こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と夏の草花ーフウセンカズラ(風船葛)ー

2020-09-20 22:57:14 | 夏の草花

今回は、フウセンカズラ(風船葛)。花を観賞するよりは風船状の果実を観て楽しむ。タネの模様は猿の顔に見え愛嬌があるので、子ども達は目や口を描いて楽しむという。

<2020年8月27日>

◇ 緑色がフウセンカズラの種。熟すと茶色になる。ん? 小次郎は? ちょっと、引いてみる。

◇ JR美咲が丘駅近く。左のフェンスに広がっているのがそう!。ん? 赤色のはアサガオだろう? うーん、パパとお家の方とのやり取りを示そう。

パパ:ここのアサガオきれいですね。でも、ボチボチお終いみたいですね。

住人:ええ、でも、フウセンカズラもいいですよ。(袋状のものを指して)子供の頃はよく遊んだものです。

パパ:どうやって遊ぶんですか? ホオズキのように(音を鳴らしたりして)遊ぶんですか?

住人:いえ、種で遊ぶんです。中の種がお猿さんに似ていて、顔を描いて遊ぶんです。ほら、と、(茶色の)袋を開いて見せてくれた。

パパ:ほー、一つ頂いていいですか

家に持ち帰り、種を撮影した。

◇ ん? 小次郎じゃないか? 小次郎は迷惑そうな顔をしているが………。足を見て欲しい! 

◇風船の大きさと種の大きさが分かるだろう!

元の場所に戻って、“風船”が付いている様子と花を見てみよう。まずは、全体像。この距離だと花は分りづらい。

◇緑色の風船は目立つが………、小さな白っぽい花は遠目だと全く分からない。

◇風船はホオズキに似ているような気がするけど?

かなり近づいて花を見てみよう。

◇ン? 白いのがフウセンカズラの花。赤いのはアサガオだよ。

◇ 花はとても小さい。ちょっとピントが合ってないので、ネットから借用する。

◇かわいらしい花だね。ちょっと、勉強をしておこう。

【フウセンカズラ(風船葛)】

巻きひげをもちフェンスなどに絡みつきながら繁茂するつる性の一年草。夏に紙風船のような果実をつける。繊細な草姿と風に揺れる果実が見た目にも涼しげ。うーん、風鈴みたいかもね。

◇ ムクロジ科フウセンカズラ属 つる性の一年草。

◇ 原産地は、北アメリカ。渡来時期は不明。江戸時代との一説もある。 

◇ 開花期は7月~9月。白色の小さな花を咲かせる。

※ 花を観賞するためよりむしろ、風船状の果実を観て楽しむために栽培される。

◇ 果実は風船状に大きく膨らみ、緑色。後に茶色く枯れる。種子は球形で大粒。(種子の)白っぽいハート形の部分をサルの顔に見立てて遊ぶこともある。

◇緑色の風船。

◇茶色になった風船

◇ 名前の由来は、ふくらんだ緑色の紙風船のような実をつけることから。

風船を割ってみた。

◇ 種は黒い。が、中央にくっついている面が白い。種を取ってみると、

黒地に白いハート模様の丸い種。これが、一つの風船に3粒入っている。そして、顔を描いて遊ぶそうだ。うーん、(この小さい種に顔を描くのは)老眼だと難しそう。やっぱり子供向きだね。

ネットで事例を探してみた。

◇ うーん、いろんな表情のお猿さんの顔が描けそう!

【フウセンカズラとさるぼぼ】

 フウセンカズラの種で「さるぼぼ」を作る事も出来るという。ん?「さるぼぼ」って?

さるぼぼは、

◇ 飛騨地方で昔から作られる人形。

◇ 飛騨弁で、赤ちゃんを「ぼぼ」と言い、「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」の意味。

◇ 土産として飛騨地方の観光地で多く見られる。

◇ 元々は、奈良時代に遣唐使が中国から伝えた「天児(あまがつ)」と呼ばれる形代(かたしろ)が原型と言われる。

◇ 当初、貴族に「産屋のお守り」として流行。その後、民間に広がり「安産」「良縁」「子供の成長」「無病息災」などを願うお守りとなっていった。

 ◇ 時代の流れでこの人形文化は廃れて(山間部の)飛騨地方だけに残ったと言われる。

お終い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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小次郎と夏の草花ーブーゲンビリアー

2020-09-13 09:15:58 | 夏の草花

今回は、ブーゲンビリアだ。これも熱帯地域に分布する南方の花だよな。地植えでも育つのかな? ん?「ブーゲンビル島」という島もあるよね。

調べると、ブーゲンビル島はパプアニューギニアにある。太平洋戦争末期に、連合艦隊司令長官・山本五十六が前線視察の際にブーゲンビル島の上空で戦死したことでも知られる。うむ、 ブーゲンビル島とブーゲンビリアは関係あるかも調べてみた。

