こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と春の草花-ビジョザクラ(美女桜)-

2022-06-24 10:34:54 | 春の草花

今回は、ビジョザクラ(美女桜)だ。学名は「バーベナ」らしいが、美女桜の方が個人的には好きだねえ、小次郎クン? ん? ボク、どっちでもいいよ。でも、ボク(小次郎も)も、個々の花は小さくてかわいいし、密にまとまって咲いているのもキレイだと思うよ。

<2022年5月7日> 美咲が丘

◇ どれが美女桜? ここ、毎年、たくさん春の花を植えているお家。ちょっと全景から、美女桜にズームインしていこう。

◇ たくさんさいているねえ! 美女桜は、ブロックレンガよりちょっと高いところのピンクの花だよ。

◇ ボクが中心だと、花がよく分かんないって? 分かったよ!

◇ これが美女桜だよ。

◇ こんな感じで咲いている。匍匐(ほふく)性の品種では上には余り伸びずに横に広がるそうだから、“匍匐性”の品種かな?

◇ こんな花なんだ。 ちょっと勉強しておこう。

【ビジョザクラ(美女桜)】

◇ クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草。耐寒性が弱いことから1年草として扱われる。学名は「バーベナ」。他に「桜芝(さくらしば)」、「魔女の薬草」などの別名もある。

◇ 原産地:北アメリカ~南アメリカ 大正時代初期に渡来。

◇ 開花時期は、4月~11月頃。

◇ 花は5弁で、穂状花序を散房状に集まって20~30の花をつける。

【名前の由来】

◇ 美女桜:桜に似た5枚の花弁を持つ小花が集まって咲く姿から。

◇ バーベナ:ヘブライ語の「herbabona(良い植物)」から。これは、この花が宗教において神聖な花とされていたことからといわれる。

【おまけ】

まずは、全体を再度見てみる。なんか、思うところあるかな。

◇ 美女桜以外にもたくさんさいているねえ? という話しではない! 左端うえにちょろっと見えている“木”だ。これ、ブラシノキで、以前紹介しているよ。

ブラシノキはこちら Link先 → 小次郎と春の草花-ブラシノキ-    

お終い

 

 

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小次郎とビワ狩り -ビワの苗木~果実-

2022-06-19 23:29:17 | 行楽

今回はビワ狩りの紹介だ。ビワは初夏を告げる果物という。我が家では毎年5月下旬~6月上旬が収獲時期なんだな。うーん、庭のビワなので行楽とは言えないけど楽しいよ。また、庭なので毎年のイベント。あわせて「ビワの苗木の購入」「ビワの花」「実がなるまで」も紹介する。

<2022年6月3日> 自宅庭

◇ 小次郎クンの身長に近いところには3つなっている。

◇ 「実のとん先のギリギリまで黄色になったら完熟」だそうだから、収獲時だね、小次郎クン!

◇上の方も完熟しているようだ。

◇ 上の方は収獲したよ、小次郎クン! ん? 何してんの?

◇ ほーら、美味しそうだね。

◇ パパと記念撮影。食べるのは後だよ!  ちょっとビワに付いて勉強しておこう。

【ビワ(枇杷)】

庭先で見かける身近な果実だが市場では痛みやすいので高級果実として扱われる。種が大きく食べるところが少ないといわれるが、果実全体に対する可食率は70%と多い方である

◇ バラ科ビワ属の果樹。

  樹高は2~5m。伸びるに任せると背が高くなるので整枝する必要がある。

◇ 原産地は中国、日本

 【果実】

◇ ビワの果実は偽果(ぎか)で、食べられる部分は「花托(かたく)」が大きくなったもの。

  ※ 花托は茎が厚くなり、そこから花が育つ。

◇ 果実は、果皮、果肉、種子、心室を仕切る子房壁からなる。

◇ 種子は5心室に10個ある胚が全て受精すれば10個できるが、通常は4~7個が多い。

  ※ 種子が全く出来ない果実は全て落下する。

 【品種と大きさ】

◇ 茂木:果重は40g程度。酸味がすくない。日本でもっとも栽培されている

◇ 田中:果重60〜70g程度。酸味が強い。‘茂木’に次いで栽培が多い。

◇ 長崎早生:果重40〜45g程度。‘茂木’より10~14日ほど早い。

 ※ 他に「涼峰」「なつたより」「福原早生/甘香」「陽玉」「涼風」「希房」等がある。

【ビワの種は食べてはいけない。(農林水産省)】

一般に、ビワ、アンズ、ウメ、モモ、スモモ、サクランボ等のバラ科植物の種子や未熟な果実には天然の有害物質(シアン化合物)が多く含まれており、食べてはいけない。

  ※ 一時期、ビワの種子が健康に良いとの噂が流れビワの種子を粉末にした食品が流通し製品が回収される事案があった(平成29年) 

