岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

自衛隊中央病院入院患者の新型コロナウイルス症例のレポート その2

2020-03-23 21:59:09 | 新型感染症

重症例において使用した薬(適用外使用)

商品名:カレトナ、アビガン、オルベスコ、ベガシス、レベトール

効果について言及することは困難。

 

第一種感染病指定医療機関として行っていたこと、行ったこと

感染症受け入れ訓練の実施

大量傷者受け入れ訓練の実施

全国の自衛隊病院感染管理認定看護師の協力を得て、N95マスクフィットテストやPPE着脱訓練を行う(感染症診療に関わっていなかったスタッフへ)。

ゾーニング要領を徹底して感染管理の質の維持

コロナウイルス確定症例とわかって対応していれば院内感染は起こりにくい可能性を示唆

陰圧室が不足し一般病棟にも収容、ゾーニングを徹底した。

追記(3月24日)

PCR検査について

「PCR検査の実施においては、提出から結果の確認まで最長1週間待たされる等、困難を極めた。そのような折、国立感染症研究所及び陸上自衛隊特殊武器衛生隊にPCR検査の面で大きな助力をいただいた」

※特別な対応ができたということですね。

入院期間は1月30日~3月5日までですから、当初は検査が間に合わなかったということです。

キャパシティ(検査能力も含む)の問題から、検査自体を制限しなくてはならなかった。

その態勢が尾を引いていると思われました。

 

以上です。

 

お読みいただきありがとうございました。



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