こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と赤い実の草木 - マユミ(真弓)-

2023-01-07 20:02:07 | 赤い実の草木

今回は、マユミ(真弓)だ。“赤い実”だが、遠目には“ピンク”に見えた。お家の方に「このピンクはなんですか?」と聞くと「マユミですよ!」とのこと。「えっ! マユミ?」と思わず言ってしまった。マユミは全国の山地に自生し “紅葉” や “実” の観賞用として古くから庭木あるいは盆栽として親しまれてきたという。 枝に柔軟性があり、よく、しなるので弓(丸木弓)の材料として「真弓」と呼ばれた。※「真」は「最高の」意味。

<2022年12月19日> 美咲が丘

まずは、ボクとのコラボだ。お家の方の許可は頂いているよ。

◇ 立派なマユミだね。ボクがかすんでしまうね。

マユミに着目していこう

◇遠目にはピンクに見えたけど、近くだと“赤”の感じが強い。

◇ 正面から

◇ 横から

再度ズームアウトしてから見てみよう。

 

◇ 赤い実が見える

◇ これ、赤い実が落ちた跡のようだ。

◇樹皮はこんな感じ。古木になると味わい深くなるそうだ。

マユミについて勉強しておこう

【マユミ(真弓)】※ 出典:植木図鑑、植木ペディア、他

◇ ニシキギ科ニシキギ属の落葉樹。別名ヤマニシキギ(山錦木)、ユミノキ(弓の木)

  ※ ニシキギ(錦木)は、紅葉の美しさを「錦」に例えて「錦木」名づけられている。同属のマユミ(真弓)も紅葉がキレイという。

◇ 原産地:日本。なお、朝鮮半島、台湾や中国にも見られる。

◇ 樹高は通常3m程度だが、稀に15mにもなる。老木は、幹に裂け目が出来て樹形が味わい深いものとなる

◇ 葉は個体差や変異が多くバラエティに富む。秋には黄色→紅色に変化するが、環境により橙色、黄色にとどまることもある。

◇ 花は、5月頃に目立たない淡い緑色の小花を咲かせる。雌雄異株で花弁、萼片、雄しべは4つ。

◇ 秋(10~11月)にサイコロステーキのような四角い薄紅色の実が鈴なりになり鳥がよく集まる。なお、種には毒性があり長く枝に残る。

◇ ふーん、こんな赤い実なんだ!

【由来】

◇ 弓(丸木弓)の材料だったことから「真弓」と名づけられた。

 ※ 丸木弓:一本の木や竹で作った弓。複合弓:木と竹または動物の腱などを張り合わせた弓

◇ 熟すと四つに裂け、中からオレンジ色の種(仮皮種)が顔を出す。この様子を繭(まゆ)に喩え、繭実(まゆみ)が命名の由来であるとする説もある。

 以下は、以前紹介したもの

----

<ラポールの真弓(2020年2月15日)>

 ラポールの受付に、花瓶に活けられた “かわいい花” があった。「なんの花?」と思っていると「これ、マユミですね! 花ではなく実ですよ!」と教えてくれた。一般には赤色とのこと。これ、黄色なので「ヒゼンマユミ(肥前真弓)」という種類のようだ。“真弓”て女性の名前みたいだね。パパの姪にも“真弓ちゃん”がいるそうだ。うむ、こっちは植物だ。

※ ラポール(糸島市・男女共同参画センター)の受付には季節の花が活けられている。

◇ 花瓶とともに、借用して、玄関で、小次郎とツーショット。この時、ミモザも撮ったよ!

◇ミモザはこちら → 小次郎と春の草花ーミモザー

ズームして、見てみよう。

◇黄色の殻の内側は赤色だから、やっぱり「赤い実」でいい?

