こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と秋の七草 ー キキョウ(桔梗)-

2023-10-30 10:18:24 | 秋の七草

今回は、キキョウ(桔梗)だ。秋の七草の一つだが、桔梗の開花時期は春から秋まで季節をまたぐ、という。春から秋まで季節の様々な草花と上手に共演する。主張しすぎない姿は大和なでしこを連想するとも言われる。桔梗の花は、蕾が徐々に風船が膨らむように大きくなり、緑から青紫に変わり裂けて星型の花を咲かせます。そのため英語では「balloon flower(風船花)」と呼ばれる。

<2018年6月20日>南風コミュニティセンター(旧 南風公民館)

全景から眺めてみよう

◇ 南風コミュニティセンターの入り口  南風は「みなかぜ」と読む、因みに糸島には「東風」もある。こちらは「はるかぜ」と読む。

外側から桔梗をみると

再び、内側から

◇ ボクはもういいから、花を観賞しなよ!

◇ つぼみ~開花までの状況を見てみよう。①蕾らしき ②膨らんできたがまだ緑色 ③紫色の風船みたい。④裂けて星形の花になった。

◇ 花をよく見てみる。星型をしている。 ちょっとキキョウについて勉強しておこう。

【キキョウ(桔梗)】

◇ キキョウ科キキョウ属の多年草。宿根草 秋の七草の一つ
◇ 原産地:日本、東アジア
◇ 開花時期:6月中旬~9月
   秋の花のイメージだが、実際は6月中旬の梅雨頃から夏を通じて初秋の九月頃までさく。蕾では花びら同士が風船のようにぴたりと繋がり、"balloon flower(風船花)" の英名を持つ。
つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて星型の花を咲かせる
◇ 花の色:紫、白、ピンク 

【名前の由来】
① 中国では漢字の「桔梗」を「キチコウ」と呼ばれていたことに由来。
② 昔の儀式で神に吉凶を占って貰うときに桔梗をお供えした。その時の「吉凶」がそのまま桔梗を「ききょう」と呼ぶようになった、という説もある。
   ※ 因みに自生株は絶滅危惧種

【秋の七草】

ハギ(萩)、ススキ(芒)、クズ(葛)、ナデシコ(撫子)、オミナエシ(女郎花) 、フジバカマ(藤袴)、キキョウ(桔梗)の7種類の植物を指す。

改めて見てみよう

◇ 紫色の風船状の状態。キキョウは、「小さな蕾」 → 「膨らんできたがまだ緑色」 → 「紫色の風船みたい」 → 「裂けて星形の花」と変化していく。 蕾の状態で開けると水が出てくるというが………。確認はしていない。

◇別な角度で見てみる。

<2023年7月25日> ラポール(糸島市男女共同参画センター)

ラポールの玄関の受付の花瓶に活けられていた。うむ、小次郎は出てこない。ここ、いつも季節の花が活けられている。うむ、キンモクセイ(金木犀)もあった。

金木犀はこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-キンモクセイ(金木犀)-

◇ この蕾を開けたら、水が出るのかなあ?

お終い

【写真一覧】

◇ ④キキョウ(桔梗)福岡県糸島市 2018年6月20日撮影
◇ ③ハギ(萩)福岡県糸島市 2018年10月29日撮影
◇ ②フジバカマ(藤袴) 福岡県糸島市 2018年10月19日撮影
◇ ①クズ(葛)福岡県糸島市 2018年9月11日撮影

小次郎と秋の七草 ー キキョウ(桔梗)-

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小次郎と秋の草花-サルビアミクロフィラ-

2023-10-23 18:28:37 | 秋の草花

今回は、サルビアミクロフィアだ。お家のすぐ近くで毎年咲いている。低木性のサルビアで近縁種も含めて“チェリセージ”と呼ばれることも多いという。一度に咲く花は少ないけど、初夏~秋まで咲き続けるので長く楽しめる。うーん、サルビアガラニチカは青紫色だが、こちらは赤やピンクが多いようだ。「サルビア」「セージ」、など、ゴチャゴチャしているね。「サルビアの花(もとまろ)」という歌もある。あとで勉強しておこう。

<2021年11月1日>美咲が丘3丁目

◇ こんな感じ。茎が細いので、広がりやすい。お家の方はヒモで括って歩道にはみ出ないように配慮している。

全体から見ていこう

◇ ここは、スカリユリがあったところだよ。

スカシユリはこちら Link先 → 小次郎とユリ(百合)-スカシユリ(透百合)-

◇ ボク(小次郎)はもういいよ。花を観賞しなよ。

 

ポーチの反対側にも植えている。

◇ この景観もポーチと併せてマッチしているね。造園のプロの設計かな?

