◇ こんな花なんだ。ちょっと勉強しておこう

【ローズゼラニウム】

◇ フウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の植物。多年草や半低木、多肉植物、匍匐性、つる性など多種にわたる。

 ※ 1789年に属の名称が整理されたが、園芸名としてゼラニウ呼び名が残っている。

◇ 原産地は南アフリカ。江戸時代にオランダより渡来。

◇ 開花時期は10~翌春4月頃。

◇ 花色は白又は黄色で、ピンクや紫のものもある。

 【名前の由来】

◇「天竺葵」は、インドを指す「天竺」と花名の「葵」から。江戸時代にオランダから長崎に輸入されたので、中国より遠いので「天竺」、アオイの花に似ているので「葵」と言われる。

アオイの花と比較してみよう。※ 画像はネットより

 花の形は、アオイに似ているかもね。

◇「ゼラニウム」は、ギリシア語のゼラノス(鶴)から来ており、果実の形を鶴のくちばしに見立てたからと言われている。

種とコウノトリ(鸛)を比較してみよう ※ 画像はネットより

 ホー、種は面白い形だね。コウノトリのくちばしに似ている? 「錐状(すいじょう)がポイントだって。

改めて、花を見てみよう。

◇ これは、ピンク色

◇ こっちは、紫色のようにも見える。日差しのせいかな?

お終い

 

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小次郎と秋の草花 - タマスダレ(玉簾) -

2022-10-04 16:47:42 | 秋の草花

今回は、タマスダレ(玉簾)だ。夏~初秋に白い花を咲かせるので秋の到来を告げる花ともいわれるそうな。名前の由来は、白く美しい小さな花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾(すだれ)」に例えたらしい。昔の人は表現が豊かで風流だね! と、パパは、関心している。

<2022年9月26日> 美咲が丘駅前

◇ ボクを中心にしてしまった。上の方にタマスダレがあるよ。ボクを含めて、全体から眺めてみよう

◇ 上から見てみた。 ボクを外して花だけ観賞していいよ。

ここで勉強をしておこう

【タマスダレ(玉簾)】
◇ ヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランサス属)の球根草
  ホー、ヒガンバナ科? ヒガンバナとはずいぶん違う感じだな? 
別名を「レインリリー(雨ユリ)とも言う。 ん? どこかで聞いたような!?
◇ 原産地:西インド諸島。
◇ 開花時期:8~10月
◇ 花は6弁花で、上向きに咲く。1本の花茎に対して花は1つだけ。
◇ 葉は細長く、棒状で土から直接でている。

【別名の“レインリリー”について】

タマスダレは、別名をレインリリー(雨ユリ)というが、タマスダレだけの別名ではなく雨後に一斉に花茎を伸ばして開花することに由来する。そう言えば…、ハブランサスの別名も『レインリリー(雨ユリ)』だった。

ハブランサスはこちら Link先 → 小次郎とハブランサス -別名(レインリリー)-

以下は2018年

<2018年9月15日> 南風台

◇ 確かにキレイな花だ。でも、かわいさではボクも負けてないよ!

◇ ズームイン。 ところでどこに咲いていた? ズームアウトしてみよう。

◇ ここて南風台6丁目だ。野生化したものではなく、ご近所の方が育てているのだろう。

◇ まとまって咲いていると、とても見事。

◇ 別な角度で見てみよう。

以下は、11月初旬~11月末 まだ、チラホラ咲いていた。

<2017年11月1日> 南風台

秋の終わりに見かけると嬉しくなるね!

<2017年11月27日> 南風台

あと3日で12月。そう、冬だ。

うむ、冬のタマスダレ? も、いいモンだ。

お終い

小次郎と秋の草花 - タマスダレ(玉簾) -

【写真一覧】

◇ タマスダレ(玉簾)糸島市南風台 2018年9月15日撮影
◇ クズ(葛)糸島市 2018年9月11日撮影
◇ ツユクサ(露草)糸島市 2018年9月14日~24日撮影

 

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