こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と春の草花 ージンチョウゲ(沈丁花)ー

2024-02-24 21:21:20 | 春の草花

今回は、ジンチョウゲ(沈丁花)だ。“春の訪れを香りとともに届ける”として知られるジンチョウゲ。2月中旬から咲き始め3月初旬には満開を迎える。雌株だと赤い実を付けるそうだがこの実は有毒という。花で雌雄を区別するのは難しいらしい。また、日本にある木はほとんどが雄株で実を付けないので挿し木で増やすという。うーむ、赤い実を見てみたいものだねえ。

<2024年2月20日> 自宅庭

◇ まだ、咲き始めだね。しばらく楽しめそう

◇ 枝毎に、開花状況が異なる。 ジンチョウゲの勉強をしておこう

【ジンチョウゲ(沈丁花)】
◇ ジンチョウゲ科・ジンチョウゲ属の多年草。漢名:瑞香(ずいこう)、別名:輪丁花(りんちょうげ)
◇ 原産地:中国南部 日本へは室町時代に渡来。※ 渡来時は根を利用する「薬用植物」だった。
◇ 開花期:2月末~3月末
◇ 増やし方:日本にある木はほとんどが雄株で実を付けないので挿し木で増やす。※ 雌株は赤く丸い実をつけるが有毒。

【名前の由来】
 香りが香木の「沈香」の香りに似て、葉の形が「丁子」という植物に似ている事から。因みに、沈香(じんこう)は心地良い芳香を持つ木材で、他に、白檀(びゃくだん)、伽羅(きゃら)が有名。また、丁子(ちょうじ)
フトモモ科の常緑高木。

◇ 花についてもう少し勉強しておこう。

◇ 花びらに見える部分はガク(萼)。中央の黄色が雄しべ。 雌株だと赤い実がつく。雌株は7月頃に赤い実を付ける。 赤い実の実物を見てみたいもの。

◇ 雌株は日本には殆どないという。我が家のは雄株。因みに、花で雌雄を区別するのは難しいらしい。 

【庭木 三香木】
① 春のジンチョウゲ(沈丁花)、

② 夏のクチナシ(山梔子)、

クチナシはこちら Link先 → 小次郎と夏の草花-クチナシ(梔子)-

③ 秋のキンモクセイ(金木犀)

キンモクセイはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-キンモクセイ(金木犀)-

と合わせ庭木三香木と呼ばれる。

以前も見ておこう。

<2019年2月24日>

◇2019年は2月末でも結構咲いている。

◇ まだ、蕾とごちゃ混ぜのところもある。

◇ 10年前に2株頂いたものの一つ。ずいぶんデカくなった。因みに、1本は2015年の夏に突然枯れてしまった。

◇「いい香りが漂って……」ボクは嗅覚が鋭いので遠くからでもわかるよ!(小次郎談) 

ズームインしていこう。

◇ボクのほうが目立つなあ! 花に着目していいよ!

◇ 小さな花沢山集まって、球形になっている。  

< 2018年3月6日 >

3月上旬が満開。 2018年の様子を紹介する。小次郎は、この辺りを散策するのが好き。香りがいいのだろう。

◇ まだ、蕾のものもあった。

【写真一覧】

◇ ジンチョウゲ(沈丁花) 福岡県糸島市 2024年2月20日、2019年2月24日、2018年3月6日

 小次郎と春の草花 ージンチョウゲ(沈丁花)ー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎とツクシ-空き区画にもツクシが!!-

2024-02-16 14:26:23 | 春の風物

今回は、ツクシ(土筆)だ。早春に田んぼや土手などに“顔を出す!”ツクシは春を感じますよね。ツクシは、正しくは『スギナ(杉菜)の胞子茎(ほうしけい)』。スギナ(杉菜)は、トクサ(木賊)科・トクサ属の植物で、浅い地下に地下茎を伸ばし、よく繁茂する。根が深く、防除が難しく、「地獄草」の別名を持つ。ツクシの後に、スギナが伸びてくる。漢字の「土筆」は、その姿形が「筆に似ている」ことから当てられたらしい。

<2024年2月13日> 美咲が丘3丁目

◇小次郎がクンクンしている。全景から見てみよう。

ここは、空き区画。毎年、顔を出すけど、いつも、ボクがいつもクンクンして教えてあげるんだよ。

3日後の、2/16には、一気に! うむ、「ニョキ,ニョキ」という言葉がピッタリ!。

◇ オー、すごい!

