ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

雨戸の顛末

2017-02-13 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。


昨日、ブログで書いた「開かない雨戸」は、今日、無事に開きました。
と言うより、不動産屋のお兄さんに開けてもらったのです。


昨日の夜も今朝も開かなかったので、不動産屋に電話をしました。
夕方になって、不動産屋のお兄さんがやってきました。

お兄さんと言っても、四十手前くらいです。
私が今の住処を契約した10年二か月前には、彼はまだ二十代の終りくらいの青年でした。
それから、ずっと私を担当してくれて、何だかとても気遣ってくれています。
不動産業のなかには怪しげな人もいる…と言われる中、私も安心して頼みごとが出来て、助かっています。


お兄さんは、油と小さな工具セットを持ってやってきました。
私は「いくら上げようとしても、上がらないんですよ」と、雨戸の一番下のレバー部を掴んで、何度かガチャガチャさせました。
お兄さんは、「これはですね…」
と言いながら、雨戸の高い部分に掌を当て、圧力を掛けて押し上げる仕草をしました。
それから、改めて雨戸の一番下のレバーを掴んで、何度か上げると、「ガラッッ」と音を立てて雨戸が上がりました。

私は、お兄さんと顔を見合わせて、照れ笑いをしました。
なんだ。結局、不器用なだけか。
私はこういう「工夫」や「コツ」が必要な作業は、子供の頃からてんでダメなのです。
これじゃまるで、独り暮らしの女子大生みたいだ…

でも、雨戸の滑りが悪くなっているのは確かなので、お兄さんはレールにたくさん油を差していってくれました。
「長く住んでいると、こういうことは良くあるんです」
と、私に気遣うように呟きながら。


私の不甲斐なさはさておき、雨戸が開くようになって本当に良かった…と思いました。
空気の入れ替えが出来るし、フトンが干せる。
その上、一か所しかない窓を一日半封鎖して、軽い閉所恐怖的な感覚が出て来ていたからです。


外の世界と繋がっていることは、心身の健康に必須だ…と改めて感じたことです。