岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

福島原発の情報を見聞しながらの思い。

2011-05-17 22:07:37 | 原子力発電



東電から、1号機が大震災当日にメルトダウンをしていたことを聞く。
東電は発表する時期を探っていたのだろう。
2、3号機も同様にメルトダウンしているとのこと。
当然だろう。
しかし、しらっと話した東電でしたね。

ところで、溶けた燃料は、「でぶり」となっているらしいが、どこにあるのだろうか。
(でぶりって、山岳用語とばかり思っていた)
それがわからないという。
圧力容器をあけて見ることができないかぎりわからない。
わからなければ、効果のある対策が考えられない。
現状の注水しかないか。
次の手はどう考えるのだろう。

4号機の情報が入らない。
4号機はどうなっているのだろう。

同じ敷地内に6基も原子炉をつくることは、経済的には効率がよいということは誰でも理解できる。
しかし、過酷事故が起こった時は、このような事態に陥ってしまう。
これも想定外というのだろうか。
経済的な効率が中心になっていたことが、このような事態を生んでしまった。

昨夜のETVを観ていた。
放射線による汚染地図が明らかになっていた。
放射線は、どのように降り注ぎ、地表に蓄積されていったか。
まったく初めて知る内容だった。
再放送、再再放送もあるようだ。

今朝のアサイチでもダイジェスト放送していた。

原発事故も放射能汚染も、世界の専門家、研究者が全力を持って取り組まなくてはならない。
すべてのデータを開示し、地球的な対応を世界に訴える。

もうそれしかないと思う。
首相の決断が求められている。


そういえば、フランスからの助っ人が来ていたが、地下に潜ったのだろうか。
行方がわからない。

※今日の夕陽もなにか、暗示的だった。




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