ブーゲンビル(島)

 この島は、フランスの探検家ブーガンヴィルから命名されている。

◇ブーゲンビリア(花)

 花の原産地は中央アメリカ及び南米。同じくフランスの探検家ブーガンヴィルがブラジルでこの木を見つけたことに由来する。

ところで、ここはどこ? ズームアウトしてみる

◇ ここは南風コミュニティセンター(公民館)だ。地元の方から寄贈された鉢植えとのこと。色合いの異なる二鉢がある。

◇少しズームイン。白いのが本来の花らしいが………

◇ 本来の白い花は3つあるらしい。萎れているのもある。

◇ 赤いのは苞(ほう)で、“葉”という。 ちょっと勉強をしておこう。

【ブーゲンビリア】

◇ オシロイバナ科ブーゲンビリア属の熱帯性低木。

◇ 原産地は:中央アメリカ及び南アメリカ。明治の中期に渡来 

◇ 開花期は4月~5月、10月~11月。

◇ 花の色は、赤から白まで変化に富む。が、実際の花は中央部の小さな3つの白い部分(写真では2つしか見えない)。

 色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉(苞)で、通常3枚もしくは6枚ある。

構造のイラストはネットから引用(出典:oki-park.jp)

◇ 名前はブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する

全景や別な角度からみてみよう

 

◇ 背が高いので小次郎とのツーショットが難しい。

◇ 花は上の方に集まっているなあ。

◇ パパとのツーショット。

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小次郎と夏の草花ーアメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)ー

2020-09-05 23:04:13 | 夏の草花

今回は、アメリカフヨウだ。フヨウによく似ているが、フヨウは「花木」、アメリカフヨウは「宿根草」。なので、草フヨウとも呼ばれる。前回のハイビスカスも同属で花もよく似ている。

<2020年7月25日>

まずは、小次郎くんとのコラボ写真を見てみよう。

◇ お家の方に「とても大きな花ですね。ハイビスカスではないですよね?」と聞くと、「フヨウですよ、確か、“西洋フヨウ”!」とのお話。また「夕方は萎んでいますから朝から昼過ぎにかけてがキレイですよ」とも言われた。※午前9時10分撮影。

◇とても大きい!「アメリカフヨウ」と「西洋フヨウ」の違いについて調べてみた。『植物名はアメリカフヨウで、西洋フヨウは園芸会社(千草園)が商品名』らしい。うむ、『宅急便(クロネコヤマトの商標)と宅配便(一般名)』との違いと一緒だな。

◇花はとても大きい! 

ちょっとズームアウト。

◇ 花の大きさは小次郎くんと比較するとわかる。すごく見応えがあるね! アメリカフヨウについて勉強しておこう。

【アメリカフヨウ】
◇ アオイ科フヨウ属の多年草(宿根草)。
◇ 原産地は、北アメリカ。渡来時期は昭和初期で、庭木として栽培されている。 
   ※ フヨウは中国原産で、室町時代には渡来していたと言われる。
◇ 開花期は7月~9月。花期に茎の頂部や上部の葉の付け根から短い花柄を伸ばし、フヨウやハイビスカスに似た10~30㎝の大きな花を咲かせる。
◇ 色は、赤、ピンク、白、複色。一日花で、朝開き、夕べには閉じる。が、毎日新しい蕾が次々を開く。  

【名前の由来】
◇ アメリカフヨウは、アメリカ原産でフヨウに似ているから。
◇ “芙蓉”は中国でハス(蓮)の花の別名。ハスの花に似ていることから「フヨウ」。漢字の“芙蓉”の音読み。

ハイビスカス、ムクゲの違いは? また、ハマボウは?

◇ フヨウと一番混同しやすいのはムクゲ。では、違いは?
◇ 花:雌しべの先が5本に分かれ上に曲がっているのがフヨウ。まっすぐなのがムクゲ
◇ 葉:五角形で大きさが花と同じ位か大きめがフヨウ。卵形で葉縁に荒い鋸歯で花より小さく濃い緑色がムクゲ。

角度を変えてみてみよう

◇蕾?みたいなのは これから咲くのかな? それとも萎んだ後かな? こんどお家の方に聞いてみよう。

◇この蕾は、数日後に咲くようだ。

◇ 花の大きさをべつにすれば「ハイビスカス」と言ってもわかんないね。

全景を再度見てみよう。

◇花の配置もいいね。

お終い。

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