goo blog サービス終了のお知らせ 

天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

胡桃の聖地浅川を訪ねる

2020-11-06 05:55:14 | 身辺雑記
きのう浅川まで自転車を駆った。日野市で自宅から10キロある。多摩川の管轄地域をほぼ拾い、11月になって遠くへ出張した。
浅川はぼくが胡桃に注目した記念すべき場所である。KBJ句会に来た野鳥写真家野崎和夫さんの話に興味をもち去年の3月13日、当地を訪れたのが胡桃採取の発端である。あれから1年8ヶ月、胡桃にのめりこんできた。今年4月10日に胡桃の幼い赤い花を見たのもここである。


浅川が見え風が気持ちよく吹く木陰

しかし浅川は去年の様変わりしていた。
森番に呼び止められたところは依然、颱風の名残があり砂地が広がっている。5000個も溜めてあった胡桃はなく、落ちている胡桃も皆無。森番もおらず殺風景であった。


なつかしいのは水門。
むかし浅川と程久保川を繋いでいたらしい水路で古びた水門がある。ここは去年10月3日に来て胡桃をどっさり拾ったところである。今年も水門の窪地に散乱していて300個ほど拾った。土手の1樹の下はきれいになくなっているのに、なぜ水門に胡桃が残っているのかわからない。


胡桃を拾う人のない水門




秋の日の差すクルミロード

森番のいたところから多摩モノレールが通る新井橋まで500mほどの河川敷に胡桃の木が連なっている。ぼくは「クルミロード」と名付けている地域である。
拾われているだろうとそう期待せず歩くとある木の下に散在していて500個ほど拾って袋が重くなった。浅川で合計870個拾った。
落穂拾いのつもりであったが思わぬ収穫である。もう一度来てもいい。



ひょろひょろしていながら鋭い棘を持つ灌木、加藤さん、これ何んという木ですか?

この棘にお世話になった。
これが余り生えている胡桃の場所を「トゲ」と名付けたほど胡桃拾いを妨げた。今年ほど手を傷つけた10月はない。切るか刺さるかで両手のどこかが痛む、あるいは痒かった。棘の出血で作業着がところどころ黒ずんでいる。親指は棘が抜けた跡が堅くなってしまっている。今回この棘をうまくかわした。棘は身体のみならず衣服を引き裂くこともある。
家へ帰ると妻が「手は切らなかった?」と優しいことをいう。予期せぬこの優しさも怖い。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アメリカの1年がかりの祭 | トップ | ひこばえ句会は11月14日... »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (加藤)
2020-11-06 08:41:24
おはようございます。
写真だけの判断になりますが、おそらくは場所柄テリハノイバラ(照葉野茨)か、ノイバラ(野茨)だと思われます。木の先端に赤色から黒紫色の小さな実がたぶん付いているものと思われます。この実で果実酒を作る人もいるそうですよ。
返信する
毎度ありがとうございます (わたる)
2020-11-06 11:05:19
夏、白い花をつけたあの野茨のなれの果ですか。納得です。
今年もお世話になりました。引き続き、よろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

身辺雑記」カテゴリの最新記事