一週間ほど前、西恋ヶ窪を散歩していて結が茂みを指して「みがある」という。ふつう目が行かないようなところ。覗くと鶏卵大の果実が鈴なりになっていた。ひとつ捥ぐ。固い。かじると中から桃のような芯があった。たぶん桃の一種だろう。捥いで二三日するとやわらかくなって、食える。湘子は「暗紅は猥らと喰はぬ柘榴かな」(去來の花)と書いているがそんなに上品であったか。食えそうなものは食うのが俺の流儀。しばらく赤い色を楽しめる。
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