させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

氷蜜

2014-08-05 07:29:33 | 日々のこと


かき氷みたいな

恋だった

すぐ

ダメになるかな

って

最初から

あきらめてたのに



口あたりが

よくて

キンと

痛むって

解っていても

もっと

もっと

欲しくなった


かき氷みたいな

キミだった


クールでいてよ

そう願うから

崩せないだろう

って

オトナで

居るコトに

すこし

疲れて

ふてくされた

キミは

聖母が

産み落とした

少年のように

いじらしく

透き通って

いたっけ


かき氷みたいな

ふたり

だったら

よかったね


いちご蜜に

染まった

あっかんべー


あんなふうに

考えてるコトも

いちばん

伝えたいコトも

わかりやすく

いつまでも

消えずに

そこに在れば

よかったのにね


氷蜜の山は

世界の中心みたいに

目の前で

溶けてゆく


タイミングが

すこし

ズレると

ほら

こんなふうに

あっという間に


ぼくたちも

終わったワケじゃない


ただ

溶けていっただけ


あつすぎて


すきすぎて

コメント
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