◇ 赤い実は、萎れているね! ※ 筆者注。これ、もう、一ヶ月くらい枝に付いたまま。落ちないのが特徴らしい。

お終い

小次郎と赤い実の草木 - マユミ(真弓)-

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小次郎と赤い実の草木-ナンテン(南天)ー

2021-11-11 22:15:42 | 赤い実の草木

今回は、ナンテン(南天)だ。センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)と同じような赤い実だ。パパは「昔、田舎の家では便所の傍に必ずといっていいほど、ナンテンが植えられていた!」という。うーん、平成生まれのボク(小次郎)は分かんない!

<2018年1月3日> 若松・高塔山

◇ ん? どれがナンテン? 分かんない?

◇ 分かったかな? 赤い実が目立つよね。

センリョウ(千両)とマンリョウ(万両)の違いを確認しておく。

南天:実の付き方の形状が「ブドウの房状」に上向きにつく

万両:実は葉の下に「サクランボ状」に垂れ下がってつく

 万両はこちら:Link先 → 小次郎と赤い実の草木-マンリョウ(万両)-

千両:実は葉の上に「穂状」につく

 千両はこちら:Link先 → 小次郎と赤い実の草木-センリョウ(千両)-

小次郎と南天を見下ろす形で撮ってみた。

◇ ボク、共々、絵になる?

◇ 南天は枝の上の方に実が付いているね。 

◇ こんな実なんだ! ちょっと勉強をしておこう。

【ナンテン(南天)】

◇ メギ科・ナンテン属の常緑低木。高さは2mほど。茎が直立し先端にだけ葉が集まる独特の姿をしている。「難を転じて福となす」に通ずると、古くから縁起木、厄よけ、魔よけとして庭に植えられてきた。

 ※ ナンテン →「難転」 → 「難を転じて福となす」

◇ 原産地:中国。渡来時期は不明。奈良時代の『出雲風土記』、鎌倉時代の『名月記』に出てくる。なお、平安初期(804年)に弘法大師が唐から南天を持ち帰った説もある。

◇ 開花期は6月~7月、結実期は11月~2月

【ナンテンの薬効・実用】

◇ 葉は生薬として使われ、健胃、解熱、鎮咳の作用がある。

◇ 葉の微量のシアン化水素は食品の防腐に使われる。

 【ナンテンの由来】

◇ 中国では古来より「南天燭」「南天竹」などの名前で呼ばれ、ナンテンはこの名前を簡略化したもの。訛って、ナルテン、ナッテン、ナビテとも呼ばれる。

◇ 「燭(しょく)」は、南天の実が「燭=ともし火」のように赤く、「竹」は株立ちが竹に似ているから。

◇ 食べ物の少ない冬に、鳥にとって赤い実が「燭」に見えるという説もある。

【南天と便所】

昔の便所は、家の外や廊下の奥にあるのが普通で、その周りには必ずといっていいほど南天が植えられていた。

 パパの小さい頃(昭和30年代)は「確かに便所の近くにあった」だってさ。

◇ これ、昭和33年3月のパパ。南天と便所、そして手洗いのための“吊り下げ手水(ちょうず)”の水を溜める小さな池! が、確かにある。 

※ 「将来はお父さんのような警察官になる!」と警察官の格好をして撮影した。因みに帽子は本物!

◇ 「吊り手水」は、手で押し上げると、その間だけ水が出るんだよ! 見たことある? 最近は見かけないね。

 なぜ便所の傍に南天なんだろう? 調べてみた。※ ネット情報なので真偽は定かではない。

◇ その1:不浄よけ

便所に手洗い水ががない時、南天の葉で手を拭いた。これ「南天手水(ちょうず)」と言った。

※ 現代では南天の茎や枝に抗菌力がある事が判明している。

◇ その2:縁起

便所でお年寄りが転んだり倒れることが多く南天の木につかまる(難を転ずる)ための縁起。

◇ その3:殺菌剤として植えた。

南天は、ナンテニン(アルカロイド)、ナンジニン、等の結構強い毒を持ち湿気に強い植物。で、便所の傍に植えて寄生虫・食中毒の原因となる細菌が増えるのを防いだ。

◇ その4:毒殺対策? 

