goo blog サービス終了のお知らせ 

天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

時代劇にはまる

2016-12-09 06:17:04 | テレビ
テレビは昼下がりに「科捜研の女」のリバイバルをよく見る。沢口靖子はうっとうしくなくていい。
その後、本を読んだり俳句をつくったりして夕食までほぼ家にいる。6時半に夕食を終えて就寝する9時まで頭はもう使わない。



この時間のテレビの見ものは今、「遠山の金さん」(7時から)と「子連れ狼」(8時から)の二本立てとなっている。いずれも時代劇専門チャンネルである。
両者とも1970年代製作のリバイバル。登場する俳優がめちゃくちゃ若い。
「遠山の金さん」でめあかし手伝いのような役で出る岡崎友紀は現在63歳だが当時20歳代。キュートで溌剌としている。

岡崎友紀

ゆうべから第53話となり金さんの相手役が水沢アキに代ってしまった。やや残念。その水沢も現在61歳。「今なにをしているの」という女優だが、このころ輝いていた。
なんといっても杉良太郎がかっこいい。
右足を一歩下の階段に踏み出して右肩を露にして見得を切るシーンは毎夜ほれぼれする。何度見てもいい。
それに至る流れに乗って心地よく感じる自分がいる。水戸黄門の印籠やジャイアント馬場の16文キックに至る道筋と同じ偉大なるマンネリの見せ方である。
杉良は男もうならせる色気がある。彼は現在72歳だがほかの役者と比べて今のありようとあまり変わりないのが凄い。




「子連れ狼」の萬屋錦之介も色気のある男優だがこの場合、非情、冷徹で杉良のやわらかみから一転してからだが締まる。
1997年3月10日に亡くなっているがスクリーンの拝一刀は永遠に不滅である。
大五郎を演じる西川和孝もよくこの子だけに見せる拝一刀の表情がいい。
杉良から錦之介に至る時間は豊穣である。

時代劇は男優も女優も輝かす。
それまで気づかなかったが、「必殺仕事人」における<何でも屋の加代>役の鮎川いずみがいい。色気と果敢さとを併せ持っている。


「鬼平犯科帳」の中村吉衛門もいい。酸いも甘いも噛み分けた円満な人格者にして腕が立つ。
残念ながら吉衛門の鬼平は終ってしまった。

時代劇は夕食後の寝るまでの友である。洋ものや現代ものや、むつかしいドキュメンタリーは面倒である。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 性愛表現にみる男女の差 | トップ | 忌日俳句を書くと老いるよ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

テレビ」カテゴリの最新記事