ちょっと勉強しておこう

【サルビアミクロフィラ】※ 草花図鑑、他

◇ シソ科サルビア属の小低木。宿根性で、葉に良い香りがありハーブとしても知られる。チェリセージとも呼ばれる。

 ◇ 原産地はメキシコ。日本への渡来時期は不明。

◇ 開花時期は5月~11月。茎から穂状花序(すいじょうかじょ)を伸ばし、唇型の桃紅色の小花を咲かせる。

 【由来】出典:GKZ植物辞典

◇「サルビアミクロフィア」は、属名のSalvia(サルビア)はラテン語の「Salvare(治療)」+Microphylla(小さい葉の」という意味と言われる。

◇「チェリセージ」は、チェリーのような赤い花を咲かせる“セージ”からと言われる。

【サルビアガラニチカ、他】

“サルビア”の冠が付くのがあったね。ちょっと思い出して見よう。

◇場所は南風台7丁目。「サルビアガラニチカ」は、シソ科アキギリ属。日本では「メドセージ」で流通しているが、これは書記に流通業者が間違ってつけたものという。

◇ 場所は美咲が丘4丁目。「サルビアレウカンサ」は、シソ科アキギリ属。現在は「アメジストセージ」、「メキシカンブッシュセージ」の名前で流通している。

メキシカンブッシュセージはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花2-メキシカンブッシュセージ-

◇ 場所は美咲が丘3丁目。「サルビアアズレア」は、シソ科アキギリ属。花の色から「ブルーセージ」と呼ばれる。

◇ 場所は美咲が丘3丁目。「ヤクヨウサルビア」は和名で、「セージ」が一般名称。シソ科アキギリ属。薬用として利用される他、独特中折が肉の臭みを消すのでソーセージにも使われる。

【サルビアとセージは別の花?】

 一言でいえば“同じ花” ※ 家庭画報

【サルビア(来路花)】※ Wikipedia

サルビア(来路花)は、より正確にはサルビア・スプレンデンス (Salvia splendens)で、ブラジル原産のシソ科アキギリ属の1種。俗にサルビアと呼ばれる。標準和名としてはヒゴロモソウ(緋衣草)がある。スカーレットセージ (scarlet sage) とも呼ばれ、ここでのセージはアキギリ属である。

【セージ】※ Wikipedia

セージ(Common Sage)は、シソ科アキギリ属の多年草または常緑低木。別名はヤクヨウサルビア(薬用サルビア)。地中海沿岸原産。 広義には、セージもサルビアもアキギリ属全般を指す。また、アキギリ属を、サルビア属とも呼ぶ。

単にセージという場合は、本種( 英名:Common Sage)のことをさすが、本来、英名のセージ(Sage)は、サルビア属全体のことをさすため、大変多くの種類がある。それらと区別するため、コモン・セージ、あるいは別名ガーデン・セージとも呼ぶ。

ま、専門家じゃないし、厳密に区別しなくても良いかもね。

因みに、パパは、昔の「サルビアの花(もとまろ)」の歌が懐かしいと言っている。1969年といっているから,ボクには大昔だね。ま、付き合ってあげよう

【サルビアの花(歌)】※ ネットより引用

◇ もとまろ(女性3人のフォークグループ)の歌。1969年に発表され、その後多くの歌手にカバーされる

◇ 作詞:相沢靖子 作曲:早川義夫

◇ 歌詞(抜粋)

いつもいいつも おもってた サルビアの花を 貴女のへの中へなげれたくて そして君のべっどにサルビアの赤い花を しきつめて 僕は君を死ぬまで抱きしめていようと

  なのになのに どうして他の人のところへ 僕の愛の方が すてきなのに 泣きながら 君のあとを追いかけて 葉は吹雪舞う道を 協会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ ………。

