古美術 崎陽

古唐津 茶碗 他お茶道具等 古美術全般を取り扱う「古美術崎陽」のHP日記

幕末の長崎で活躍した人~小松帯刀(6)

2010-05-05 13:35:13 | 長崎の歴史
「小松清廉」


(6)



新政府においては、

総裁局顧問、徴士参与や外国事務掛、

外国官副知官事、玄蕃頭などの要職を歴任した。

フランスが、

江戸幕府の借金を新政府が返済しないなら

横須賀造船所を差し押さえると主張した際、

清廉と大隈重信はイギリスから資金を借りて

フランスに返済して窮地を脱している。

他にも堺事件や浦上四番崩れの交渉を行った。

またグラバーや五代友厚とともに、

日本初の西洋式ドックを備えた小菅修船場を建設した。

明治2年(1869)病気により依願退職。

版籍奉還では、

久光を説得し率先して自らの領地を返上して範を示した。


明治3年(1870)に36歳の若さで大阪にて病死し、

最期は妾の琴(琴仙子)が看取った。

墓地は鹿児島県日置市日吉の南1キロの

祢寝家・小松両家歴代墓所。


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