12月21日(火)
「くすのき遠足は1980年から続く、北小の伝統です。」開会式で、校長先生のお話を聞いていると、「お父さんもあったって言ってた!」とつぶやいている子もいます。
今日は、天候も穏やかな中、くすのき遠足を実施することができました。1~6年生の子たちが、協力して滝道までの道のりを散策します。たくさんの良い姿が見られました。高学年と低学年の子が仲良く「好きなかき氷の味は何?」(寒い中、かき氷が話題になるのが良いですよね。寒さからイメージが湧いたのかな?)と話していたり、しりとりをしながら歩いていたり、中には「翼をください」を一緒に歌いながら歩いているグループもありました。
歩くのに自信のなさそうな子には、6年生がそっと手を差し伸べたり、一緒に手をつないで歩いていました。今日は一段と6年生がたくましく見えます。
こうした他学年との関りは校舎内だとなかなか見ることのできない場面ですが、異学年交流の楽しさがしっかり見えた場面でした。
子どもたちは、ポイントに立つ先生への声も忘れません。「先生この前、ここで大きなムカデ見てん!」「冬の山…きれいだ…」「先生またね~」といろいろ声をかけてくれるみんなは思ったよりも元気そうです。
大事な場面は後半にありました。いくつかのグループは低学年を中心にすこしずつ疲れてきてしまったようです。「歩けない…」や何度も「今何時?」「給食は?」と集中力が切れてきた様子です。列も少しずつ乱れてきました。日が隠れ、寒さも重なり、体力的には仕方のない状況かもしれません。
そこで6年生です。「あと少し!」「がんばれ!!」10歩歩くたびに何度も声をかけていました。また、声をかけるだけでなく、最後尾を歩く6年生は、ペースが落ちてきた低学年の子の背中を優しく支えてあげたり、列からはみ出た子の肩にそっと手をかけ、列にもどしてくれています。感情的にならず、そっと行動してくれています。6年生もつかれている中、こうした行動ができるのは本物の優しさですね!そのおかげで、すべてのグループがくすのき遠足を終えることができました。
くすのき遠足を楽しめるように、学年ごとに考えたクイズを用意したり、グループでの待ち時間を楽しく過ごせtたりするようにリーダー、サブリーダーが頑張ってくれました。また、来年の実施が楽しみになりますね。
今日は箕面観光ボランティアガイドのかた、見守りの保護者の方、お世話になりました。寒い中ありがとうございました。
そして、6年生のみなさん!すばらしいリーダーシップをありがとう!!