ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

幸せ聖夜

2015-12-24 | 信仰
今日は仕事はお休みでした。

今日が世にいうクリスマスイブであることを、起きてからしばらく気が付きませんでした。
朝の洗濯が終わりいつものようにスーパーに食品買い出しに行くと、精肉売り場の鶏肉コーナーにたくさんのローストチキンが売られているのを見て「あ、そうだ…」と思ったのです。

となると、一応クリスチャンである私も、ミサに与らなくてはなりません。
所属教会のホームページを見ると、16時18時20時22時と、四回ミサを行う…とありました。
いくらお祭り好きのカトリックだとて、四回もミサを行う教会はめったにありません。
盛んな教会に属していて良かった…と思いながら、早寝の私は一番早い16時の回に与ろうと決めました。

開始5分前に着くと、聖堂の200以上の席がほぼ埋まっているのに驚きました。
クリスマスイブと言っても日本では平日の四時ですから、高齢者と子供が中心だろうな…とタカを括っていたら、働き盛りくらいの男性もけっこういます。

主の降誕ミサでは、司祭朗読は毎年ルカ福音書の同じ箇所が読まれます。
私の霊名はルカなので、なんとなく誇りに感じます。
天使ガブリエルの、夜通し野宿をしながら羊の番をする羊飼いたちに対することば。


恐れるな。私は、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。

今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。

この方こそ主メシアである。

あなた方は、布にくるまって飼い葉おけの中に寝ている乳飲み子をみつけるであろう。

これがあなた方へのしるしである。


ミサには「乳飲み子」やそれに近い子が何人もいました。
そして、ミサが終わって抱っこするお母さん。
私がミサに一番求めているのは、「おおぜいの中で幼子とお母さんが安心して過ごている姿」なのかもしれません。

ミサから帰って来て、朝、スーパーで買ったフライドチキンを食べました。
宝ハイボールを飲みながらチキンを食べて、既に始まっていた『刑事コロンボ』を観ました。
私なりの幸せな聖夜だと思いました。