江戸時代では後継者問題などで毒を盛られた時の対策に、南天を厠に植えるのが武家屋敷では一般的になった。毒とわかればすぐに「厠」へ行き、手が届く南天の葉を噛んですぐに「もどす」ようにした。

 うーむもっともらしいが…、ホントかな?

改めて見てみよう

お終い

 

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小次郎と赤い実の草木-ジュズサンゴ(数珠珊瑚)-

2021-10-26 20:43:22 | 赤い実の草木

今回は、ジュズサンゴ(数珠珊瑚)だ。赤いサンゴのようなかわいい実がなる。由来はサンゴ玉を数珠状に連ねた実がなることから。初夏から秋にかけて長い間、花と赤い実を楽しめるが人気という。

<2021年9月19日>  自宅

◇ これ、昨年、知人から頂いた鉢植え。今年、花が咲いて赤い実がなった。嬉しいね。

◇ うーん、花も実も小さいので、キミ(小次郎)ばかりが目立つね! うーん、ボクを外していいよ!

◇ キミが入るのはここまでだね。

◇ 「白い花」「赤い実」と「(途中の?)緑の実」が見られるね。じっくり見ていこう

◇ ふーん、こんな実なんだ! ちょっと勉強をしておこう

【ジュズサンゴ(数珠珊瑚)】

◇ ヤマゴボウ科数珠珊瑚属の常緑の多年草。半つるの低木状になり、茎は緑色で、上部でよく枝分かれする。初夏~秋にかけて、次々と花を咲かせて実を付けながら成長する。

◇ 原産地は北米南部から南米。日本には明治時代に小笠原の父島に入ったのが最初といわれ、野生化している。

 ◇ 開花時期は、6月~9月にかけて、葉腋から総状花序を出し、直径4mmほどの花を多数咲かせる。花弁はなく、花弁状の萼が十字に開き、白色で先端がピンク色を帯びます。

◇ 実は直径5mmほどの球形の液果で光沢があり赤く熟す。食用にはならず、染料として利用される。

◇ 由来は、珊瑚玉を数珠状に連ねたような実がなることから。

◇ 花はこんな感じで咲いている。

◇白くて小さなかわいい花だね。

◇「半ツル状」もなっとくだね。

◇ 確かに「白い花」「赤い実「(途中の)緑の実」を同時に楽しめるね。

◇ 根に近い方ところからも、(新たな?)ツルが……。

◇ 全景を見直しておく。

ふり返ると、花が咲き始めたのは7月だった。

<2021年7月6日>

お終い

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小次郎と赤い実の草木-ムラサキシキブ(紫式部)-

2021-09-16 11:40:47 | 赤い実の草木

今回は、ムラサキシキブ(紫式部)だ。ん? カテゴリは “赤い”実” だろう? うーむ……、ま、堅いことは言わない!。秋の訪れを感ずる頃に鮮やかな赤紫の丸い果実があるのに気がついた。8月27日のことだ。果実は、葉の上に載っているように見え「野趣」に富むとされる。

※ 野趣(やしゅ):洗練されてはいないが、素朴な感じの持ち味があるおもむき

<2021年8月27日> 美咲が丘

◇ 赤紫の実が分かるかな? まずは、全景を見てみよう

◇ こんな感じ、ちょっと分かんない? 矢印を示すね。

◇ わかった? この構図、以前もあったような……。そうだよ、ここ「イチハツ」「フウセントウワタ」などを取り上げたお家。お庭には「ヨルガオ」もあるよ。ズームインしていこう。

