5月1日(月)6時間目に、民生委員・児童委員さんの出前授業がありました。
民生委員・児童委員さんとは、ボランティアで赤ちゃんから子どもや高齢者の福祉について相談にのったり、相談内容によっては、市や関係機関につなぐ役割を果たしたりする人たちです。
105年前の明治時代にできた制度で、自分たちの住んでいるどの地域にも民生委員・児童委員さんがいらっしゃいます。この歴史に驚きながらも、子どもたちは、最初から最後までとても真剣に、静かに話を聞いていました。
朝の登校時間に地域に立ってくれていることもある民生委員・児童委員さんですが、子どもたちにとっては単なる「地域のおじさん・おばさん」だったかもしれません。
しかし、今回の出前授業を経て、子どもたちの中で「どんな仕事をしている人なのか」を理解し、これまで以上に親近感がわいたことでしょう。
「あ、あの人、この前お話してくれた人だ!」と、挨拶も積極的にするようになれば、6年生から地域と学校とをつなぐ架け橋になってくれることも、あるかもしれません。
民生委員・児童委員さんのお話の中で、
「私たちは、地域の方の相談事を聞いて、『こうした方がいいですよ、ああするのがおすすめですよ。』と勧めるのではなく、あくまで『いろいろな方法があることを一緒に考える』ことを大切にしています。」
と仰っていました。これを聞いて、「友だち関係でも同じことが言えるな」と感じました。友だち同士でも、自分の思いを伝えすぎるのではなく、一緒に手を取り合うことが大切ですね!