カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

矢部宏治 『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』 集英社インターナショナル

2015-10-26 20:02:21 | 本日の抜粋
おそらくこの本は、歴代の日本政府と、高級官僚と、改憲論者と、昭和天皇と、そして何より平和主義を訴える護憲主義者から、トンデモ本として扱われるはずだ。
踏んではいけない虎の尾をしっかりと踏んずけちゃったのである。

でも、好き勝手に踏んでる訳ではない。
ちゃんと根拠を持って踏んでいる。

アメリカでは、国家間の密約なども含めて、秘密にされていた公文書が何十年後には公開される制度になっている。
この制度ばかりはうらやましい。
この制度の抑止力ってかなりなもののはずだ。
だって、自分たちがやってる秘密裡の行為が何十年か後には、お天道様の光で照らしだされるのだ。
善悪はともかく、彼らの行動には覚悟がある、という事だ。

その制度の元、公文書が公開され、敗戦後しばらくの日米の思惑のやり取りが露出する。
客観的資料(でも、長い間隠されていた)をもとにして、現在の日本を語る、そんなふうになっている。

大事な問題なので、少しづつ、ゆっくり消化して行きたいと思っている。
 
  *****
二〇〇六年にアメリカ国務省自身が認めているように、自民党は一九五五年の結党当初から、CIAによる巨額の資金援助を受けていた。その一方でCIAは、社会党内の右派に対しても資金を出して分裂させ、民主党を結成させて左派勢力の力を弱めるという工作もおこなっていました。
 つまり「冷戦」とよばれる東西対立構造のなか、日本に巨大な米軍を配備しつづけ、「反共の防波堤」とする。そのかわりにさまざまな保護をあたえて経済発展させ、「自由主義陣営のショーケース」とする。そうしたアメリカの世界戦略のパートナーとして日本国内に誕生したのが自民党なわけですから、米軍基地問題について「アメリカ政府と交渉して解決しろ」などと言っても、そもそも無理な話なのです。
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だってさ。



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