ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

ぽかぽか箱根

2014-09-15 | 分かち合い



昨日今日と、いつもの独身中年男三人衆で、小田急電鉄のロマンスカーに乗って箱根まで行ってきました。

現在の三人の平均年齢は51.33歳です。

何度かこのブログで書きましたが、50歳以上で一度も結婚したことのない人の割合を「生涯未婚率」というのですが、私たちはその上昇に貢献しています。

でも、三人そろえばコワくない…ではないですが、とても楽しい旅でした。

ずっと結婚をしない男は、何か国益に反しているような目で見られることがあります。

独りでいるとその風に押され、得てしてひどく気弱になったりするのです。

でも、三人いれば「ちゃんと働いて、税金だって社会保険料だって払ってるんだ!」という気持ちにもなって、ゴハンも美味しくたべられるし、温泉だってゆっくり入ることもできるのでした。






上の写真は朝食です。

いかにも由緒正しい「日本の旅館の朝食」という風情ですね。

お米がとても美味しく、私は朝から三膳も食べてしまいました。

お風呂は箱根ですから当然温泉ですけれど、ゆったり浸かっていても、他のお客さんと一向に遭遇しませんでした。

広くでお湯が出放題の浴場に一人でいると、申し訳ない気持ちになるほどでした。

そして、銭湯好きの父のことが頭に浮かびました。





昨日、箱根湯本に着いてお蕎麦屋さんに入ろうとすると、とても長い列が出来ていて、結局諦めました。

今日は、三連休の最終日のせいか、少し待っただけで入ることが出来ました。

子供の頃からほとんど旅行をせず、味覚音痴で物欲もあまりない私は、本当はどこで何を食べても良いのです。

ただ、ふだんいかない土地に行って人の会話に耳を傾けていると、それだけで物珍しくて面白い。

このところずっと痛風発作による左足の腫れに悩まされて来ましたが、数日前からかなり治まってきて、この二日の間も難儀せずに歩けたことは幸いでした。

そして何より、ぽかぽかと穏やかな陽気。

それだけでも、恵まれた旅となりました。