ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

それでいい

2014-06-12 | ほとほと日記
今日も一日ぐずついた天気が続くようだ。

梅雨の真っ盛りだから仕方がないが、そろそろ晴れ間が恋しくなる。


毎朝、NHK のニュース番組を見ているが、そこでは苦境を跳ね返して頑張る人が良く紹介されている。

今朝は自動車や造船の部品を製造している中小企業が、このままでは先細りだ…と医療検査部品に新しく活路を見いだすさまが紹介されていた。

全く畑違いの分野なのでリスクも大きいのだが、社長の決意で取り組み、今のところ成功しつつある。

何事にも受け身で、与えられた仕事をこなすのに精一杯の私は、素直に「すごいなあ」と思う。

そんな大きな話でなくとも、ふつうのお父さんが小さな息子のサッカー練習のために休日に早起きして用具を準備している…というのを見ても「大したもんだなあ」と思う。

私は休日も判で押したようなメニューで過ごし、何事もなく心身を休めるよう願っているのに。

道を拓く…という活気に生来乏しい私は、このままで大丈夫だろうか?と不安になる。


今朝も母から電話があった。

母はテレビで見た杖を注文した…という。

まだ歩くのは大丈夫だが、念のためにな…とのこと。

母は自分を老人に見せるものが大嫌いだったのに、ずいぶんな決意だなあと思った。

母からの電話は30秒くらいだが、いつも「それでいい」と言われたような気になる。

私も、必要だと思ったら小さな決意をしよう。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈り致します。