氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

福笑い

2006-01-09 10:46:18 | 懐かしい遊び
あの頃(昭和20年代~30年代半ば)の「お正月」には家族で遊べる「福笑い」を良くしました。
「福笑い」は紙に書いた「オカメ」の顔の輪郭に「眉毛」「眼」「鼻」「口」の紙で出来ているパーツを「目隠し」して置き出来上がりを競う遊びです。

わざわざ店で買うのではなく「漫画雑誌」の「付録」や「薬屋」の「景品」で貰える物でした。
「目隠し」して凡その見当で「目鼻」を置くので出来上がった「オカメ」の顔は面白くて滑稽です。
今のTVゲームで遊ぶ子供達には想像出来ない素朴な遊びですが面白かった。

そう言えば「福笑い」に興じた頃は未だTVが茶の間に無かった頃です。
「炬燵」の上に置いた「福笑い」で遊んだ頃はラジオしか有りません。
「炬燵」も「電器炬燵」は未だ無く「木製の櫓炬燵」でした。

「電器炬燵」(赤外線ヒーター)を東芝が新発売したのは昭和32年頃です。
「電器炬燵」は大きくて「赤外線ヒーター」が天板に付いているので「炬燵」の中に足を自由に入れられ快適でした。
昔の「櫓炬燵」は「炬燵」の真ん中に木製の櫓(やぐら)が有り其の中に焼き物で出来た「行火(あんか)」に「炭」や「豆炭」を入れて「炬燵布団」を掛けて暖を取る物です。
足を入れても真ん中に「櫓」が有る為に足を自由に延ばせない不便な「炬燵」でした。
便利で快適な「電器炬燵」は革命です。

この頃から高度成長が始まり日本は劇的に変化します。

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2 コメント

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Unknown (マドレーヌ)
2006-01-09 17:44:14
私が子どもの頃に「小学○年生」という雑誌にはお正月号に決まって付録に付いていたのが「福笑い」。笑いが止まらず、楽しかったです。

それを思い出して一昨年、やってみたら、今の子どもは、昔の子どもほど興奮しませんねぇ。「刺激物」に強くなっているんでしょうね(笑)

今年はするのを忘れていました。

今年の反応を観察(?)する為にやってみましょう。思い出させてくださってありがとう・・・

明日は、いよいよ始業式・・・でも、5時間目まで授業もちゃんとあるんです。今の小学生は可愛そうです。



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福笑い (氣楽亭)
2006-01-09 20:19:38
>今の子どもは、昔の子どもほど興奮しませんねぇ。



やはりそうですか・・・

印刷された紙の「福笑い」なんて面白くも可笑しくも無いのでしょう。

アナログで2次元の平面的な世界では楽しめないのだと思います。

我々は其の分だけ想像力が逞しかったのでしょう。



>明日は、いよいよ始業式・・・でも、5時間目まで授業もちゃんとあるんです。今の小学生は可愛そうです。



始業式からいきなり5時間の授業ですか・・・

先生の労働待遇改善で土曜日が休日に成ったので気忙しいカリキュラムにしたのでしょうか?

本当に可哀そうですね。



マドさんOO状、有難うございました。

Pin君とルドちゃん兄弟みたいで本当に可愛かったです。
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