のみちをゆけば

北の山男が日々の生活、趣味の報告をします!

余市天狗岳

2009年01月16日 21時29分05秒 | 登山

 久しぶりの山ネタです。

 といっても、3年前の春の記録です。


 余市天狗岳は余市町の西にある標高872mの山です。東斜面が
切り立っていて積雪期に国道5号線から見るとひときわ白く輝い
て立派に見えます。



 仁木町から見た天狗岳(左)と湯内岳

 登山道は無く、かなり奥まっているので、積雪期にしか登れ
ないと思われます。

 登山したのは2006年のゴールデンウィーク、この年は雪が観測
史上最も多かった年で5月に入っても山は豊富な残雪で覆われて
いました。

 登山は梅川町の奥に伸びる林道から入りました。そしてまだ未
踏である湯内岳を越えていくことにしました。

 

 林道(平坦な場所は明瞭で無い場所もあり)の途中から449m
の水準点がある尾根を目指します。



途中からは湯内岳が思ったよりも遠くに見えます。

 やや細い尾根に入り、尾根が広がると林道を横切り、急な斜面
でグイグイ高度を上げました。





 背後には羊蹄山やシリパ山(奥に暑寒も望まれる)が見え出す
と湯内岳(645m)山頂はすぐです。



 平らで木に囲まれた何も特徴がない湯内岳山頂。



 湯内岳から望む余市天狗岳(雪崩斜面がある右の山)



 湯内岳からは南西に進路をとり576m水準点を通って、コル(鞍
部)に下りてやや急な斜面を登ります(ここが一番緊張したかも)。



 背後には塩谷丸山も見えます。



 南西の方角には稲倉石山(記録 順序が逆でごめんなさい)





 二つのポコ(ピーク)は北側の南端を通って683mの水準点を通
り、比較的斜度の緩い天狗岳の南東斜面(写真左側)から山頂に
あがりました。



 稲妻のようなダケカンバの枝ぶり



 山頂までは長い道のりでした・・・





 山頂からは南に羊蹄山、北西には余別岳や積丹岳が望まれました。


 帰りは同じ道を戻りましたが、湯内岳を経由しないため、576水準
点に登らずに林道に下りました。
 帰りは雪が腐っていてかなり苦戦をした記憶があります。



 途中で振り返った天狗岳、雪崩斜面が恐ろしい。



 この年は雪が多くて、GWでこんな感じ。木々も痛めつけられ
ました。



 林道の途中から見えた余市岳。こちらも真っ白でした。


 概要 

 登った日:2006年5月上旬 
 コース:梅川町林道入り口~(2時間5分)~湯内岳~(2時間30分)
     ~余市天狗岳~(2時間30分)~梅川町林道入り口  
 装 備:日帰り登山(ツボ足→午前中の登りはほとんど沈まずに歩けました)
 行 程:GPSで約17kmと記憶している。
 注 意:林道入り口には駐車場がありません。私は自転車で登山口まで行き
     ましたが、駐車の際はトラブルの無いように。
     また、天候の変化や雪崩にはいつの時期も注意が必要です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする