第87回選抜高校野球大会はまれに見る好試合であった。
高校野球はベスト8の闘いがハイライトで決勝戦は割とワンサイドのつまらない展開になりがちだが敦賀気比と東海大四の実力はほぼ互角で近年にないおもしろいゲームであった。

ぼくは東海大四のエース大沢志意也が前日まで嫌いだった。
とにかく興奮を表情に出さぬイケメンには憎らしささえあった。
準決勝で強打の浦和学院が大沢などたやすく粉砕するだろうと期待していたが打ち気を見事に外されてしまった。
わずか17歳で甲子園のマウンドに立ってかくも感情を殺して打者を打ち取ってゆくマウンドさばきは見事であった。
投球術をしっかり身につけているのも気に食わなかった。
どろーんとしたスローカーブをときおり混ぜる。ストレートを見せ球にしてチェンジアップで空振りを取ったりタイミングを外して凡打を打たせる頭脳は高校生のものとは思えない。
大谷くんみたいな速球で来いよという高校生投手に対する願望があって大沢くんは好きになれなかった。
けれど今日の投球を見ていてこれだけ落ち着いて表情を殺して仕事ができるのはやはり凄いことだと次第に評価する方向へ気分が変わっていった。
夏の甲子園にも来てほしいと思うのだが今のままのまとまり方ではプロへの道は開けてくるだろうか。
本人が野球をどう考えているか知らないがカーブやチェンジアップを使った緩急の投球術の冴えだけではプロから声がかからないだろう。
いま日ハムで七転八倒している斎藤投手のような軟投型ではもたないだろう。
甲子園を制するためには変化球投手の方がいいかもしれぬがプロは軟投型を求めはいない。そのへんを大沢くんはどう考えているのか。
とにかく夏また見たいと思うまで好感を持つにいたった。

大物感がないものの意外にプロ向きなのが敦賀気比の松本哲幣だろう。
背番号17の脇役と見られていたが大阪桐蔭戦の2打席連続満塁ホームランはまぐれでできるものではない。
そして本日の決勝2ランホームラン。
打球を上げるセンス、遠くへ飛ばす技術はたぶん先天的のもの。
彼はもしかして松井、清原レベルの素質を内在させているのでは。
10年後、松本くんがプロで活躍しているかもしれない。大沢くんよりプロに近い気がした。
夏、敦賀気比も甲子園で見たい。そのとき松本くんを4番で見たいものである
高校野球はベスト8の闘いがハイライトで決勝戦は割とワンサイドのつまらない展開になりがちだが敦賀気比と東海大四の実力はほぼ互角で近年にないおもしろいゲームであった。

ぼくは東海大四のエース大沢志意也が前日まで嫌いだった。
とにかく興奮を表情に出さぬイケメンには憎らしささえあった。
準決勝で強打の浦和学院が大沢などたやすく粉砕するだろうと期待していたが打ち気を見事に外されてしまった。
わずか17歳で甲子園のマウンドに立ってかくも感情を殺して打者を打ち取ってゆくマウンドさばきは見事であった。
投球術をしっかり身につけているのも気に食わなかった。
どろーんとしたスローカーブをときおり混ぜる。ストレートを見せ球にしてチェンジアップで空振りを取ったりタイミングを外して凡打を打たせる頭脳は高校生のものとは思えない。
大谷くんみたいな速球で来いよという高校生投手に対する願望があって大沢くんは好きになれなかった。
けれど今日の投球を見ていてこれだけ落ち着いて表情を殺して仕事ができるのはやはり凄いことだと次第に評価する方向へ気分が変わっていった。
夏の甲子園にも来てほしいと思うのだが今のままのまとまり方ではプロへの道は開けてくるだろうか。
本人が野球をどう考えているか知らないがカーブやチェンジアップを使った緩急の投球術の冴えだけではプロから声がかからないだろう。
いま日ハムで七転八倒している斎藤投手のような軟投型ではもたないだろう。
甲子園を制するためには変化球投手の方がいいかもしれぬがプロは軟投型を求めはいない。そのへんを大沢くんはどう考えているのか。
とにかく夏また見たいと思うまで好感を持つにいたった。

大物感がないものの意外にプロ向きなのが敦賀気比の松本哲幣だろう。
背番号17の脇役と見られていたが大阪桐蔭戦の2打席連続満塁ホームランはまぐれでできるものではない。
そして本日の決勝2ランホームラン。
打球を上げるセンス、遠くへ飛ばす技術はたぶん先天的のもの。
彼はもしかして松井、清原レベルの素質を内在させているのでは。
10年後、松本くんがプロで活躍しているかもしれない。大沢くんよりプロに近い気がした。
夏、敦賀気比も甲子園で見たい。そのとき松本くんを4番で見たいものである
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