天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

多摩川のゆきあいの空

2023-08-17 05:08:43 | 身辺雑記



弘子さんが会食したいというので野の花を摘む気になった。5月結と桑の実を食べに行った以来行っていない多摩川へきのう自転車を駆った。
空に雲が多く7時に出たので暑くない。この時期花はないだろうと思っていたが1km圏内で生活していたのでために遠出する気になった。
川も空も鈍い色。夏から秋へ移行する空を「ゆきあいの空」というらしい。空は見て飽きないものの代表で、多摩川は空が広い。夏は暑くて逃げ場がないがほかの季節、ここを歩くのは気持ちいい。




川の縁を歩いていて川蜻蛉に遭遇した。なんと30匹ほどの大群。黒くて華奢、飛び方も優雅である。そこは水たまりで危うく靴が水に入りそうになった。水の好きなやつらである。
濁流の上を燕が飛んでは引き返す。なにゆえに水の近くを飛ぶのかわからない。
濁流の波すれすれに夏燕
枯れた草が多くそれでも立っている。その中に待宵草が生えている。10本ほど摘みまとめて握ると感触がいい。ふつう茎がざらつくのだがそれがなくしっとり手になじむ。些細なことだが草花でこの感触ははじめて。
そのうち雲行があやしくなり一気に雨になった。カッパを着る。
多摩川の空とは関係ないが、7日に福岡へ出した手紙が14日に戻った。受取人不明ということだがその名前で前は届いていた。本人に確認すると同じ住所に住んでいた。俳号ゆえ戻ったのではないかということでまた出した。天気同様、郵便事情もすっきりしない。
台風一過出したる手紙もどりたる
落ち着かない空を仰ぐ。空は退屈しない。




コメント
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