あかるい箱

その箱は

あかるくて

たのしくて


なにかを

だれかを

待ち侘びる

モノにしか

見えないし

訪れるコトも

できない


ソコにあるのは

未来を

自由自在に

思い描ける

イマジネーション

絵空事


子供の頃

クリスマスや

誕生日を

待ちきれず

愚図る

ワタシに


「待つ時間も

楽しみのうちよ」

と

宥めてくれたのは

誰だったろう


今の

ワタシに

あかるい箱は

見えるだろうか


あかるい箱に

ふらり

訪ねるコトは

できるのだろうか


「痛いのは

ほんの

一瞬だから」


注射の時の

お医者さまの

魔法の呪文

好きだったなぁ


数秒先の

未来でさえも

早く

モノクロの

過去に

変えてしまえ


そう

強く念じてる

今のワタシには


あかるい箱は

きっと

見えない


もう


ソコへは

行けない

ツムグイト ツナグイト

昨日

ひさびさ

元よしだ屋

看板スタッフだった

ムツミちゃんが

お客様として

お母さまと

ご来店してくれて


なんだか

新鮮だったけど

てんやわんやの中

元気をもらいました


彼女は

今ずっと

夢だった

お菓子屋さん

「かとう家」

の

オーナーパティシエ

として

頑張っています


そして

彼女のお母さまも

これまた

良妻賢母

器用な方で

編み物の達人

なんです


昨日は

よしだ屋の

象徴ともいえる
（天皇？！）

我らが大先輩

澄子さんに

ニット帽と

ニットショールの

サプライズ

プレゼントを

下さったのでした


記念撮影をと

パチリ

手作りのあたたかさが

伝わってくる

一枚となりました


イイ笑顔ですね


ヒトとヒトを

繋ぐと

表される

赤い糸


それは

見えないけれど


こうして

時に

何かの

カタチを

借りて

在処を

教えてくれます


強くて儚いから

絡ませたり

不慮に

断ち切らぬよう


目を

ココロを

凝らして

いきたい

ですね

ベストポジション

今日

お気に入りの

ピアスが

片方無くなって

いるコトに

気づいて

ひどく

しょんぼりしていたら


仕事の帰り道

ひょいと寄った

てげてげ

で

一目惚れ

パールピアスに

出逢いました


色も

モーヴヴァイオレット

オトナっぽいのに

ガンガン

普段使いできそうで

気に入っています


そして

何より

つけてビックリ

パールの位置が

ちょうど

耳たぶに

ちょこんと

そう

朝露が

葉っぱから

零れ落ちるような

憧れポジション

だったのです


嬉しいなぁ～


今度は

無くさないように

しないと・・


えっ

無くしたヤツは

どうなるの？

って・・


もちろん

諦めずに

探しますよ


ピアスちゃんも

見つけてもらうのを

待ってる

コトでしょうから


ヒトツヒトツに

想い出と

思い入れが

ありますもの


ね

フタツハヒトツ ダッタ

昨日は

ムスコの

部活動の

三年生送別会の

カレー会でした


同じ釜の飯を食らう


まさに

そんな同士たちも

それぞれの

世界

様々な

出逢いに

向かって

羽ばたいていく日


ヒトの一生なんて

はたまた

キラキラした時間って

ホント

あっという間

なのでしょうね


片付けを終え

帰宅すると

テーブルの上の

桃色ヒヤシンスが

たわわに

花々を

開かせて

重みで

すっかり

首を

もたげて

しまってるでは

ありませんか！


なんだか

悪いことの

ようですが

花には

咲ききって

ほしいし

球根にも

また来年は

地植えで

息づいて

ほしいので

思いきって


パツン


花瓶を並べ

せめて

傍で

今しばらく

楽しむコトに


朝目醒めて

目をやると

朝日を浴びて

まるで

寄り添う二人の様に

身を預けて

微睡んでいる

ようでした


ヒトツとヒトツは

フタツになって


でもきっと

フタツのままでは

ずっとは

居られなくて


サヨウナラ

コンニチハ

サヨウナラ

コンニチハ


そうやって

その都度

自分が

もともと

ヒトツだったコトを

思い出していく


でも

それは

哀しいコト

なんかじゃなくて

抗えないコト

誇りに

思えるコト


フタツになれた

奇跡と

ヒトツで歩んできた

軌跡の

反芻なのだから


想い出を作るコトが

生きる目的の

ヒトツでも

あるのだろうから


留まれないのではなく

留まらないのだ

ニットタイと白シャツとワタシ

昨日

同じ匂いがする

オンナトモダチが


「アタシ

髪のばす！

カワイイを

目指す！」


と

宣言してました


春ですね(笑)