◇ ボクが入るのは、ここまでだね。 赤い実をじっくり観賞するといいよ。

◇ 垂れ差がある細い枝に、赤紫の果実がついている。まだ、緑色のもあるよ。

◇ 太い中央の枝から細い枝が沢山分かてている。

◇ あちこちでまとまってついている。

◇ ふーん、こんな付き方なんだ。 実をよく見てみる。

◇ キレイな赤紫の果実だ。食べられるのかな? 調べると『鳥はついばんで食べる。ほのかな甘味があるといわれるが、積極的に食べる程美味しくはない』があった。

花がいつ咲いたかは気がつかなかったけど『6月~9月にかけて、根元に近い方から順次開花し先端に咲き向かう。それを追うように、実を付けていく。実は、緑色から赤紫に変わっていく』という。

◇ 確かに枝の元に近い方の果実は紫で、先端に行くほど、(未だ)緑だね。

最後に、ムラサキシキブについて、勉強しておこう。

【ムラサキシキブ(紫式部)】

◇ シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木。

  日本各地の林などに自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用に栽培される。なお、庭植えに利用されているのは近縁種のコムラサキ(小紫)が多いといわれる。

※ 小紫は全体に小型だが果実の数が多くて美しい。見栄えが良いのは小紫、という。

◇ 原産地:日本(全域)

◇ 開花時期:6月頃。実の観賞時期は9月~10月。

◇ 6月~9月にかけて、根元に近い方から順次開花し先端に咲き向かう。それを追うように、実を付けていく。実は、緑色から赤紫に変わっていく。

【名前の由来】

◇ 源氏物語の作者の「紫式部」に由来する。江戸時代以前は「ムラサキシキミ」と呼ばれていたが、その美しさから「紫式部」呼ばれるようになった。

◇ 「シキミ」とは「重る実=実がたくさんなる」と言う意味である。

お終い

 

 

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小次郎と赤い実の草木 -アオキ(青木)-

2020-03-19 21:37:44 | 赤い実の草木

今回は、アオキ(青木)の赤い実だ。人の名前みたいだね。パパの知人にも青木さんがいるそうだ。ま、今回は、人ではなく植物のお話。花は、3~5月頃に咲くらしいが目立たないとう。実は秋に赤く熟し、11月~翌年5月頃まで付いている(撮影は2月20日)

以前、赤い実として「千両・万両」「黒鉄黐(くろがねもち)」「黐の木」取り上げているが、各々、何時だったか忘れている。ま、そんなモンだ。ん? 最近では「真弓」が取り上げた気がするが………。

◇ ボクの向こうに赤い実があるんだけど、分かるかな? ズームしてみよう。

◇ 間に、小川があるので、近くまではいけないんだ!

◇ 枝も青く、名前の由来になっていると言う。

◇ 実(み)は、卵形をしている。 ここで、青木について、勉強しておこう。

【アオキ(青木)】

◇ アオキ科アオキ属の常緑低木

◇ 原産地:日本。関東以西に分布する。

※ 日本海側の多雪地には、積雪に強いヒメアオキが自生する。

◇ 樹高は、3m程、枝は太く緑色、葉は厚く光沢がある。

  ※ 和名の「青木」は常緑で枝も青いことから

◇ 開花期は3月~5月。花の色は、褐色を帯びた紫色。

うーん、どんな花? ネットから持ってこよう。

ふーん、こんな花なんだ。 実(み)は?

◇ 果実は、大きさが1~2㎝ほどの卵形で種子は一個。秋頃から赤く熟す。11月~翌5月頃まで付いている。

  ※ 希に白い実の「シロミアオキ」もある。

ところで、ここはどこ?

◇ ここは、宮地岳の麓と田んぼの間の道。ボクの好きなコース。通称「田んぼコース」だ。

◇ 反対からの風景。ん? 小次郎くんは何を探しているのかな?