 <経緯(苗木~)>

<2016年2月24日> 苗木購入

糸島市の「植木祭り」で購入(2016年2月)。この年は第24回。前年はしだれ梅を買っている。

◇ 根元付近を見ると「接ぎ木」のようだ。以前、種から植えたのが何年たっても実を付けなかったので、植木祭りの専門家に聞いてみた。

『枇杷は、種を蒔いて育てた樹(実生樹)は実を付けるまで8年。接ぎ木では3年と言われる。実生樹で、何時まで経っても実を付けない場合は、剪定に問題がある』そうだ。

◇ 高さ50㎝ほどの苗木だが、接ぎ木なので、来年(2017年)には実がなるかも? 因みに、品種は「茂木(もぎ)」。「植木祭り」とあわせて勉強をしておく

【糸島植木まつり】

市民の緑化意識の高揚を図り、緑に包まれた潤いのあるまちづくりのため、毎年開催しているイベント。開会式の後には1,000人に花の苗が配られる。今年(2016年)の開会式は2/6。(糸島のゆるキャラの)いとゴンも参加し盛大だった。ツツジの苗木が1000人に配られた由。

◇ 植木祭りの様子

【茂木(びわの品種)】

 “茂木”は、全国シェア54%のトップ。長崎市・茂木地区で栽培され始めたのが名前の由来。江戸時代に長崎県の代官屋敷で奉公していた女性(三浦シオさん)が、中国商船から持ち込まれた「唐枇杷(中国原産の枇杷)」の種子を茂木町の自宅の庭にまき、そこから広まったといわれている。

 他の種類としては、長崎早生(わせ)、田中、大房(おおぶさ)、なつたより、瑞穂(みずほ)、涼風(すずかぜ)、土肥(とい)、希望(きぼう)等があるという。

<ビワの花> 

<2016年12月20日> 花が咲いた!

◇ ビワの花が咲くのは12月上旬。どんな花か? ズームインしてみてみよう

◇ビワの上の方に見えるヤツだよ。

◇ こんな花だよ。 授粉の仲介は蜂のようだ。

◇ この蜂、ミツバチかなあ?

開花は12月、実がなるのは翌年の5月~6月。 最初に実がなったのは2017年。苗木を買った翌年だ!

<2017年5月29日> 初めて実がなった。

◇ ボクよりちょっと背が高い程度の幼木だけど実がなったよ。接ぎ木だからかな?

◇ 4個だけ。

<2018年5月31日>

◇ 小次郎クン、今年もビワがなったね。鳥に食べられないように袋を被せている。

◇ 完熟か? は、このお尻の部分で判断するんだって。

<2019年5月26日>

<2021年5月22日>

◇ 枝の上の方なので、小次郎は気づかない!

◇ ほら、ビワだよ、こーちゃん!

◇ ほら!ほら! 小次郎!?

お終い

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小次郎と夏の草花-バイカウツギ(梅花空木)-

2022-06-13 22:55:07 | 夏の草花

今回は、バイカウツギ(梅花空木)だ。関東以西、四国、九州に分布している、高さは3mの落葉低木。6月~7月に枝先に白いお椀状の花を咲かせる。名前の由来は「梅の花に似ている」「茎が中空のため“ウツギ(空木)”」からと言われる。

<2022年5月28日> 美咲が丘

◇ ん? 梅花空木ってどこにあるの? 大きく剪定されたカイズカイブキがあるだけジャン? うむ、近寄って見る。

◇ わかった? この白い花だよ。お家の方とのやり取りを示そう。

家人:カイヅカイブキを大きく剪定した。すると後ろの“白い花”が前面に。で、「(白い花の)名前は何ですか?」と聞かれるけど、何を植えたか覚えてないんだよね。知っていますか? また、調べることは可能ですか?

パパ:うーん、「Googleレンズ」とかで調べてみましょう!

で、バイカウツギ(梅花空木)と分かった次第。 改めて全景からズームインしてみよう。

◇ ん? 白い花って、どこ?

◇ 近よって縦に撮影してみたけど、まだ、花はよく分かんない。3m近くまで伸びている木なんだけどね。

◇ 白い花が見えてきた。時期的には終わりがけのようだ。

◇ 白花が見えてきた。

◇ 花弁は4枚。“梅花”となっているけど、梅の花弁は5枚だよね。 ちょっと勉強しておこう

【バイカウツギ(梅花空木)】※画像はネットより引用

◇ アジサイ科ユバイカウツギ属の落葉低木。高さは2~3mで、6月から7月に枝先に白いさわやかな花を咲かせます。また、茎が中空のためにウツギの名前がついています。漢字では「梅花空木」と書く。

◇ 原産地:日本の南部で。別名を「薩摩空木」という。本州、四国及び九州の山地に自生する“ウツギ(空木)”の近縁種。

◇ 開花時期:6月~7月。

◇ 樹形は、枝分かれして、ブッシュ(ヤブ)状の樹形となる。

◇ 花はウメ(梅)の花(5弁)に似ているが、花弁は4枚、直径3~4cmの白色で、ほのかな芳香がある。※ 栽培種では芳香は殆どない。花の色は、白

◇ 梅と梅花空木を比較してみよう

 【おまけ】

「〇〇ウツギ(空木)」って、以前取り上げたよなあ。そうだ、「ベニウツギ(紅空木)」だった。

◇ そうだ、この赤い花が「紅空木」だった。

紅空木はこちら Link先 → 小次郎と春の草花-ベニウツギ(紅空木)-

お終い

 

