目を覚ますと外はしとしと雨降り、今朝はパパと車で出勤したレイラです。
雨の日はこうやって、パパがレイラをいったん車で送ってくれる。
そして、あたいをクレートに入れて、自分だけ車でお家へ帰り、
車をおいて、今度はお店まで一人で歩いてくるんだ。
車がないと、ママがパン屋さんへ行けないからね。
さて、きのうは日曜日で、すっごく賑わったレイラのお店。
ティーカップもデミタスも、カプチーノカップも総動員。
シンクのカップを洗っては使い、洗っては使いの繰り返し。
久しぶりにてんてこ舞いのパパとママでした。
棚やマシーンの上は何もなくなったから、
お掃除するにはいい機会だったかもね。
でも、こんなに忙しいと、二人はただオーダーをこなすだけで、
飲み物のクオリティやお客様とのコミュニケーションが
おろそかになってるんじゃないかと不安なんだって。
こんな日は、晩ご飯の食卓は反省会になるんだよね。
いつもご家族できてくれるお客様。
その息子さんが、はじめて彼女を連れてきてくれた。
職人気質で親思いの彼をパパはすっごく気に入ってて、
つい「こいつのことよろしくお願いします」って、彼女に。
なんだか突然、自分の息子のような錯覚に陥ってしまったんだって。
自分たちがお店はじめる前から知り合いのご夫婦。
「とうとうカフェを始める決心をしました」って。
いろいろ教えてくださいっておっしゃるけど、
パパたちが教えることなんて一つもない。
こんな人たちと、もっともっとお話ししたかった。
商売繁盛はいいけれど、不完全燃焼なんだな、パパたち。
もっと作業効率を上げて、少しでも余裕ができるよう
頑張らなくっちゃね。
だって、パパの珈琲の師匠さんたちのお店なんて、
それがちゃんとできてんだから・・・。
日々反省の繰り返しなのです。
昨日は、もう春が来たのかと思うような陽気、
今朝もお外は真っ白な霜に包まれ、
こんな日は、きっとお日様が昇るとポカポカになるだろうと
お昼が待ち遠しくなっちゃうレイラです。
こんな寒い朝も、夏の日差しが照り込む朝も、
パパはお店に出ると、お掃除を済ませてから
きまって珈琲を淹れて新聞を読む。
でもね、このところ新聞の文字が読みづらくなってきたって。
そう、老眼ってやつね。
もともとパパは近視だから、いつもコンタクトレンズをつけてんのね。
レンズを外しちゃうと近くは見えるようになるんだけど、
こんど遠くが見えなくなる。
だから、コンタクトの装着は欠かせない。
そこで、最近買ったのが虫眼鏡。
商品の裏に貼ってある原材料の説明書きなんかを見るためにね。
ずっと昔、おばあちゃんが針に糸を通すの簡単に手伝ったげて
あんたはそんな見えんの、ってパパは褒められてた。
あん時は、自分もそうなるなんて思ってもみなかったってさ。
いっつもコンタクトレンズを手放せなくて、
予備も必ず持ち歩いてるパパ。
ずっと一緒にいて、可愛いがってるんだね。
だって、「目の中に入れても痛くない」んでしょ・・・。
いつまでも寒い、やっぱり寒いと、寒さに飽きちゃったレイラです。
さて、昨日は木曜日で紅茶教室の日だったんだけど、
受講者がなかったんで、事実上のお休みとなったパパとママです。
そこで、二人は例によってレイラをおいてせっせとお出かけ。
ある方から極秘情報を得て、郊外の焙煎豆屋さんへ向かったんだ。
そのお店は、まだ先週オープンしたばっかで、
若い男性が一人で切り盛りしてた。
コンパクトにまとまったその空間は、なんだか彼の秘密基地って感じ。
お豆屋さんなんだけど、珈琲のテイクアウトもできて、
きのうは、ドリップの珈琲を2種類いただいた。
でもね、間もなく、エスプレッソマシーンが届くらしくって、
エスプレッソやカフェラテなど、シアトルスタイルのアレンジドリンクの提供を開始するらしい。
パパは、「待ってましたーっ」って狂喜乱舞。
エスプレッソのこと、いろいろ情報交換したいって思ってたパパには、
近くにこんなお店ができて大歓迎なのです。
なんだか初々しい味と空間。
