カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

大塚邦明 『時間医学』 ミシマ社

2014-09-07 15:48:34 | 本日の抜粋

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 寝入りばなに、冷や汗が出るほどの、前胸部を締め付けるような、重苦しくなるような痛みが出現する。その痛みは数分ごと、あるいは数十分ごとにくりかえす。
 朝、起床後の排尿や歯磨きなどの、ちょっとした動作で痛みが発現し、ときには意識が遠くなることもある。
 ところが、病院で診察を受けても、また心電図の検査を受けても、医師からはまったく異常がみあたらないと言われるのです。(中略)
ある患者さんは、心臓病ではないのに心臓病だと不安に感じてしまう心臓神経症などと診断されました。あるいは仮病だとさえ言われて、すごすごと引き下がることもあったようです。
 筆者らは、この患者さんのホルター心電図を記録することにしました。その結果をみて再び驚愕することになります。睡眠中あるいは早朝の胸痛時の心電図記録に、重症の狭心症をあらわす心電図異常がみられたのです。さらには、意識喪失の原因になるほどの重症の不整脈を伴っていました。(中略)
 医療が、このようなことでいいのか。
 時間によって症状が異なる。にもかかわらず医療はそのことを考慮していない。時間を考慮した医学が必要なのではないのか。

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最新の医療検査技術を駆使されて、結果何も異常が発見されず、でも自分を苦しめている体調の悪さは厳然としてある。
お医者さんは異常なしと判断し、患者さんへの興味を失ってしまう。
でも先生、辛いんです、と訴えると精神化へ行くように勧められる。

そんな患者さんを何人も知っている。

複眼の目を持って患者さんを診るのが理想だ。
でも、細分化、専門化された医療現場ではそんなこと出来そうもない。

なら、違った目を持ってる専門化とのネットワーク作りが最低の倫理と言うものだ、、、。


抜粋部はこの本の導入部で、大塚先生は地球に生きる生き物に影響を与えているあらゆるリズムに注目する。
もちろん太陽が最大の影響者だが、月、木星、遠くからやって来る宇宙線のリズム、可視光線以外の光線のリズム、、、。
ちょっと、オタクの世界に突入しちまってる。

面白い主張は、我々の住所を、乙女座超銀河団、銀河系オリオン腕、太陽系、地球、日本。と呼ぶように勧めている事だ。

もう一つ面白いなと思ったのは、人間の体の本来のリズムは24時間ではなく、地球の自転のリズムより一時間長いという事だ。
それは、暗闇の中で人間を生活させると、体内に埋め込まれた体内時間は25時間を刻むことで明らかにされている。
現実の我々は、それを太陽の光によって調整し直しているというのだ。

これって、地球上に生命が誕生した後に、自転を狂わす大事件が起きたことの証明になるかも、、、。




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