こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と果物-ムベ(郁子)-

2023-02-24 22:55:21 | 果物・果実

今回は、ムベ(郁子)。ん? アケビと違うの? うむ、同じアケビ科だけど……。アケビとムベの大きな違いは『アケビ落葉性で果実は熟すと裂開する』、一方『ムベ常緑性果実が裂開しない』点という。

主に盆栽や日陰棚にしたてることが多い。伝統的に果樹として重んじられ宮中に献上する習慣もある。 アケビと比較して果実がやや小さいが果肉は甘い。現在でも、皇室のほか、天智天皇を祭る近江神宮、靖国神社に献上しているという。茎や根は野木瓜(やもっか)という生薬で利尿剤となるらしい。

<2022年9月23日> 若松 高塔山

◇ 小次郎クン、どこに、ムベがあるかな? わかんない?

◇ ムベの実は楕円形。アケビは長楕円形で似ている。

【花】開花期は4月~5月

うーん、花の写真は撮り忘れたので、ネット(Wikipedia、他)から引用する。

【花】

花期は春(4~5月)、雌雄同株、雄花と雌花が付く。雄花と雌花は似ていて区別しづらいという。

改めて全体から見てみよう。「アケビだけでなく、ムベもあるよ!」とのことで、探しに行った。

【果実】果実期は9月~10月

9月23日だから、実があるよね。どこだ?

◇ 小次郎クン、そっちじゃなくて、アケビのあるところらしいよ。

◇ ちょっと行き過ぎ、そこは、アケビのところ。

うーん、以前の写真で場所を区別しておく

◇ 7月23日の状態。この時は、ムベ(常緑)もアケビ(落葉)も、まだ、青々としている。

と言うことで、

◇ その付近だよ。

◇ もうちょい先。

◇キミの頭の上の方だよ。

ん? 分かんなかった? ウベの実に着目しよう。

◇ オッ、これだ。

◇ こっちもある。アケビより小ぶりだね。 ムベの勉強をしておこう。

【ムベ(郁子)】※ 引用は、Wikipedia、他

◇ アケビ科ムベ属の蔓性常緑木本である。常緑なので、別名「トキワアケビ(常盤木通)」ともいう。漢字では「郁子」と書く。暖地の山地や山野、海岸近くに自生する。

◇ 原産地は、日本、中国、朝鮮半島などの東アジア

 ◇ 開花時期は4月~5月、雌雄同株で雄花と雌花が付くが、雄花の花序と雌花の花序がある。花弁のように見えるものは顎。

 ※雄花と雌花は似ていて区別しづらい!

 ◇ 果期は9~10月。果実は6㎝ほどの楕円形で暗紅紫色に熟す。同じ科ののアケビに似ているが果皮はアケビに比べると薄く柔らかく、熟しても縦に裂ける事はない。

【産地と価格】

◇ 滋賀県、京都府、兵庫県位、などで生産されている

◇ 価格は「鹿児島県産 ムベ 5~6個入り ¥1,730円」があった。アケビ同様に、ちと高い!

【由来】

◇「ムベ」は、(伝説によれば)天智天皇が、蒲生野(滋賀県近江八幡)へ狩猟に訪れた際に、8人の男子をもつ長命な老夫婦に出会い、長寿の秘訣を尋ねた。 その老夫婦が「これを食べているからです。」と手渡したムべを食べ、「むべなるかな」=「もっともだ」とおっしゃったことが由来とされ。それ以来、朝廷に毎年献上されるようになった。

◇「郁子」は、「郁」は香気があるさま、かんばしいの意味、「子」は種子の実の意で、たたえて美称したもので、和語として「むべ」と読む。

◇「野木瓜」は、茎や根が「野木瓜(やもっか)」という生薬となる。

【アケビとムベ】

◇ 並べて比較すると、花は大きく違うが、実は(裂けること以外は)似ているね

おまけ(用語)

【むべなるかな(宜なるかな)】

 意味は「いかにもそのとおりだなあ」。デジタル大辞泉によれば、『「むべ」または「うべ」)は、肯定する気持ちを表し、「なる」は断定、「かな」は詠嘆を表すので「そのとおりだなあ」という意味の言い回しとなる』

お終い

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎と果物-アケビ(木通)-

2023-02-17 23:01:51 | 果物・果実

今回は、アケビ(木通)。昔から日本人に親しまれてきた秋の果物。パパはボク(小次郎に)に『パパが小さい頃は、秋の野山に沢山あって食べていたんだよ。美味しいよ!』と言っている。なお、熟して割れて中の果肉が見えるとすぐに野鳥や猿などに食べられちゃうので、割れる前に採取して家に持ち帰り、お家で“おがくず”などを使って熟していたよ! と懐かしんでいる。

<2021年4月17日> 若松 高塔山

【花】開花期は4月~5月

◇ 花が咲いているけど、分かるかな? ボクの顔の前にもあるんだけど………。

◇ 分かんない?!

