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アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

 

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

近頃、広東省が大雨に見舞われ、梅州市蕉嶺県で洪水が発生し、5人が死亡、2人が行方不明となった(*1)。近隣地域でも4人が死亡し、4人が行方不明となっている。報道によれば、中国における過去100年で最大の洪水だという。

 

豪雨により土砂崩れ、洪水などの災害が発生し、同省平遠県の8つの鎮村が甚大な被害を受けた(*2)。暫定的統計によると、平遠県では5万5000人以上が被災し、2247軒の家屋が倒壊し、3203軒が深刻な被害に遭っている。また、4697カ所の道路が崩落し、356キロメートルの路盤舗装が損壊し、82の高速道路が寸断され、111の橋が損壊した。

 

福建省、広西チワン族自治区等も大雨で洪水に見舞われており、各省では多数の地域で洪水が発生し、家屋や村が丸ごと水没している(*3)。

(*1)2024年6月21日付『rfi』
(*2)2024年6月22日付『VOA』
(*3)2024年6月20日付『万維読者網』

 

 

災害を放置する習近平氏