◇ この歌で歌われているのは「サルビア・スプレンデンス(スカーレットセージ)」だと言われている。写真はネット(123RF)より

改めて見てみよう

<2023年10月9日>同じ場所

お終い

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小次郎と秋の草花-サルビアガラニチカ-

2023-10-16 21:36:42 | 秋の草花

今回はサルビアガラニチカだ。別名「メドセージ」の名で流通しているが、これ、輸入され始めた頃流通業者が間違って名づけてしまった為と言われる(Wikipedia)。春から秋(6月~11月)にかけて長く開花する。ハーブとしても知られ葉に良い香りがある。特徴的な花の形は『濃い青紫の唇の形』と形容される。※カテゴリは、(勝手に)“秋”としている

<2018年5月27日>ふれあい通り(南風台7丁目)

◇ こんな花だ。全景から見ていこう。

◇ ボク(小次郎)が入るのはここまで

◇ サルビアガラニチカの横にあるのはガウラ(ハクチョウソウ(白蝶草))だ。こちらも、5月~11月と長く咲く花だ。

<2016年11月28日> ※(年は違うが)11月末でもキレイに咲いている。

◇ 花の形は、確かに“唇(くちびる)”に似ているね。ちょっと勉強しておこう

【サルビア・ガラニチカ】
◇ シソ科アキギリ属の宿恨多年草。
日本では「メドーセージ」の名で流通しているが、これは初期に流通業者が間違って名づけてしまったと言われている。
◇ 南米原産。耐寒性のあるハーブ。渡来時期は(ネットでは)分からず。
  ※ ハーブ:料理の香り付けや保存料、薬、香料、防虫などに利用したり、香りに鎮静・興奮などの作用がある有用植物、等を指す。
◇ 花は、初夏~晩秋に、3~5㎝の濃い青紫色の唇の形をした花を咲かせる。

◇ 名前は原産地の一つのパラグアイの先住民の名前(ガラニ族)に由来とのこと。

改めて見てみよう。

<2021年9月22日)美咲が丘2丁目

<2023年10月14日>南風コミュニティセンター

ズームインして、花を眺めてみよう

横から

正面から

◇ うむ、唇を大きく開けているようにも見えるね。

お終い

 

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小次郎と夏の草花 ー ガウラ ハクチョウソウ(白蝶草)-

2023-10-09 22:40:06 | 夏の草花

 今回はガウラだ。和名はヤマモモソウ(山桃草)、また、ハクチョウソウ(白蝶草)としても知られる。5月~11月と長く楽しめる。一つの花は短命で3日程で散るらしいが次々と途切れることなく咲き続ける。穂状に咲く小花が風に揺れる様は、“白い蝶が群れて飛んでいる”と形容され、爽やかな風情が感じられるね。ボク(小次郎)は好きだよ! もっとも、「ハクチョウソウ」と聞いた時、なんで「ハクチョウ(白鳥)」? と、思ってしまった。“蝶”なんだね。

<2018年~2020年 5月27~9月3日 美咲が丘

【2018年5月27日】ふれあい通り

◇ ふれあい通りの街路樹の間のガウラ

◇ 道路を通過する車の風で揺れ舞うのが綺麗。“白蝶草”はまさにピッタリ。

【2018年6月10日】みず咲公園へ続く遊歩道

◇ ボクは、白蝶草には興味はないので雑草の間をクンクンして他のワンちゃんの匂いを嗅いでいるんだ! パパは、白蝶草を鑑賞しなよ!

◇ ん? 呼んだ!? そうだよ。キミ(小次郎)とのコラボも必要なんだ!

◇ うん、これがいい!

◇ ガウラに近づくとキミは、耳だけになってしまった。ごめんね。

◇ 確かに、長い小枝の先に小さな花が咲いている。

◇雑草野間だから一本だけ伸びている。

ガウラについて勉強しておこう

【ガウラ】

◇ アカバナ科ヤマモモソウ属(ガウラ属)

  和名はヤマモモソウ(山桃草)。別名はハクチョウソウ(白蝶草)

◇ 原産地:北アメリカ。明治の日頃に渡来。

◇ 開花時期:5月~11月ととても長い。花弁は4枚で長い雄しべが目立つ。色は、赤、ピンク、白、複色。

【由来】

◇「ガウラ(Gaura)」は、ギリシャ語で「華麗な/堂々とした」の意味。

◇「ハクチョウソウ(白蝶草)」は、細い花茎の先に咲く花が蝶が舞っているように見えることから

◇「ヤマモモソウ(山桃草)」は、花の色(淡桃色)に由来すると言われる

改めて見てみよう

【2018年8月10日】3丁目のボク(小次郎)のお友達の家 ここは柴犬がいるんだよ。

◇ 駐車場をお借りしてパシャ。

◇ ガウラの背が高いので、縦に撮影 近寄って見よう。

◇ 立派だね。沢山の蝶が舞っているようだ。

【2018年9月3日】お友達の家(その2)