以下は、以前だよ。

<2021年2月11日>

◇ ボクの足元にツクシが顔を出しているよ! 分かるかな?  まずは、遠景で場所を見てみる。

◇ ここは、美咲が丘3丁目の空き区画。うーん、こんな所に? とも思うよね。ズームインしていこう

◇ 左の白と茶色は、ボク(小次郎)の毛だよ。

◇ 数は、未だ少ない。

【地元の人はツクシの卵とじ!】
昨年、2/20日の地元の二人のご婦人方と散歩中に会ったときの会話を紹介しよう。
◇ 二人:多久川沿いを「今年はまだないねえ!」と探している。
◇ パパ:ツクシですか? ここは今年は、まだのようですね! 田んぼ沿いには少しありましたよ。と(場所を)教えてあげる。
  (翌日、散歩中に荻浦神社近くで一人の方とばったり会う!)
◇ 一人:昨日はありがとうございました。おかげで家族分程度は捕れて、ツクシ卵とじを食べる事が出来ました。毎年の行事なんで……。
◇ パパ:それは良かった。
    ※ ツクシはおひたしと卵とじが美味しいらしい!

以下は、昨年以前の様子!

------

こんなところにもツクシ! 住宅の空き区画にもツクシがあったよ。ここもボク(小次郎)がクンクンして教えてあげたんだ!

<2020年2月1日>

今年(2020年)は暖冬のせいか? ツクシも例年より1ヶ月も早く顔を出していたよ!

◇2月1日の様子だから………、1月末は、既に、顔を出していたのかも知れない。

場所は、いつもと同じ。

-----

◇ 「ほら、ツクシが顔を出しているでしょ」と、ママに教えてあげているんだよ! 「ホント、よく見つけたね、小次郎くん!」の会話。

※ ツクシは「芽を出す」より「顔を出す」が情景にマッチする。

※ ここは毎年ツクシが顔を出している。時期は2月末頃。 

<2018年2月27日>

◇ ボクのりりしい顔の方がめだつので、ツクシに目印の枠をつけておく!

◇ 左の白いのは、ボクの胸毛だよ。

◇ ツクシにズームイン。

<2016年3月1日(同じ場所)>

◇足元のツクシ、分かるかな?  少し、ズームインしてみる。

◇ 後ろ足と比較してみて欲しい。

 ところで、ツクシって? 勉強しておこう。

では、スギナって?

【スギナ(杉菜)】
◇ トクサ(木賊)科・トクサ属の植物
◇ 浅い地下に地下茎を伸ばし、よく繁茂する。
◇ 根が深く、防除が難しい。「地獄草」の別名を持つ。
◇ ツクシの後に、スギナが伸びてくる。
  

【ツクシの語源(諸説あり)】
① ツクシはスギナにくっついて出る様から「付く子」
② 袴の所で、ついでいる様に見える様から「継く子」
③ 船に水路を知らせる杭の澪標(みおつくし)の「つくし」から
④ 土を突いて地表に出るから「突く子」、 等
 

 ※ 漢字の “土筆”は、その姿形が「筆に似ている」ことからあてられた。

他の空き区画にもあった。

◇ ツクシがあった空き区画は、今のところは二つだけ。 ズームインしてみよう。

◇ 雑草に埋もれて目立たない。 さらに、ズームイン。

◇ 左の黒いのは、ボクの毛だ!

