こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と春の草花-ブラシノキ-

2023-05-29 22:38:42 | 春の草花

今回は、ブラシノキだ。 ビンを洗う「ブラシ」に似ているかららしいが………。渡来時期(明治中期)に(今の)ビンブラシはあったのか? 調べると、実験で使う試験管の洗浄ブラシのことらしい。花は穂状花序。ブラシの毛に見えるのは雄しべの花糸で、花弁や萼は開花後にすぐ落ちる。花序の先から枝が伸びるという珍しい特徴を持つ。

<2023年5月14日> 美咲が丘4丁目

◇ 赤い花が目立つ。2023年は一段と立派に咲いている。 全景から見ていこう

◇ JR美咲が丘駅の方向。正面に可也山が見える

◇ 駅と逆方向。ここ、ビジョザクラ(美女桜)もあったところだよ。季節の花を植えているので、散歩中に楽しめるんだ。有り難いね。

ビジョザクラはこちら Link先 → 小次郎と春の草花-ビジョザクラ(美女桜)-

◇ 2023年は一段と立派。また、14日頃が満開かなあ? 花に着目していこう

◇ 確かに(ビン)ブラシににているね。ブラシのように見えるのは雄しべで、先端が金色に輝いているので「キンポウジュ(金宝樹)」の別名があるという。

◇ 先端は・・・、金色に見えなくもないね。

以下は以前のもの。

<2021年5月18日>

◇ ここは、ふれあい通り。まっすぐ下っていくとJR美咲が丘駅につづく。正面の向こうに見えるのは可也山だ。ちょっとケヤキの街路樹があるので分かり難いけど………。 

ブラシノキにズームインしていく。

◇ 確かに、ブラシのように見えるね。

◇ 赤いのがとても目立つ。ところで、これは花なのか? とも思う。

赤い花にズームしていこう。

◇ 確かに、ビンを洗うブラシに似ている。並べて見てみよう。

◇ 確かによく似ている。ブラシのように見えるのは雄しべで、先端が金色に輝いているので「キンポウジュ(金宝樹)」の別名があるという。

◇ 先端の部分もビンを洗うブラシに似ている。名前は、ホント「言い得て妙」だね。ビンブラシだけを見てみる。

◇ 100円ショップにもあるね。

◇ ん? これは? 

◇ 終わりかけの花だね。 ちょっと、勉強をしておく。

【ブラシノキ(ブラシの木)】

◇ フトモモ科・マキバブラシノキ属 常緑性花木。別名にキンポウジュ(金宝樹)、ハナマキ(花槙)がある。

 ※ ビンを洗うためのブラシそっくりの姿なので英語ではBottle Brush(ボトルブラッシュ)と呼ばれる。

◇ 原産地:オーストラリア、ニューカレドニア。明治時代中頃に渡来と言われる。

◇ 開花期:5月~6月。

◇ 花:赤色又は白色のブラシのような花が咲く。ブラシに見えるのは雄しべで「花糸」と呼ばれる。

花を(ネットのきれいな写真で)よく見てみよう。※ 出典:植物の生態散歩

◇花穂の長さは5~20cmほど。5個の花弁と5個の萼片は開花後すぐに落ちるので咲いている時には無くなっている。
◇雌しべは1本で雄しべより長い。雄しべの先の葯が、金粉がついたように輝くので「金宝樹」の別名がある。
◇花序の軸は花が終わったあとも成長を続け、再び葉をつける新しい枝となり、また翌年に花序がつく。
◇花後に付く果実は数年間枝に付いたまま落ちない。

以下は、以前に紹介したもの。このブラキノキは毎年5月中旬頃が見頃のようだ。

<2018年5月13日>

5月13日に散歩していると、赤い特異な花が咲いている。ん? 以前からあったかな? 因みに小次郎は気づくことなくドンドン歩いて行く。おーい、小次郎、ストップ。記念撮影をしよう。

◇ 小次郎は、どうでも良い、といった感じ。

◇ 下っていくと、美咲が丘駅

◇ わー、赤いブラシが沢山!

◇ これから咲くのもあるみたい。

お終い。

【写真一覧】小次郎とブラシノキ

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小次郎と春の草花-ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)-

2023-05-24 11:43:11 | 春の草花

今回は、ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)だ。“ケシ(芥子)”と名前がつくと、(阿片の原料のアルカロイドを含んいる)栽培禁止のケシ?! と心配になるが、他のヒナゲシ(雛芥子)と同様にアルカロイドを含んでなく禁止対象ではない。もっとも、農地などへ侵入して「難防除雑草」となっているらしい。因みに、(禁止の)セティゲルムに非常に似ていて、花では見分けがつきにくく、葉で見分ける必要があるという。

