古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

3/10宵の12P/Pons-Brooks

2024-03-16 12:22:41 | 彗星
風が強い夕方だったが、その分雲が切れて晴れ上がっていたので撮影に臨んだ。

先週と同様に、予報位置に6cmガイド鏡を向けるとあっさり見つかった。
明るさとともに視直径的にも大きくなってきたのかもしれない。

等と思いつつも、薄明終了時の高度は低め。
のんびり眺めている場合ではないので早速撮影開始。



X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→500mm・F5.6と8の間、ISO8000
RAW露出20s×4コマコンポジットしてマカリでレベル調整


画像処理してみると、前回よりも尾の存在が明らかになってきたようだ。
この調子でどんどん大きくなることを期待したい。


あと、今夜はM31にもだいぶ近いので、135mmで狙ってみた。
対角線で納めればギリギリツーショット(のはず)。



kissX5+Nikkor135mmF2.8→4、ISO3200
jpeg露出10~15s×4コマコンポジットしてマカリでレベル調整


おっと、かなりギリギリだった。
90mmぐらいで控えめに狙うべきだったか?
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3/2宵の12P/Pons-Brooks (2)

2024-03-03 21:37:20 | 彗星
昨夜撮影した画像のうち、250mm相当で撮影したものについて
X-A5のRAF形式(RAWデータ)からの取り出しで4枚コンポジットしてみた。



こちらの方が多少落ち着いた感じ?
でも、やはり左下に少しノイズが乗っている気がする。
ISO設定を上げすぎたか?

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3/2宵の12P/Pons-Brooks

2024-03-02 20:44:55 | 彗星
軽く冬型の気圧配置になって、少し冷えた夕方。
でも風もなく、結構すっきりと雲も取れてきた。

そんな土曜日の夜に2024年期待の彗星のひとつである12Pに初チャレンジ。
この彗星、昨年のうちに2回バーストがあったせいなのか、
CometCatalogさんによると現時点では予想より少し明るめらしい。


19h過ぎから観測小屋のわきでいつものようにSPをセット。
木星を見ながらピント調整とカメラ・6cmガイド鏡の光軸を確認した後で
予想位置にガイド鏡を向けてみた(星図はComet Bookを使用)。




うむ。12P、確かに在る。
いかにも彗星らしい姿だったので、あっさり確認。
もう7等台に入っている感じ?

そのまま撮影に入った。
レンズも使い慣れたいつもの望遠ズームをチョイスしたので、今回は軽めに撮っておこう。
※画像は2枚とも右が北。少し尾が出ているっぽい?



X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→170mm・F5.6と8の間、ISO12800
jpeg露出15s×4コマコンポジットしてマカリでレベル調整




X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→250mm・F5.6と8の間、ISO12800
jpeg露出15s×8コマコンポジットしてマカリでレベル調整

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星空観望会Feb17

2024-02-18 17:27:02 | 日記
昨夜は今年度最後の観望会のお手伝い。
日が沈む頃からだいぶ雲が晴れてきて、いい月夜になった。

今夜のメインは半月と木星。
2月のこの時期にしては冷え込みも緩くて、来場者も結構多かった。
風も穏やかだったので星像は比較的安定していた。


「SLIMはどこら辺に着陸したのですか?」
時節柄そんな質問が多かった。さすが観望会に来る人々は関心が高い。

「大体ここら辺らしいですね」
「今は休眠中らしいですね」
スマホで月面図を示しながら、そんなコメントで対応した。

「うまく再起動できるといいですね」「そうですね」
はるか頭上の月を見上げて、ささやかながらともに願う。


以下、薄明が残る中、画面左上のシリウスが目立ち始めた頃の様子。
スマホを鏡筒で安定させて手持ちで撮影。





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三日月を通過するISS・2024Jan14

2024-01-14 23:31:22 | ISSの光跡
夕方、ジョギングしているあいだじゅう
「今宵の三日月はきれいだな~」とチラ見しながら走っていた。

帰宅後、ふと手にしたスマホにISS通過の通知が出ているのが目に留まった。
でも、それは気づいた時点で既に通過が終わっていた分の通知だった。
なので「この後はどうかな?」と思って、アプリを開いて確認してみた。

あれ?この後19h過ぎの通過では、月の近くを通り過ぎるっぽい?
Heavens Aboveの予報でもどうやらそれっぽい。






さらに「ISS Transit Finder」で予報を表示させてみると、
どうやら19h過ぎの通過では当地が月面通過が見られるエリアに入っているらしい!



ただし、その時刻にはだいぶ高度が下がってくるようだ。
念のためもう少し空が開けている場所へ移動して撮影してみることにした。


移動先で、とりあえずkissX5+10-16mmではいつものように固定で連射。
動画用には100-500㎜+2倍テレコン+X-A5を赤道儀に載せて自動追尾。
そして監視用に6cmミニ屈折も同架し、眼視でも確認してみることにした。

いよいよISSが上ってきた。連射&録画開始。
低空なので少しもやがかかっているけど、何とか隠されずに見えている。

おー!月の前をキラキラとしたISSが通過していく!
マジで予報通りではないか!!


動画は少し感度が足りてない感じだったので、動画編集ソフト(お試し版)で明るさを最大まで上げてみた。
仕上がりはこんな感じ
実況中継みたいな感じでもそもそしゃべっているのは、もちろん自分。
録画開始後50秒あたりからISSが通過していった。
※そう、無料お試し版なので画面右下にロゴが入ってしまうのはご愛敬。

連射の方はいつものSiriusComp64で比較明で合成。
ISSはその後も高度を上げながら地球の影に入っていった。



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