◇ ワー、すごい、以前より増えている感じ画する。

◇ 確かに「花弁は4枚で長い雄しべが目立つ」。花弁は対称じゃないんだね。

【2020年6月10日】1丁目の(パパの)お友達のお家。ここはワンちゃんはいない。

◇ 駐車場沿いの2段ブロックのところに整然と植えている。これも、見事なんだね。

◇ 6月だけど、だいぶ咲いているんだな。花に近づいてみよう

◇ 一つ一つの花の寿命は短いので、つぼみ、見頃、萎んだものが一緒になるのは、ま、仕方がない。

【おまけ】2017年6月12日 奈良・菖蒲池

奈良に住む、親戚の方から写真を頂いたので取り上げておく。

◇ 菖蒲池(あやめいけ)は、奈良県奈良市の近鉄菖蒲池駅の近く。「菖蒲池」と「蛙股池(かえるまたいけ)」がある。

お終い

 

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小次郎と秋の草花-こんなところに!” センニチコウ(千日紅)その2-

2023-10-02 01:11:05 | 秋の草花

今回は、センニチコウ(千日紅)がこんな所に。千日紅は既に取り上げているが、思いがけないところに咲いていたので取り上げる。千日紅は、ヒユ科の春蒔き一年草。暑さと乾燥に強く、日本の夏に適している。花と思っている部分は苞(ほう)で、真の花はとても小さい。由来は、百日咲き続けると言われる百日紅(サルスベリ)よりも花期が長いことから、百よりも長い “千”から取っていると言われる。

<2023年9月27日> 美咲が丘三丁目

全体像から眺めていこう。

◇ 側溝のコンクリートの蓋と縁のわずかな隙間に咲いている。すごいね!

花をよく見ていこう。 その前に以前取り上げたものを示そう

以前①はこちら Link先 →  小次郎と秋の草花2 -センニチコウ(千日紅)-

以前②はこちら Link先 → 小次郎と秋の草花2 ーこんなところに! センニチコウ(千日紅)-

◇ 真の花はとても小さい

◇ 開きかけ? 千日紅を勉強しておこう

【センニチコウ(千日紅)】

◇ ヒユ科センニチコウ属の多年草。暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、長期間咲き続ける。

  ※ 今年の猛暑で、ホンのわずかは隙間で咲いてる。すごい生命力!

◇ ピンク、白の花を咲かせる「センニチコウ」と、黄色や赤色の花を咲かせる「キバナセンニチコウ」の二種類がある。

◇ 熱帯アメリカ原産。17世紀(江戸時代初期)に渡来。

◇ 花期は5月~11月。

【名前の由来】

咲き始めの夏から秋迄の2~3ヶ月この紅色が色落ちしないで残るという事で「千日紅(せんにちこう)」。なお「千日草」とも。

改めて全体からみてみよう

◇ 上から撮ってみた。

【百日紅】

これ、「ひゃくにちこう」とは読まない。そう、百日紅(サルスベリ)だ。サルスベリ(百日紅)は、ミソハギ科の落葉樹。由来はサルが滑り落ちるほど樹皮が滑らかから。また、花が咲く期間がながいことから「百日紅」と書かれる。

◇ 庭の白のサルスベリ(百日紅)

百日紅はこちら Link先 → 小次郎とサルスベリ(百日紅)-2014年と2017年-

【十日紅】

これは花の名前ではない。“花無十日紅”と言う言葉がある。「花が咲いているのはせいぜい10日ぐらい、人気というものは本当に葉かないものだ」という権力の虚しさを意味する。※ 細川元首相が、熊本県知事時代に三選不出馬の神鏡を聞かれ「花に十日の紅なし」と心境を語ったと言われる。

 「花無十日紅」の続きは「権不十年久」と続く。意味は「幾らきれいに咲いた花でも十日もすれば色褪せてしまう。それと同じように幾ら権力を誇った者でも10年続いた例はない」という意味です。うむ、「奢る平家久しからず」と似ているね。

お終い

 

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