季節の移ろいは

ヒトを

やる気に

させるのです！


気温と共に

上昇気流に

のって


「ギザかわゆす」


目指そうね！


向上心溢れる

彼女の

影響を

受けて

ワタシは

敢えて

髪を切りました


ずっと

短めなんですが

今年は

いよいよ

40′S 突入


オトナのオンナは

ショートカット

そんな

イメージを

カタチにする

小さな一歩です


イメージは

品川庄司の

庄司？！


いやいや

樋口可南子さん！


んっ

どれどれ


ゲッ

首筋が

やっぱり

庄司じゃん！


ん～


ココは一つ

持ち味を

いかして
（こんな時
ポジティブで
良かったと
思います）

中性的を

目指そう！


早速の

ニットタイ

白いシャツ


でも

あえて

耳元には

パールピアスを


男前な

オンナに

なれるかな


いやいや


中身ですね


自分らしさ

ですよね


その時の

ベスト

その時だけの

キラキラを

身につけて


「らしい」

ワタシに

なれるように


「らしい」

ワタシで

いられるように

ウマクハイエナイケド

うまくは

云えないけど

いろんな

つながりを

感じる


うまくは

云えないけど

きっと

出逢うべくして

ワタシたちは

通わせ合って

いるのだろう


まっさらな

ココロで

ぶれない

軸で


目を凝らそう

手繰りよせよう


うまくなんて

云わなくて

いいんだ


最初から

スマートなんて

望まずに


削ぎ落として

いこう


ホントに

大切なモノは

きっと最後に

のこるから


それはいたって

シンプルで

例えるなら

こんなコトバたち


「ありがとう！」

「おいしい！」

「大好き！」

にゃん

2月22日の

にゃんにゃんにゃん

猫の日には

人気者だったろうに


祭りの後

昨日は

仕事先の

駐車場で

朝と

帰りしな

おんなじ

にゃんこに

出くわしました


寝てても

起きてても

おんなじ

表情なの！


渋い！


今日も

逢えるかなぁ・・

名作ね

今日の

よしだ屋の

BGMは

ホイットニーヒューストン

デビューアルバム

「そよかぜの贈り物」

でした


追悼の意を込めて

と

しんみり聴く

つもりでしたが


当時

中学生だった

ワタシは

のびやかな歌声と

スウィートな

ラブソングに

酔い痴れ

（ジャケットの

彼女の水着姿と

長い足も

衝撃的でした）

憧れたなぁ・・


そちらの

甘い記憶の方が

勝って

不謹慎ながら

思春期の

ほの甘酸っぱい

ココロ持ちで

聴き入って

しまったのです


時の経過を

ワインを熟成させる

かのように

味方につけて

彼女の歌声は

これからも

輝きを放ち

息づいて

いくのでしょうね


（ジャケットを

撮り忘れた！

写真は

ずっと観たかった

バクダッドカフェ

ジェヴェッタ・スティール

が　唄う主題歌

CALLING YOUも

大好きな

名曲です

80組もの

アーティストが

カバーしていると

TSUTAYAで

流れていましたよ

ホリー・コール

バージョンは

ヘビロテです）

モモイロ

テーブルの上の

小さな春

ヒヤシンスが

ほぼ満開


桃色のやすらぎ


微笑みを

もたらして

くれます


淡いピンクは

若い頃には

世界でいちばん

似合わない色だと

敬遠していたけれど


妙齢の

今のワタシには

憧れの色のヒトツです


癒し

和まし

和らげる

この美しき

春色


桃色の

ココロ持ちで

キミをふわり

包み込んで

あげられたら

それはパンにカタチを変えて

ワタシは

パンが

好きだ


パン

・・そう

呟くだけで


ホカホカ

フンワリ

シアワセな

キモチになる


小学生の頃

社会科見学で

パン工場へ

向かったものの

ひどい車酔いで

車内待機だった

それくらいかな

パンにまつわる

ツライ思い出は(笑)


あとは

シアワセな

イメージしかない


つい先日も

最近

よくご来店下さる

優しい印象の

おじいさま


帰りぎわに

ホイ

と

スタッフ全員分の

パンを差し入れて

下さった


うぐいすあんパン

桜あんパン

黒糖あんパン・・

などなど

きっと

一つ一つ

選んでくたさったの

でしょうね


泣けますね


はたまた

今日は

閉店後の

仕込み真っ最中

小腹が空く

魔の時間帯


帰りしな

何食べようかなぁ・・

なんて

考えていたら


トコトコと

昭和三年生まれの

大先輩！！が


ホイ

お腹すいた頃でしょう

と

半分に

切り分けた

ワタシの大好きな

栗粒入り

けしの実たっぷり

あんパンを

下さった


あぁ

涙で

塩っぱいよ

この あんパン・・


そう

ココロの中は

涙そうそうでした


優しさも

思いやりも

パンに

カタチを

変えて

ヒトとヒトを

繋ぐのでしょう


お腹だけに

とどまらず

ココロも

ふっくら

充たすのでしょう


食べ物のキオク


それは


笑顔のキオク