ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

惜別

2015-10-18 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。


二か月ぶりに教会でミサに預かった後、スポーツクラブに行きました。
午後は床屋に行ったのですが、10分もするとウトウトし始め、途中から最後までは爆睡していました。
「終わりました」と耳元で声を掛けられ目を覚まして、さすがに恥ずかしく思いました。


このところ、ホームの入居者の逝去と入院が続いています。
家族対応や病院とのやり取りはもともと私の仕事なので、それ自体は良いのですが、色々と疲れを増やすようなことがあります。

先日亡くなった方のことがまだ尾を引いているのかもしれません。
その方は、9年半前にホームがオープンして直後に入居されました。
とても意思の強い方で、ホームの長い廊下を毎日何十回も往復して足腰を鍛えていました。
いつもはどちらかと言えば怖い顔をしている方ですが、私が部屋に伺うとニコッと笑顔になり、色々とお話をしました。
三十分以上お話を伺ったこともたくさんありました。

未だお部屋に伺うとその方とお話ができるような、いつものように廊下を歩かれているような感覚があります。
今まで仕事で多くの方とお別れしてきたのに、こういう感覚は初めてです。



今日は夕方から、YouTubeで懐メロばかり聞いていました。
夜はBS放送でザ・ピーナッツの特集番組を観ました。

それで、少し心が落ち着きました。