淹れたての珈琲を飲んで、パパとママは身も心もフレッシュな気分になったってさ。
んで、実はもう一つ。
街の方にオープンしたって焙煎屋さんへも。
そこは、広々とした空間で、凛とした空気が漂うお店。
もの静かな男性がパパを迎えてくれた。
焙煎機の周辺は、男の作業場って感じ。
材料や機材が整然と並べられてて、スッキリしてる。
仕事場を見てると、この方はとっても丁寧なお仕事なさるだろうなと
パパは直感的にそう思ったって。
そして、カウンター席で珈琲を一杯。
なんと、洗練されたスッキリとした飲み口。
一言でいうと「きれいな味」だったって。
オーナーの焙煎師さんと少しだけお話しして、
イエメン100%のモカ豆を購入。
パパがさっそく淹れてみたら、香りがお店いっぱいに広がって、
何だかレイラもいい気分になった、
たちまち若い男の子に恋をするかのような・・・。
というわけで、楽しみがグ〜ッと増えたパパとママ。
この方々たちと、これから珈琲のお話し、いっぱいできたらいいなって。
この冬二度目の寒波来襲で、足にしもやけができそうなレイラです。
さて、先週の定休日、食材の仕入れに出かけたものの、
「雪のため通行止め」で、途中リタイアしたパパとママ。
今週は、しっかり事前調査を行い、しかも安全策で下道を使って、
さあリベンジだと意気揚々と大手量販店へと出かけた二人です。
さすが一般道での道のりは長く、
お尻が痛くなったと言いつつも、お目当ての材料をしこたま買い込んだパパ。
ついでに?と、ママはアウトドア用品のお店でダウンジャケットをゲット。
雪で痛い目に遭ったママは、寒さ対策に敏感になってるようです。
速度規制はあったけど、通行止めまではなかったんで、
帰りは高速道をひとっ走り。
途中、猛吹雪に遭ったけど、なんとか無事にたどり着いた二人です。
こうやって、仕入れや新しいカフェなんか見つけて
一緒に出かけてくとき、
二人は「なんか、生きてるって感じ」なんだってさ。
そしてレイラは、いつもお留守番。
きょうもパパ、お店のエアコン消してったろ!
消すんだったら、代わりにダウンくらい着せてよね。
いいの、いいの、あんたはホンマモンの毛皮着てんだから・・・(パパ)
きょうも鉛の下で、さえない気分。
でも今は、じっと春を待つしかないとジッとがまんのレイラです。
さて、きのうは月曜日とあって、比較的バタバタもせず、
カウンターで馴染みの客さまとゆっくり雑談できたパパとママ。
郊外に新しく焙煎豆屋さんがオープンしたって情報なんかもらって、
二人は喜んでたな。
そんな雑談の中の一つに、こんなお話しがあったんだ。
「おいしい珈琲は9割が豆の力」
こんな意見をもってる人たちがいるらしい。
パパも確かに豆の力は重要で、
おいしい珈琲を淹れるには、おいしい豆が欠かせないと思ってる。
信頼のおける豆屋さんが丁寧に焼いたお豆を送ってくれるから
パパの腕でもおいしい珈琲が淹れられるってわけだし。
んだけどもさ、
残りの1割をおろそかにすると、結果はゼロになっちゃう。
豆以外の力も磨かなきゃだよ。
実はパパはね、こう思ってるらしい。
「おいしい珈琲は、3分の1が豆の力、
あとの3分の1が淹れる人の力、
そして残りの3分の1は飲む人の力」ってね。
喫茶店で、別れ話するときに飲む珈琲っておいしい?
仕事で失敗して、これから上司に報告するって時の珈琲っておいしい?
健康診断の結果を聞きにくときの珈琲って・・・?
だよね、
おいしいかおいしくないかは飲む人が決めるんだよ。
幸せな国家って、こんな感じじゃない?
置き換えちゃうと、お豆が法律で、淹れる人が行政、飲む人が国民だ。
いっくらいい法律つくったってね、上手に回したげないと。
んで、きまりを守って幸せになろうって思わなきゃ損だわ。
珈琲の発想が、国家幸福の法則にまで発展した妄想癖のパパ。
パパの珈琲おいしいって思わにゃ損よ、ってわけ?
ねえパパ、お客様を暗示にかけてどうすんの、
腕を磨くって、そんなことじゃないだよ・・・。