 

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小次郎と夏の草花-ユウゲショウ(夕化粧)-

2022-06-09 22:35:15 | 夏の草花

今回は、ユウゲショウ(夕化粧)だ。夕方から開花するマツヨイグサ属の仲間らしいが、実際には昼咲きで、朝に開花して夕方に閉じるのが多いらしい。国立環境研究所の「侵入生物データベース」には、『明治時代に渡来 観賞用が野化 本州中部~西日本 路傍等によく定着』とある。

<2022年5月16日>美咲が丘

◇ ん? 花がみえないぞ! うむ、近づいてみる。

◇ 分かんない? だって、キミの花、もとい、キミの鼻が目立つじゃん! もうちょい、ズーム

◇ うん、わかったよ。  別な角度から見てみる

 

◇ アスファルトのわずかな隙間に咲いている。

別な株を見てみよう

◇ ここは側溝の蓋とアスファルトの隙間だけど、ちょっと大きめの株。すごい生命力だね。

◇ うーむ、風にとばされた枯れ葉が夕化粧の株の周りにまとわりついている。

花をよく見てみる

◇ ほー、こんな花なんだ! ユウゲショウの勉強をしておこう

【ユウゲショウ(夕化粧)】

◇ アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。

“夕化粧”は、オシロイバナ(白粉花)の別名でもあり、紛らわしいので「アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)」の名で区別することもある。

オシロイバナってどんな花だっけ?

◇ うむ、こんな花だった!

オシロイバナはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-オシロイバナ(白粉花)-

◇ 原産地:北アメリカ南部 明治時代に渡来し、観賞用として栽培されていたが、現在は野生化している。

◇ 開花時期は、5月~9月の長い期間咲いている。

◇ 花は、直径1㎝ほどの淡紅色。花弁は丸く、紅色の脈が目立つ。柱頭は4裂して平開し、花と比べて大きいのでよく目立つ。

◇ 和名の由来は、夕方に開花して艶っぽい花色を持つことから。なお、実際には昼咲きで、朝に開花して夕方には閉じるのが多い。

※ 属としては、夕方から開花するマツヨイグサ属の仲間。

改めて咲いている様子を見てみよう。

◇ 小次郎クンしか、分かんない? 矢印で示そう

◇ 小次郎クンがクンクンしているのでユウゲショウに気づいた次第。ありがとう! 小次郎クン。

お終い

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小次郎と夏の草花-アルストメリア-

2022-06-04 13:27:38 | 夏の草花

今回は、アルストメリアだ。花色が色鮮やかなものからパステル調やシックな感じのものまで多彩な花。6枚の花弁の一部に縞模様(条斑、条紋)が入り、これが大きな特徴。別名に「ユリズイセン(百合水仙)」「ユメユリソウ(夢百合草)」がある。また、南米が原産のため「インカの百合」「ペルーの百合」とも呼ばれる。

<2022年5月15日> 美咲が丘

◇ ボク(小次郎)が目立つけど、後のピンクの花がそうだよ。 全体から見ていこう

◇ 全体とマッチしているね。造園はプロがしたのかな? 花に着目しよう

◇ 花びらの斑点が目を引く。家の方は「斑点のある特徴的なこの花が好きになりました」と。

◇ 斑点のある花びらは、限られているらしい。

◇ 確かに特徴的は斑点。 ここで、アルストメリアの勉強をしておこう

【アルストメリア)】

◇ ユリズイセン科ユリズイセン属の単子葉植物。ヒガンバナ科やユリ科に分類されることもある。

◇ 長持ちするので切り花として人気。多彩で斑点のあるエキゾチックな花が花束やフラワーアレンジメントにも利用される。

◇ 生産は長野県が1位で、愛知県、山形県と続く。 

◇ 原産地:南アメリカ。アンデス山脈の寒冷地に自生。日本への渡来は大正15年。

◇ 開花時期:4月~7月。

◇ 花は、花弁の一部に縞模様(条斑、条紋)が入り、これが大きな特徴。6枚の花弁のうち外側の3枚は丸みがあって大きく単色または複色、内側の3枚のうち上の2枚は特にこの縞模様がはっきりしている。 ※ 縞模様がないのもある。

◇ 花の色は、赤,ピンク,白,黄,オレンジ,紫,複色、と多彩。

【由来】

◇「アルストロメリア」はスエーデンの男爵名。スエーデンの植物学者南米を旅行中に発見し、親友の男爵アルストレーマの名にちなんで命名と言われる。

◇「百合水仙」は、根元が筒状で先が6片に分かれ横向きに咲いている花の形が百合や水仙に似ているから。

改めて、角度を変えて見てみよう。

◇ 内側の花弁の2枚に縞模様があるのが分かる

さらに別な角度で

◇ ボクが向いている方角が美咲が丘駅の方角。まっすぐ行くと駅だよ!

◇ こっちがボクんちの家の方角だ。

◇ 上から撮影。

お終い

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