使い捨てカイロ、初体験

ここ最近のブルブル寒さ、今年は特別仕立てで震えている人も多かろうと思う。
この画像で充分に暖をとって下され。

かくいうこの徳さん。
もちろん歳のせいもあるのだろうが、最近妙に冷えを感じるようになった。
足の冷えを感じる。
商売柄、理屈は知っている。
しかし、紺屋の白袴を地でいく徳さん。
なかなか、努力の二文字が現れない。

それでも、いかん、いかんと思って多少の対策は試みてる。

就寝時、敷布を毛布に替えた。
これは、なかなか効果的だった。
徳さんの部屋には暖房器具が無いのだ、、、。(見栄というか、強がりというか)

先日、お腹の辺りに妙な冷えを感じた。
妙な、というのは、なんかとてつもない危険信号と思えなくもない。
施療室の暖房は機能しているのに、お腹までは温められないようだ。
お腹にタオルを巻いたりしても温まる気配はない。

ふと、思い出したのは、患者さんが忘れていった使い捨てカイロ。

低温火傷に注意してへその上に置く。

これがなかなかの効果。
ガマの油のようにその場で効果を感じさせてくれる。

早速近くの薬局へ行って買ってくる。
初心者なので大判は敬遠して、小型の貼るタイプじゃない奴。

これを、体のあちこちに移動させて使うようにした。

お腹が温まれば、腰の辺りに挟んで、ズボンのポケットに入れたり果てはスリッパの中にセットしたり、、、。
一通り一巡すると体は芯からポカポカと。

鉄が酸化する時の反応熱の利用にすぎないのだが、この発想はノーベル賞ものだ。
発案者に、最低、国民栄誉賞を与えるべきだ。

ただこの使い捨てカイロ。
一仕事終えれば、かたく固まった酸化鉄の塊。
燃えないゴミとして捨てられる。

還元化しての再利用を国家プロジェクトにすべし。



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