岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

小選挙区 大勝も 大敗も 紙一重

2012-12-17 20:44:17 | 国民と国会と政治
今回の総選挙で 小選挙区制度の「傾向と対策」が読めてきたのではないでしょうか。

そうです。大勝は大敗の始まりということです。
世間ではよく言われますが、勝負で避けなければならないのは、まず大敗、その次が大勝です。
大敗は当然避けなければならないのですが、大勝も意外な落とし穴があります。

まず、大勝すると本来当選できないレベルの議員が受かります。

当然、当選者の平均レベルが下がります。

具体例は、もちろん小泉チルと小沢チルです。

そのような人は、1期で影も形もありません。

そして、議員数だけが多いレベルが低い当選者には、内閣や党の内容のある役職は回ってきません。
教育も行き届きません。
昔の自民党は、このような議員は国会決議要員として扱い、地元での基盤づくりに励ましたのです。
考えてもみてください。衆議院だけで294名をどう処遇します。
できるわけない。

功労賞などは、ごく少数の議員しかあたえられないのです。

一方、大敗した民主党は230名が57名に激減です。
壊滅的打撃とか党の消滅といわれていますが、そんなことはありません。
自民党が大敗して時には同じことを私も考えました。
だれが今回の大勝を当時予測したでしょう。

この逆風の中、生き残った民主党議員の顔ぶれを一人ひとり見ました。
さすがの兵ばかりです。
激戦の後には、老兵は去り実績をつめなかった若い議員も敗れてしまいました。

しかし、中核となって働くことのできる議員は残っているのです。

この57名と参議院議員88名 合計145名 
十分すぎるほどの人数です。

ということは、いかに議員数が多いかということでもあります。
定数削減は半分まで減らして問題ないのです。


大勝した自民党が実は大変な困難を抱えているということです。

ところで、失業となった議員と秘書はこれから3~4年は大変です。
赤穂浪士のような赤貧を耐えなければなりません。
それでも大石内蔵助は大切な軍資金には手をつけなかったといいます。
民主城の蔵には再起を図るための千両箱を残していると思います。

「おごる平家は久からず」
現代にも通用するのですね。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
失業中の生活費とおこづかい。 (村石太ダー&コピーマン)
2012-12-28 14:50:27
民主党 秘書 失業 で プログ検索中です。
800人の失業者 恐ろしいですね。この年末に どんな気分なのかなぁ心の切り換えとか どうかなぁ。今は 失業保険と職安かなぁ?
秘書になる人達は 学歴とか いいのかなぁ?次は どんな職業を 選べるのかナァ?
議員も173名 失業ということになるんですね
政治研究会(名前検討中 仕事研究会(名前検討中
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