【写真一覧】

◇住宅街の空き区画にもツクシ 福岡県糸島市 2019年2月24日、2018年2月27日
◇ボク(小次郎)がツクシを見つけたよ。福岡県糸島市 2019年2月2日

ボク(小次郎)がツクシを見つけたよ!

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎と秋の草花-ヒイラギナンテン(柊南天)-

2024-02-10 15:29:04 | 秋の草花

今回は、ヒイラギナンテン(柊南天)。メギ科メギ属の常緑低木。属名に由来する「ベルベリン」を多く含むため薬として使われたきたという。メギ(目木)の名前も枝葉の煎汁(せんじゅう)を眼病の治療に用いたことによるという。名前は、葉にヒイラギ(柊)のようにトゲがあり、実がナンテンに似ていることからという。開花時期は3月~4月で“春の花” だが……。咲いていたのは11月中旬なので、ここでは秋の花tとしておく。咲く時期を間違えたのかな?

<2023年11月12日>美咲が丘3丁目

◇ こんな感じで咲いている。全体像から見ていこう

◇庭木として人気だそうだが、花はあまり目立たない。

◇黄色の花が見えるけど、葉の方がめだつね。

◇葉はヒイラギに似て「縁にトゲ」と言うけど、これはあまり鋭くないねえ?

◇花は長い花穂(かすい)に黄色の花が多数付く。

◇花弁は6枚だが、9枚の萼片も黄色なため、全体が花弁のように見えるという。

ヒイラギナンテンの開花期は春(3月~4月)だが、ここは11月(秋)に咲いている。うむ、咲く時期を間違えたのかな? 同様な例に「スカシユリ(透百合)」もあったなあ! 思い出して見よう。

スカシユリはこちら Link先 → 小次郎とユリ(百合)-スカシユリ(透百合)-

ここで、ヒイラギナンテンの勉強をしておく。

【ヒイラギナンテン(柊南天)】※Wikipedia、他

◇メギ科メギ属の常緑低木。別名にトウナンテン(唐南天)がある。属名の「メギ」の和名は「目木」の意味で、葉や樹枝の煮汁を洗眼に用いたためとされる。庭木としても人気。

◇原産地は、中国南部、台湾、ヒマラヤ。渡来は17世紀末の江戸時代と言われる。

◇開花時期は3月~4月。春先に総状花序に沢山の黄色の花をつける。花弁は6枚だが、9枚の萼片も黄色なので全体が花弁のように見える。

 ※ 咲いていたのは11月中旬。うーん、この株は咲く時期を間違えたのかな?

◇実は、液果で、秋に青紫色に熟す。

【由来】

(トゲのある)葉が ヒイラギ(柊) に似て、実が ナンテン(南天)に似ているのが名前の由来だが、花はナンテンに似ず、また色も黄色である。

実が南天に似ているというので、ネットから「花」「葉」「実」を引用してみてみる。

◇葉は、本来、かなりトゲがあるようだ

◇実は青紫色の液果で長さ5㎜程度たまご型。小さいね。

ナンテン(南天)を思い出して見よう。

南天はこちら Link先 → 小次郎と赤い実の草木-ナンテン(南天)-

改めて、ヒイラギナンテンを見てみよう。

お終い

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎と雪-雪じゃ!2024年-

2024-02-02 23:10:57 | 雪じゃ

今日は2024年1月23日。福岡地方では、一番寒い時期は1月下旬~2月中旬だと思う。でも、今年は、暖冬気味で、1月15日の週は最高気温が15℃と暖かかった。が、翌週は一転、(天気予報通り)寒波が到来! 1月23日の夕方4時過ぎには「糸島市に大雪警報」も発令された。その時の様子を紹介する。

【2024年1月23日 17時23分】自宅の庭

◇ おーい、小次郎、雪が降りだしたぞ!