ここは、「秋の七草ークズ(葛)-」を取り上げたところでもある。思い起こしてみよう

クズ(葛)はこちら Link先 → 小次郎と秋の七草 ークズ(葛)ー

 

小次郎と赤い実の草木 - アオキ(青木)-

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小次郎と赤い実の草木 -モチノキ(黐の木)-

2020-01-16 21:51:05 | 赤い実の草木

 今回は、モチノキ(黐の木)の赤い実だ。赤い実といえば、正月飾りの「千両、万両」も赤い実だった! 他に、黒鉄黐(クロガネモチ)、山茱萸(サンシュユ)、等もある。

◇千両はこちら → 小次郎と赤い実の草木ーセンリョウ(千両)ー

◇万両はこちら → 小次郎と赤い実の草木ーマンリョウ(万両)-

◇黒鉄黐はこちら → 小次郎と赤い実の草木ークロガネモチ(黒鉄黐)-

◇山茱萸はこちら → 小次郎と赤い実の草木ーサンシュユ(山茱萸)-

 

◇ 散歩をしていると、たわわに赤い実が実っている木があった。見応えがあるねえ。ここは何処?

◇ ここは、南風台の通りだ。名前は『みなにこ通り』。この木は、剪定されてないし、勝手に、種から生えた“実生樹”かもね。

◇ ふーん、実はこんなんだ! ちょっと勉強しておこう。

【モチノキ(黐の木)】  

東北南部~九州の山地や海辺に自生する常緑樹。現代はその知名度は低いが、日本庭園には欠かせない。モッコク、モクセイとともに「庭木の三大名木」とされる

◇ モチノキ科モチノキ属の常緑の高木。

◇ 原産地:日本(東北南部以西)、朝鮮半島

◇ 樹高は5m~10m ◇ 開花は春(4~5月)だが、話題にならない。秋に熟す赤い果実が美しい。結実期は10月中旬~12月下旬。

※ 雌雄異株。実は雌木のみ。

そう言えば、花は、見たことがない。ネットで探してみよう

 

ふーん、こんな花なんだ! 5月頃に、実物を見てみよう。

【由来】

 樹皮から鳥黐(とりもち)が取れることから。 鳥や昆虫を捕まえるのに使う粘着性の物質。 パパは『子供の頃、竿(さお)の先にとりもちを塗ってセミを捕まえていたそうだ、が、捕った後が大変だった』ってさ。

逆方向からも見てみよう。

 ◇ 南風台2丁目付近だよ。

◇ 一杯あるね! 食べられる? パパは、小学生の頃に食べたことがあるんだってさ。

◇ 赤い方が熟れているのだろうね。

 

小次郎と赤い実の草木 - モチノキ(黐の木)-

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小次郎と赤い実の草木 - サンシュユ(山茱萸)-

2019-02-06 21:33:29 | 赤い実の草木

今回は、サンシュユ(山茱萸)の赤い実だ。グミに似た赤い実でヤマグミ(山茱萸)とも呼ばれる。春には黄色い花を咲かせ、秋には赤い実を付ける。冬(1月25日)も実がついたままだった。

<2019年1月25日> 

◇ 真冬の1月25日でも赤い実が残ったまま。ウーン、鳥は食べないのかなあ? 時間をさかのぼってみよう。

< 2018年10月29日 - 秋に赤い実 ->

◇ 葉が沢山あるので、赤い実が目立たない。ここは、美咲が丘の遊歩道。ボクが一緒だと木の大きさが分かる。 ズームしてみよう。

◇ うーん、赤い実が見える

◇近よると、結構たくさんある。

◇ 確かにグミに似ている。が、すこし、グミよりは小さいし、味もイマイチ。

< 2018年3月18日 - 春には黄色い花 - >

◇ 桜と同様に、葉が出てくる前に花が咲く。黄色い花は確かに「春黄金花(ハルコガネバナ)」の名前がマッチする。

サンシュユについて勉強しておこう。

【サンシュユ(山茱萸)】
◇ ミズキ科・ミズキ属の落葉小高木。ハルコガネバナ(春黄金花)、アキサンゴ(秋珊瑚)、ヤマグミ(山茱萸)とも呼ばれる。乾燥した果実は、夜間尿を止める作用/強精作用/血糖降下作用/で(生薬の)サンシュユとして使われるという。また、牛乳とサンシュユの枝でヨーグルトが出来るらしいけど、ホントかな?
◇ 原産地:中国・朝鮮半島。日本へは江戸中期に渡来。
◇ 開花期:3月~5月。秋にはグミのような赤い実を付ける。

