天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

横綱が締めた

2023-05-29 06:06:43 | 大相撲



大相撲五月場所は横綱照ノ富士が14勝1敗で優勝した。正直いって10勝できれば御の字かと思っていたので中日まで8連勝したとき期待した。
千秋楽の貴景勝は差して体を密着させたとき勝てないだろうと思いそうなった。照ノ富士に体を密着させてはダメというのを「極め出し」で負けた翔猿、宇良、豊昇龍が証明する。横綱はうるさい奴らを引っ張り込んでがんじがらめにして始末した。
横綱にとっていちばん嫌なタイプは終始体を離して攻めるタイプ。ボクシングでいうヒット&アウェイであり、それを果たして勝ったのが9日目の明生であった。
14日目の霧馬山はうまく攻めたが横綱に前みつを引かれて正対されたのが敗因。横綱は苦しかったが前みつを引き付けて霧馬山の態勢が上がってきたとき勝負あった。勝つには霧馬山は照ノ富士の横にとりつかねばならなかった。
朝乃山、若元春のように素直に四つになる力士は組みしやすかったのではないか。強い横綱相撲であった。12勝の優勝はプロの幕内の優勝としては物足りなかったから14勝が燦然と輝く。
ひと場所でも多く取ってほしいと思う。


通常ならもろ差しの寄り(貴景勝)は最高の形だが
今場所の照ノ富士には「飛んで火に入る夏の虫」であった

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