カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

まずは遊びからだ、サーぼう

2011-10-08 10:55:10 | 本日の患者さん
サーぼうは特別支援学校の小学4年生。
身体と知的の重複した障害を持っている。

ベルトで体を車椅子に固定された生活を余儀なくされているので、周囲の者が心配し、運動を兼ねて、ということで最近カイロプラクティックの施療を受けるようになった。

さて、サーぼう。
ベッドに寝かされたが、何をされるのかの自覚がない。
ともかくじっと寝ているのが苦手らしく、仰向けに寝てもらってもすぐにムクリと起きてしまう。たいした腹筋だ。
徳さんとしては、そんなサーぼうの動きに同調するしかない。
そして、与えられた姿勢や動きの中で、やれそうな事を見繕っていくしかない。
そんな中で、サーぼうが喜んでるような表情を探していく。

傍から見てれば、大人と子どもがじゃれあっているしか見えないだろう。
事実、サーぼうに同調して動いていると、こちらも一緒に遊んでいるような気分になってくる。

現在、サーぼうのお気に入りは、介助者にサーぼうの脇の下に手を入れてもらって支えとし、サーぼうの両足を引っ張りながらユッサユッサと体を揺さぶられる事だ。多分‥‥。

そんなサーぼうだが、瞬時に体中で喜びを表すことがある。

サ-ぼうの介助に入ってるのは若者が多いのだが、そのうちの一人がある時、クラプトンのレイラの前奏部分を膝に手を打ち下ろしてリズムを取りながら口ずさむと、乗っていた車椅子を揺さぶりながら、体を前後に激しくリズムに乗ってくる。
一瞬にして表情豊かなサーぼうになる。

さすが、エリック・クラプトン

Eric Clapton - Layla

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