1月17日、29年前に起こった阪神淡路大震災を教訓とし、忘れないためにも、今年も箕面市一斉避難訓練を行いました。
子どもたちは、今年の1月1日に起こった能登半島地震を受けて、「地震はいつどこで起こるか分からない」と自分ごととして捉え、みんな真剣に訓練に参加できていました。
校長先生からは、地震の避難にあたって大切なことは、「避難する場所」「避難するまでの所要時間」「おはしもを守ること」の話がありました。地震で建物が倒壊する震度は、建物の作られ方や建てられた年代にもよりますが、震度5以上で10~30秒程度で倒壊するそうです。校長先生からそのような話があった時、避難していた運動場の空気が一瞬静まり返りました。
箕面市の学校の校舎は、耐震補強工事が行われているため、地震が発生したからと言ってすぐに倒壊するものではありません。そのため、落ち着いて大人の言うことをよく聞いて、「おはしも」で運動場に避難することが大切です。
3限目からは、1年生と6年生が一緒に避難場所である「メイプルホール」まで徒歩で、避難経路の確認に行ってきました。経路の途中、地震が実際起きたら危険に成り得るかもしれない、石垣や植栽、電柱、信号等を確認しながら歩きました。
避難所になっているメイプルホールでは、北小校区防災委員の皆さんが避難所で使うテントや段ボールの仕切りを見せてくれました。地震や風水害でメイプルホールに避難する際は、手ぶらで来ても大丈夫なことや3日間くらいの食料は備蓄されていることを教えてくれました。
テントの中に簡易ベットが置かれている様子を見て、子どもたちは「広ーい」と言っている子どももいました。でも、このテントの中で何週間も過ごすことや体育館の床の冷たさを思い出すと、今能登半島地震で避難しておられる方々の生活の大変さと一日も早い復興を願うばかりです。