◇ これでどうだ! うーん、ネット(Wikipedia)から引用する。

アケビの花の勉強をしておこう(Wikipediaの抜粋)

【花】

花期は春(4~5月)、雌雄同株、雌雄異花。春先に新芽に長い花序が垂れ下がり柄の基部に1~3個の濃紫色の大きな雌花、柄の先端に多くの淡紫色で小さな雄花がつく。

雌花は、暗紫色の萼片が3枚つき花弁はなく、バナナの果実のような3 - 9本の雌しべが放射状につく。雄しべの柱頭に甘味を持った液体があり、花粉がここについて授粉する。

雄花は、中央部に雄しべがミカンの房状につく。

改めて、全体から見ておこう

◇ アケビは「蔓性の低木」なので高さは低い。また、蔓性なので、蔓を絡ませるのが必要になる。

◇ “紫色の花”が沢山見えるだろう? わかんない? ※ パイプは、蔓を絡ませるためのもの

◇ 〇印で示そう。

◇ うーん、花は鑑賞には向かないかもね。

【果実】果実期は9月~10月

◇ 小次郎クン! アケビの実は分かんない? ま、まだ青いしおいしそうなニオイはしないよね。

◇ 「実」も、まだ、緑色だから………。探してみてね。

◇ 分かったかな? 

熟すと鳥や猿などに食べられるので、熟した写真はネットから引用しよう。

◇ こんな感じになる(Wikipediaより)

アケビについて勉強しておく

【アケビ(木通)】

◇ アケビ科アケビ属の蔓性落葉低木である。ま、アケビ属の総称でもある。山野に生え、茎はつるになって他の樹木などに絡みついて生長する。果実は甘く秋の味覚を代表する。漢字は「木通」「通草」「山女」「𡚴」「丁翁」と書く

◇ 原産地は、日本、中国、朝鮮半島などの東アジア

◇ 開花時期は4月~月、雌雄異花なので、雌雄濃紫色の大きな雌花と淡紫色で小さな雄花が別々に咲く

◇ 果期は9~10月。果実は「液果」で6㎝ほどの長楕円形で淡灰紫色や黄褐色。果肉は甘くて美味しい。

【産地と価格】

◇ 1位:山形県(94.7%)、2位:秋田県(5.3%)。この2県でほぼ100%

◇ 価格は、山形県産 木通(あけび)5~7個入り 1,500円 

【由来】

◇「あけび」は、秋に楕円形の果実がつき、熟すと縦に割れて白くて甘い果肉と黒い種子を覗かせる様子から、「 開( あ ) け 実( び )」の意味で名付けられた。

◇「木通」は、蔓(つる)を切って吹くと空気が通ることから。「道草」も同様の意味で、蔓を「草」と表現したもの。

◇「山女(やまめ)」は、山女の2字を縦に書いた「妛」という字で、「あけび」と読む国字だった。これは滋賀県の通称地名が由来。

お終い

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎と冬の草花 3 ー フキ(蕗)とフキノトウ(蕗の薹) ー

2023-02-10 15:06:47 | 冬の草花

今回は、フキ(蕗)とフキノトウ(蕗の薹)だ。1月20日~24日は、七十二候の「款冬華(ふきのはなさく)」。雪解けを待たずに顔をだすので“春の使者”と言われる。2月10日は「ふきのとうの日」。「ふ(2)きのとう(10)」と読む語呂合わせだが、季節感にあってもいると思う。

◇ 蕗の花とボクのコラボ。2020年2月2日撮影。

1月20日頃から立春(2月4日頃)は、二十四節気の「大寒(だいかん)」で、一年でもっとも寒い時期だそうだ。因みに、2018年は、寒くて大きな氷柱(つらら)が出来たよ! 