◇急に雪が降り出し、小次郎の背中にも、アッという間に! 因みに、赤い萎れた花は「ダイヤモンドリリー」

ダイヤモンドリリーはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-ダイヤモンドリリー(ネリネ)-

◇数分で2㎝程度の積雪。うむ、「大雪警報」と言えるかな?

◇ この雪は、何というのだろう? そういえば、『津軽には “七つの雪” が降る』とかいうよね!? ネットで調べてみよう

【津軽の七つの雪】※ネットから引用

青森気象台には、冬になると「津軽の七つの雪ってどんな雪ですか?」との問合せがあるという。太宰治の小説「津軽」の冒頭には「津軽の雪 こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪ざらめ雪 こほり雪」と書かれており、新沼謙治の「津軽恋女」の歌詞にも使われている。が、どのような雪なのかは一切説明されていない。

【小説:津軽(太宰治)】

 昭和19年、太宰治が故郷の津軽を旅をする紀行文。 前半は学生時代の友人と津軽半島の東海岸を龍飛まで北上してから同じ道を南下、そして生家である金木へ。 後半は一人旅となり五所川原、木造、深浦、鯵ヶ沢を通って最後に小泊で乳母の「たけ」と出会うまで。

【歌:津軽恋女(つがるこいおんな)(新沼謙治)】

◇1987年に発売された新沼謙治の代表作の一つ

◇作詞:久仁京介、作曲:大倉百人 歌:新沼謙治

◇サビは太宰治の小説「津軽」の冒頭からヒントを得て「津軽には七つの雪が降る」との歌詞から「こな雪・つぶ雪・わた雪・ざらめ雪・みず雪・かた雪・(春待つ)氷雪」で締めくくっている。

【東奥年鑑】

 実は、七つの雪は“東奥年鑑(1941年)”からの出典。青森県の新聞社(東奥(とうおう)日報社)から刊行されており、その中に、「雪ノ種類」「風ノ種類」「地震ノ種類」が掲載されている。この「雪ノ種類」の項を太宰治は引用している。

◇「積雪ノ種類ノ名称」

①こなゆき:湿気ノ少ナイ軽イ雪デ息ヲ吹キカケルト粒子ガ容易ニ飛散スル

②ふぶゆき:粒状ノ雪(霰ヲ含ム)ノ積モツタモノ

③わたゆき:根雪初頭及ビ最盛期ノ表層ニ最モ普通ニ見ラレル綿状ノ積雪デ余リ硬クナイモノ

④みづゆき:水分ノ多イ雪ガ積ツタモノ又ハ日射暖気ノ為積雪ガ水分ヲ多ク含ム様ニナツタモノ

⑤かたゆき:積雪ガ種々ノ原因ノ下ニ硬クナツタモノデ根雪最盛期以後下層ニ普通ニ見ラレルモノ

⑥ざらめゆき:雪粒子ガ再結晶ヲ繰返シ肉眼デ認メラレル程度ニナツタモノ

⑦こほりゆき:みずゆき、ざらめゆきガ氷結シテ硬クナリ氷ニ近イ状態ニナツタモノ

◇「降雪ノ種類ノ名称」

①こなゆき、②つぶゆき、③わたゆき、④みづゆき

 即ち、七つの雪とは降り積もった雪(積雪)を指し、降る雪ではないこととなる。因みに、決めたのは、昭和15年頃に東北地方の気象台と測候所が協議して定めたものという。

うむ、庭に積もった雪は「みづゆき」と勝手に解釈しよう。

改めて、庭の雪を眺めてみよう。

◇小次郎は雪を楽しんでいる。

◇ 早春に咲くジンチョウゲ(沈丁花)にも雪が積もっている。甘い香りを放ち春と訪れると言われる。間もなく、開花するようだ。

◇ よく見ると、白い花の中に赤い花も見える。株は一つなので「枝変わり」かもしれない。

◇ 白の株に数個の赤い花! 開花したら改めて紹介しよう。

お終い

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする