ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

濃い薄い

2014-06-22 | ほとほと日記
昨日に続いて、今日も仕事はお休みでした。
今月唯一の連休です。

まず、朝8時半からのミサに与りに成城教会まで行きました。
日曜ミサに与るのは約2か月ぶりです。
今日は、「キリストの聖体」という主日で、ヨハネ福音書の次の箇所が読まれました。

…私の肉を食べ、私の血を飲むものは、私はその人を終わりの日に復活させる。
私の肉はまことの食べ物、私の血はまことの飲み物だからである…。

こういうのを読むと「やっぱり濃いなア」と思いますね。
今日の神父さんも「これを聞いてドン引きして去って行った弟子も多かったと言われます」と、おっしゃってました。
それぐらい、自分に帰依せよ、付いて来い!ということなのでしょうが…。

今、ワールドカップが世界の注目を集めていますが、あれくらいの大きな試合になると、最終的な勝敗は単なるスポーツのそれではなくて、ほとんど宗教的な領域に入っているな…と感じます。
あの大会で優勝するエネルギーを持つには、選手やスタッフはもちろん、国民もかなり精神的に濃くなければ無理だ…と思わせます。
過去の優勝はブラジル5回、イタリア4回、ドイツ3回、アルゼンチン・ウルグアイ各2回、イングランド・フランス各1回…とカトリック国が圧倒しています。
サッカーのためならあとはもうこの世がどうなっていい…というくらいの了見のお国柄でないと、あの黄金のトロフィーは抱けないのではないでしょうか。

ミサのあとはスポーツクラブで走り、そのあとは雨の中買い物に走りました。
そして午後は、呑気にテレビにネット…と、定番の休日でした。
我ながら(ウスい休みだなあ…)と思わないでもありませんが…。

何日か前に起きた「都議会セクハラ野次事件」の推移もネットでチェックしました。
とんでもない話ですが、週明けには都議の一人が名乗り出て謝罪して幕引きを図るのではないか…という憶測が出ています。
確かに、誰か一人に詰め腹切らして手を打つ…というのは、この手のスキャンダルには常道です。

でも、今回ばかりは違うでしょ?という気持ちがあります。
あれだけ「女性の活用」「少子化対策こそ重要」とか言っている政権と同じ政党の議員の発言のようです。
前回の都議選では全員当選と圧勝した与党の議員です。
さすがに今回は内心「マズイ」と思っているようですが、未だに庇い合っているのは「どうせ、のど元過ぎれば…」とナメているからです。

これ以上ナメられたら、私たちは世界的に見て、まず珍しい部類の「ナメられの民」になってしまいます。

たまには「濃い」反応も必要だ…と思うのです。