2018年のつらら(氷柱)はこちら → Link先:小次郎とつらら(氷柱)2018年1月25日

【フキ(蕗)】

◇ キク科フキ属の多年草。葉柄や葉を食用とする。蕾は「ふきのとう」として天ぷら、煮物、味噌汁に使われる。

◇ 原産地:日本。野山、川岸、道端などに自生。

◇ 草丈は、開花時は5~10㎝。 なお、結実時は80㎝になるものもある。

◇ 開花は、1~5月。

◇ 由来は、冬に黄色の花を咲かせることから「冬黄(ふゆき)」→「ふき」になった。

蕗の花を見てみよう

<2020年2月2日> 若松高塔山

◇ ちょっとわかりにくいね。近づいてみよう。因みに、丸っこい葉はみな「フキの葉」だよ!

◇ おー、あった。

◇ こんな花なんだ。

フキノトウ(蕗の薹)を探してみよう

◇ フキの葉が目立つので、蕾(=フキノトウ)は、見つけにくい。

◇ちょっと、上から見てみる。が、やはり、葉に隠れて分かり難い。

◇ オー、確かに、蕾=ふきのとう(蕗の薹)と言える。 採取してみた。

◇ うむ、ふきのとう、そのものだ。天ぷらにすると美味しそう。

【フキノトウ(蕗の薹)】

「蕗の薹」は春に咲くフキ(蕗)のつぼみ。雪解けをまたずに顔を出す春の使者で、春に最も早く食べる事が出来る山菜。冬眠から目覚めた熊が最初に口にするのもこの蕗の薹と言われる。(ネットより引用)を見てみよう

◇ イメージにピッタリの写真だね(ネットより引用)

独自の香りとほろ苦さが冬の間におとろえた体を目覚めさせてくれる。また、咳止め・咳痰・健胃などの薬効も知られている。

◇ 蕾と花を並べて見てみよう。

------

以下は、以前、紹介のものだ。

<2018年3月17日>

◇ 中央の固まりの白いのが「蕗の花」。ふーん!

◇ だいぶ伸びているね。ま、もう3月だしね。

◇ これが「フキ(蕗)の花」なんだ!

ん?、小次郎が出てこないぞ! うむ、蕗の薹がある場所は、マンサク(満作)、ハンゲショウ(半夏生)、キノミセンリョウ(黄実千両)があったところなので。その時の写真を使って、蕗の薹の場所を示そう。

小次郎と冬の草花 3 ー フキノトウ(蕗の薹) ー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎と秋の草花-ベゴニアー

2023-02-03 17:52:45 | 秋の草花

今回はベゴニアだ。ん、秋の花? 真夏を除き一年中咲くが、撮影は10月なので秋の花としておく。交配種は15,000種を超え世界中で見られる。共通するのは「葉の形が左右非対称」「花は雌雄別で、雄花は4枚、雌花は5枚の花びらを持つ」という。名前の由来はフランス人のミシェル・ベゴンに由来する。

<2018年10月26日> 北九州市若松 高塔山

◇ こんな花なんだ。 全景から改めて見てみよう

◇ ここ、側溝の蓋だけど……、底が抜けないかな?

◇ うむ、ベゴニアとのツーショット。

◇ ベゴニアは、葉にも特徴があるらしい。 ちょっと勉強をしておこう

【ベゴニア】

◇ シュウカイドウ科ベゴニア属に属する植物の総称。

◇ 原産地はブラジルとも言われる。日本へは17世紀頃、中国南部原産のものが渡来したと言われる。現在では、各地で半野生化している。

◇ 茎の形状がから3つに大別。※画像はネットから

◇ 球根性ベゴニア

  茎が太った塊茎をもつタイプ

◇ 木立性ベゴニア

  茎が立ち上がるように​伸び、地中に球根や多肉質の茎(根茎)をもたない。

◇ 根茎性ベゴニア

  根茎がワサビの茎のように太く、地下や地表面を這うように伸びるタイプ。

◇ 開花期は9月中旬~6月下旬。※ 真夏を除き、一年中咲く。

◇ 雄花と雌花の特徴

◇ 雌花は、花の付け根に子房があり、2枚の萼(がく)と3枚の花弁の計5枚。雄花は、大きな2枚の萼(がく)と小さな2枚花弁の計4枚。葉は、左右非対称らしいが、若松のは、ほぼ対象のようにも見える。

【由来】

◇ ベゴニアの名は、フランス人のミシェル・ベゴンに由来する。

◇ ベゴンはフランス領アンティル諸島の総督。ん? 植物学者ではないようだ。

改めて、見てみよう。ボクが案内するね。

<2021年3月15日> 鉢植えもあるよ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする