カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

『虫の顔』石井誠

2012-12-09 18:33:58 | 本日のしりきれとんぼ
はっきり言って、この石井誠という方はオタクである。
しかも、好ましい、幸せなオタクである。
何かのきっかけで、寝転んだりしてて、虫と正面切ってしまったのだろう。
その時、今までの虫の印象とあまりに違う、虫の真正面から見た異様な顔があったのだろう。
今までの、どんな詳細な昆虫図鑑にも載っていない、、、。



これは、ナナフシモドキのご尊顔。
サブタイトルは、おとなしい鬼、となっている。
噛み砕いた食べ物がこぼれ落ちないために下顎が発達してこうなったらしい。
葉っぱに紛れるための擬態は、あらゆる姿勢を要求される。
全姿勢対応型の下顎ということらしい。

ともかく、石井さんはこんな虫の顔ばかりを、イラストしていくのだ。
もう、幸せ者の極地である。




これは、誰でもが知ってる、アブラゼミ。
ね、ちょっと意表をつかれるでしょう?

視点がちょっと違っただけで、こんなにも見える世界が違ってくる。

そこで徳さん、ちょっと思いついた。
今回の選挙。
日本の岐路を問うような重要な選挙だってことは誰もが判ってるけど、十いくつかの政党が乱立して、その違いも鮮明でない。
にわか仕立てのマニュフェストの羅列では、選ぶ側にとっては酷な話となっている。

『虫の顔』を参考に、視点をほんの少しずらしてみよう。
各党が医療機関だったら、どんな風に映るのだろうか?

A党。
過去の自らの内科的な医療の失敗は反省せずに、大胆な外科手術を提案している。
まだ、医療界では公認されてないが、最先端医療とふれまわっている。
もちろん、倫理委員会には通していない。

B党。
新しい医療技術を謳って登場したのだが、内科的な見立ての基礎訓練が出来てないため、その手術はほとんど失敗。
もしくは手術を断行できない。
あわてて、漢方の重要性を主張し出した。

C党。
皆が漢方を無視するので、漢方による治療を最前線に持ってきた。
しかし、勢力は弱い。
そんな状況の時、自称名外科医が古い自分の術式との融合を持ちかけてきた。
うろたえながらも、振り回されながらも、妥協せざるを得ない、、、。

D党。
潰れそうな小さな病院で、内科と外科を何とかこなしてきた。
再建経営は上手くいった。
かのように、思われている。
泣いてる患者と医療スッタフを無視すれば、、、。
医療は合理性ですよ、と言い切って憚りがない。
今度、大きな病院経営に乗り出そうとしている。
そのためには、術式をその場その場で変更することには何の痛痒も感じませんよ、と声高だ。

E党。
民間療法の極、魔術を持って、医療に携わらんとしている。
しかし、近代医学の世だということも十分に分かっている。
それで、世俗に手を染めた。
染めたはいいが、なにやら奇怪な色に仕上がって行く。

ああ、十いくつなんて無理だ~。

でも、はっきり言って、患者はどうなるんだ~、、、。
それが、五里霧中なのが今回の選挙!

書いていて、だんだん、馬鹿馬鹿しくなってきた、、、。


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