<2020年5月2日> 美咲が丘3丁目

◇ 三丁目のお家の塀と歩道の隙間に生えている。この花、爆発的に拡散しているという。

みず咲公園の近く

◇この時期、花と果実が混在している。

※ 果実は梅雨時に小さな灰黒色の種子を大量に成す。一つの果実に1600粒、一つの個体で100の果実なすこともあり、15万粒の種子と持つことになるという。

◇こんな花なんだ。勉強をしておこう

【ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)】※出典:Wikipedia、他

◇ ケシ科ケシ属の一年草、又は越年生植物

◇ 原産地:地中海沿岸。日本へは輸入穀物などに紛れて渡来したと推測されている。

※ 1961年(昭和36年)に東京都世田谷区で初めて確認された。以後、群馬県、福岡県などにも広がり2000年以降には全国へ爆発的に拡散した。

 ※ 2016年以降は駆除を呼びかけている自治体もある。

◇ 草丈は、15~80㎝。

◇ 開花期は4月~5月 

◇ 花の色は、赤色、もしくは肉色と評されるオレンジ色。

 【禁止のケシ】

◇ ソムニフェルム

 「草丈:100㎝~150㎝」「開花期:5月~6月」「花の色:赤や白など様々」

◇ セティゲルム

 「草丈:30㎝~100㎝」「開花期:4月~5月」「花の色:紫が多い」

【禁止されていないケシの特徴】

1 茎に粗毛が生えている

2 葉が茎の下部から出ている

3 葉の縁の切れ込みが深い。

改めて、ナガミヒナゲシを見てみよう。

お終い

 

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小次郎と夏の草花-アザミ(薊)-

2023-05-18 23:02:54 | 夏の草花

今回は、アザミ(薊)だ。撮影は、5月(春)だが、初夏~秋にかけて咲く種が多いらしいので「夏の花」としておく。田んぼや空地で紅紫色の球状の花がきれいだ。調べると、アザミは“総称”で、ノアザミ、フジアザミ、オニアザミなどの総称だそうだ。そう言えば、スイセンも総称だったね。

<2023年5月10日> 美咲が丘三丁目

◇ なにアザミだろう? ネットで調べてみた。多分、「ノアザミ(野薊)」だと思う。 全景からみていこう

◇ 近くの空き区画だ。ここ、ツクシがあった場所でもある。

◇ ボク(小次郎)がジャマだって? 分かったよ、花に着目していいよ、フン!

◇ ネットで調べると、(九州に分布するのは)「野アザミ」、「浜アザミ」、「立アザミ」、「筑紫アザミ」で、一番普通に見られるのは「チクシアザミ(筑紫薊)」とのこと。区別はむずかしそうなので、勝手に、『筑紫アザミ』と思うことにする。

【アザミ(薊)】

◇ キク科アザミ属、及びそれに類する植物の総称。和名を単にアザミとする種はない

◇ アザミの種類は沢山あり、日本だけでも60種類ある。(似ていて分類が難しい!)

◇ 開花時期は4~7月。

◇ 花の色は、紫、ピンク、白

  ※ “白”は、紫の「野アザミ」の突然変異種で珍しい。四つ葉のクローバみたいなもの? 一度見つけてみたい。

【由来(諸説あり)】

◇ 沖縄の八重山の方言で「トゲ」を意味する「アザ」に、植物名に多い接尾語「ミ」が付いた説。

◇ 花の色の紫と白とで交たる(あざみたる)ところからとする説。

◇ 「アラサシモチ(粗刺持)」の意味とする説。等

◇ 漢字の「薊」は「草冠+魚+刀」からなる字。「魚」はトゲトゲした骨を表すので、『トゲがあって刀のように刺す草』を表す。

以前見つけたのも紹介

<2017年5月11日> (散歩の)田んぼコースにて

<2018年5月5日>(散歩の)田んぼコースにて

<2018年5月20日>(散歩の)田んぼコースにて

【あざみの歌】

パパは、アザミを見つけて、「山には山の~♪~」の歌を口ずさんでいる。(パパは)倍賞千恵子の歌が記憶に残っている、と言っている。帰って歌詞やエピソードを調べてみた。※ネットより抜粋引用

◇ 詩は、横井弘(当時18歳)が、疎開先の長野・下諏訪の八島高原で、野に咲くアザミの花にみずから思い抱く理想の女性の姿をだぶらせて綴ったと言われる。※ 日本の歌ふるさとの歌百選にも選ばれ、八島高原には歌碑が建っている。

◇ - 歌詞 -

山には山の 愁いあり 海には海の 悲しみや

まして こころの花ぞのに 咲しあざみの 花ならば

 高値の百合の それよりも 秘めたる夢を ひとすじに

くれない燃ゆる その姿 あざみに深き わが想い

 いとしき花よ 汝はあざみ こころの花よ 汝はあざみ

さだめの径は 涯てなくも かおれよ せめて わが胸に

◇ 曲は、「さくら貝の歌」を作曲した八洲秀章が、新たに作曲した曲に合う、歌詞を探して、(たまたま見た)横井の詩を「これ以外にない!」と直感したという

お終い

 

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小次郎と春の草花-セージ(ヤクヨウサルビア)-

2023-05-07 15:01:40 | 春の草花

今回は、セージ。広義にはシソ科アキギリ属(サルビア属)の総称。中義には香りや薬効を目的にハーブとして利用するセージと名の付くハーブの総称。狭義にはコモンセージを指す。別名はヤクヨウサルビア(薬用サルビア)。広義にはセージもサルビアもアキギリ属またはサルビア属と呼ぶというからややこしいねえ。

<2021年4月11日> 美咲が丘三丁目

◇ ん? この「穂状花序(すいじょうかじょ)」は、秋にも見たような気がする。そうだ、「メキシカンブッシュセージ」だ!

メキシカンブッシュセージはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-メキシカンブッシュセージ-

全体~診ていこう

◇ ここは、「フウセントウワタ」があったところだよ。夕方なので、撮影していパパの影が映り込んでいるし、セージが分かんないね。

◇ 左上の赤いのは「ウキツリボク(浮釣木)」だよ。

ウキツリボクはこちら Link先 → 小次郎とウキツリボク(浮釣木)

◇ 花の付き方は穂状花序(すいじょうかじょ)という。 セージの勉強をしておこう

【セージ】

◇ シソ科アキギリ属の多年草または常緑低木。別名はヤクヨウサルビア(薬用サルビア) 広義には、セージもサルビアもアキギリ属全般を指す。また、アキギリ属を、サルビア属とも呼ぶ。

 ※ サルビアの近縁種で、日本では往年「サルビア」と呼ばれていたが園芸種のサルビアと混同するため「薬用サルビア」の別名が出来た。

◇ 原産地は地中海。日本へは江戸末期に渡来したと言われる。

◇ 開花時期は5月~6月頃。枝先から花穂を伸ばして、淡紫色または白色の唇形花を咲かせる 

 写真はWikipediaより

◇ 葉は、長楕円形で茎に対生し、葉身が厚く、表面に細かいうぶ毛がある。株全体に独特の香りがある。茎葉は全体に白い毛が生え、全体的に色が白っぽく見えるが、園芸種では葉の色が異なったり斑が入るのもある。

【由来】

ギリシャ・ローマ時代から薬用として用いられ、セージは「無傷」「安全」を意味する古い印欧祖語「solwo-」から、ラテン語で「無傷な」「安全な」を意味する「salvus」となり、治癒力のある植物という意味で「Salvia(サルビア)」となった。

【薬効】

古代エジプト等では薬草として利用されてきた。強壮、精神安定、発汗抑制作用、防腐、殺菌作用があるといわれるが定かではない。近年、喉の痛み、気分、記憶、血中コレステロール値などへの効果が指摘されているが精度葉低い

改めてセージを見てみよう

◇ 花をよく見てみよう

◇ 花の形状は「唇型」。確かに“くちびる”に似ているね。

お終い。

 

 

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小次郎と春の草花-シャリンバイ(車輪梅)-

2023-05-02 13:14:32 | 春の草花

今回は、シャリンバイ(車輪梅)。バラ科の常緑低木。由来は枝の分岐する様子が車輪のスポークのようで花が梅に似ることからと言われる。

<2023年4月13日> 美咲が丘3丁目

◇ こんな花。花は梅に似ている気がするけど、枝は車輪に似ているのかなあ?

全体から眺めてみよう

ボクが入ると花がよく分からないよね。花に注目していいよ!

一旦、木の全体から再度、ズームイン

◇ 左側は、以前紹介した ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)だよ。

ゴクラクチョウカはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)-

◇ 葉も「鋸葉」と言うけど………。

花をよく見てみよう

シャリンバイ(車輪梅)の勉強をしておこう

【シャリンバイ(車輪梅)】

◇ キク科シャリンバイ属の常緑低木。日本(東北地方南部以南)、韓国、台湾までの海岸近くに分布する。和名は枝の分岐する様子が(葉の配列の様子とも)車輪のスポークのようで花が梅に似ることから。※ 変異が多く、変種が多い。

◇ 原産地は、日本、朝鮮、台湾

◇ 開花時期は4月~6月。白または淡紅色の梅の花に似た5弁の花(両性花)をつける。

◇ 葉は楕円形で厚く、深緑色でつやがある。縁には浅い鋸歯が出ることもある。多くの場合、枝先に葉が集中する傾向があり、単葉で車輪状に互生する

◇ 葉は、鋸葉と言うけど、よく見ないと分かんない! ヒイラギ(柊)みたいなのを想像してしまった。

【由来】

和名の「車輪梅」は、枝の分岐する様子が(葉の配列の様子とも)車輪のスポークのようで花が梅に似ることから。

枝を見てみよう。

枝が「車輪のスポーク」のようには見えないけど………。

◇この角度だと、スポークに見えないこともない! ※ 車輪のイラストはネットより 

美咲が丘駅前のお家にもあったよ。

◇キレイに手入れをしているね。

お終い

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