岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【家庭舎】その建物としての構造    石井十次40

2005-03-31 10:10:41 | 石井十次
それでは家庭舎のハード面について、十次はどのように考えて いたのだろうか。 十次は、建築についても大いに興味があったようだ。 旅行する町々で建築物を見て歩いている。 音楽隊が各地を巡回する時も、その地の建物の観察を怠らなか ったという。 岡山孤児院の建物は78棟に達したのであるから、もし十次が 建築家であったとしても十分なキャリアである。 十次は小舎制の最高水準の建物を建てたと考える。 家庭舎と . . . 本文を読む