【名前の由来】

山茱萸の音読みが和名の由来。春に木一面に黄色の花をつけるので「ハルコガネバナ(春黄金花)」、秋のグミに似た赤い実を珊瑚に例えて「アキサンゴ(秋珊瑚)」と呼ばれる。

写真一覧】

◇サンシュユ(山茱萸) 福岡県糸島市 2018年3月18日、2018年10月29日、2019年1月25日
◇クロガネモチ(黒鉄黐) 福岡県糸島市 2017年12月30日、2019年1月14日
◇キノミセンリョウ(黄実千両) 北九州市若松区 高塔山 2017年12月21日、2018年1月3日、2019年1月3日撮影
◇マンリョウ(万両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日、2017年12月21日、2019年1月3日撮影
◇センリョウ(千両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日~12月21日撮影

 小次郎と赤い実の草木 - サンシュユ(山茱萸)-

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小次郎と赤い実の草木 - クロガネモチ(黒鉄黐)-

2019-01-15 20:05:02 | 赤い実の草木

今回は、クロガネモチ(黒鉄黐)だ。実の付き方から千両?とも思ったが、何せ、デカい! 二階建ての住宅より高いし、幹の径は30㎝を越えている。千両は、樹高が0.7m~1mなのでどう考えても違う。 うーん? と、悩んでいると、街路樹の赤い実に似ていることに気づいた。そこには「クロガネモチ(黒鉄黐)」のネームプレート。

◇ ほら、デカいだろう?

◇ 近寄って見た。 うーん、小次郎を入れようとすると………。赤い実がピンぼけになってしまった。ま、ボクが主人公としておく。

◇ 赤い実にズーム。

◇ もっとズーム。 クロガネモチの勉強をしておこう

【クロガネモチ(黒鉄黐)】
◇ モチノキ科・モチノキ属の常緑高木。高さは15mにもなる。「クロガネモチ」が「金持ち」に通じる縁起木として庭木として好まれる地域もある。
◇ 原産地:日本、朝鮮半島、中国南部。
◇ 開花期は5月~6月、結実期は10月~1月
◇ 名前の由来
樹皮から「鳥もち」がとれ、葉が乾くと黒褐色になり、そして若い枝が紫色なのを黒金(くろがね)に例えたといわれる。

◇ ここはJR筑前前原駅の南口。道路が整備されたときに、黒鉄黐の街路樹が植えられた。ネームプレートも設置されていた。

◇ 植樹されたばかりだが、しっかり赤い実も!

◇ ここは、JR美咲が丘駅前のロータリー。ここにもあったよ。短めに剪定されている。

◇ 赤い実がたわわ。

◇ この角度の方が、赤い実が映える。 うーん、ボクは?

◇ ここは、はな咲公園。いままで気づかなかった! この木、10mは越えているような気がする。

◇ ズームしてみると………。確かに黒鉄黐だ。

【写真一覧】

◇クロガネモチ(黒鉄黐) 福岡県糸島市 2017年12月30日、2019年1月14日
◇キノミセンリョウ(黄実千両) 北九州市若松区 高塔山 2017年12月21日、2018年1月3日、2019年1月3日撮影
◇マンリョウ(万両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日、2017年12月21日、2019年1月3日撮影
◇センリョウ(千両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日~12月21日撮影

小次郎と赤い実の草木 - クロガネモチ(黒鉄黐)-

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小次郎と赤い実の草木 - キノミセンリョウ(黄実千両)-

2019-01-08 21:35:15 | 赤い実の草木

今回は、キノミセンリョウ(黄実千両)だ。これ、実が黄色で(赤い実の)センリョウ(千両)の変種という。うん? 赤い実の草木シリーズに“黄色の実”が登場するのか? うーん、ま、細かいことは云わない! 

