ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

べったり休日

2015-04-16 | 映画
今日は仕事はお休みでした。


今日は受診の予定はありません。
家族や友人との会食や、床屋や都心に出ての買い物の予定もありません。
要するに「何もない」休日なので、職場から仕事の資料を持って来ました。
ちょっと私が苦手にしている仕事で(このままじゃマズイ)と思っていたのです。

結論から言うと、全く資料に手を付けませんでした。
(家にいたら何もやらないから喫茶店にでも行かないと)と思っていたのですが、午後はべったりと部屋にいました。
なんでそうなるのかなア…。
ま、「予想通り」とも言えるのですが。


それで何をしたかと言うと、YouTubeで映画とかを観て過ごしました。
私はYouTubeで映画を観はじめても、九割方は途中で止めてしまいます。
パソコンの小画面だということもあるでしょうが、やはり「タダ見」だからだと思います。
タダだと思えば我慢をする必要がないので、どんどん打ち切ってしまう。

今日も何本か打ち切った後、渋谷実監督の『本日休診』を観ると、これは最後までいけました。
昭和27年の松竹映画で、原作は井伏鱒二です。
鶴田浩二、三国連太郎、佐田啓二などの方々が出演していますが、皆二十代のイケメンです。
淡島千景、岸恵子などの女優陣も、皆さん驚くほど美しい。
松竹映画はいわゆる「ヌーベルバーグ」が出るまでは、主演クラスは美男美女ばかりで、何だか清々しい。
実際、美形じゃなければ、長い時間観てられないですよ。

あと、後年の大物俳優、大女優の若かりし姿が出てくると、反射的に(おっ!)と思いますね。
『本日休診』はまさにそうでした。
このころの映画はたいてい一時間半くらいで終わるのも良いですね。

というわけで、今日は「まったり」と言うより「べったり」な後味の休日でした。


ご退屈さまです。