ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

急逝

2015-10-13 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。

いくつかの心配事があって、午後二時過ぎに職場に電話を入れました。
すると、入院中の入居者が急逝された…と知らされました。
四日前に病院にお見舞いに行ったときには「早くホームに帰りたい」と何度も繰り返しおっしゃっていたのに。
九十代半ばで難しい病気でしたから、急変もやむを得ないこととは言え、本当に驚きました。

ホームが開設してすぐの時期に入居された方です。
とても頑固な方でしたが、私には一貫してていねいに接して頂きました。
お子さんがなく、ご兄弟も高齢で面会も少ないため、いつも「頼りないですよ」と言われていました。

つい二週間前までは、足腰が衰えないためと、長い廊下を一日に何回も往復されていました。
それだけに、ご冥福を祈ろうにも実感がありません。

今は、もうお話が出来ないことに寂しく哀しい気持ちになっています。