◇ 2017年12月21日撮影分。 

◇ 2018年1月3日。 うん? ボク(小次郎)の位置づけ? 黄実千両の大きさの把握のためだよ。 黄実千両は高さ50㎝~100㎝だってさ

◇ ボクの流し目が怖いって?! 大丈夫だよ、噛んだりしないよ!

◇ この目だといいかな?

以下は2019年1月3日撮影分

◇ 2017年12月からそんなに大きくなっていない。うん、高さは100㎝止まり。横にも余り広がっていない。

◇ 実の大きさは、5~7㎜程度だ。

◇ 黄色の実と葉に着目しよう。葉は対生で長さ10cm、幅5cmの楕円形。先はとがり、縁は鋭い鋸歯の形状。

【写真一覧】

◇キノミセンリョウ(黄実千両) 北九州市若松区 高塔山 2017年12月21日、2018年1月3日、2019年1月3日撮影
◇マンリョウ(万両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日、2017年12月21日、2019年1月3日撮影
◇センリョウ(千両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日~12月21日撮影

小次郎と赤い実の草木 - キノミセンリョウ(黄実千両)-

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小次郎と赤い実の草木 - マンリョウ(万両)-

2019-01-04 22:24:11 | 赤い実の草木

今回は、マンリョウ(万両)だ。センリョウ(千両)と並び正月の縁起物と重宝される。他に、一両、十両、百両、億両もあるという。実物を一度見てみたいものだ。

◇ 2017年11月6日。 まだ、実は、赤みが少なく目立たない。傍のツワブキの黄色の方がが目立つ。

◇ 角度を変えてみると、これから色づいていく様子が分かる。

年末が迫る12月21日の状況を見てみる。

◇ おー、かなり赤くなっている。正月飾りとしても映える。

◇ 小次郎が参上! ツワブキは終わっている。

◇ ズームイン。うむ、小次郎が目立つ。、

◇ 別な角度から。

◇ 実がたわわに成っている。 

ここで万両について勉強しておく。また、千両との違いも再確認しよう。

【マンリョウ(万両)】
 大きな赤い果実と常緑の濃緑色の葉を観賞する縁起植物
◇ サクラソウ科・ヤブコウジ属
◇ 原産地:日本、朝鮮半島、中国、台湾、インドなど
◇ 開花時期:7月。果実時期:11月中~1月
◇ 由来は、「千両」のように赤い実をつけ千両よりも果実が大きく数も多いことから。

【千両との違い】

◇ 万両:実は葉の下にサクランボ状に垂れ下がってつく。

◇ 千両:葉の上に穂状につく。

次に、2019年1月3日の写真を示す。

< 一両、十両、百両 ……… >

他に、「一両」、「十両」、「百両」、さらに「億両」もあるという。実物を見たことはないが、ネット情報で整理してみた

【一両】
◇ アリドオシ(蟻通し)のこと。由来はトゲが蟻を刺し通すほど鋭いことから。
◇ 「一両」は、語呂合せで「蟻通し」→「有通し」で、「年中お金がある」の意で、お金持ちは『千両、万両、(お金が常に)有通し』と呼ばれた。その時、「蟻通し」は実の数が少ないことから“一両”の別名でも呼ばれた。

【十両と百両】
◇ 十両は、ヤブコウジ(藪柑子)のこと。百両は、カラタチバナ(唐橘)のこと。
◇ 由来は、千両に比較して、背が低く実の数が少ないことから。

【億両】
◇ ミヤマシキミ(深山樒)のこと。実が直径1㎝近くで、万両よりも大きいため億両の呼び名もある。が、あまり定着していないという。

 赤い実が重宝されるが当然花もある。小さいが、可愛く可憐な花だ。ネット情報をまとめてみた。

【写真一覧】

◇マンリョウ(万両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日、2017年12月21日、2019年1月3日撮影
◇センリョウ(千両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日~12月21日撮影

小次郎と赤い実の草木 - マンリョウ(万両)-

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