氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

面舵~

2012-07-22 12:56:16 | 懐かしい言葉
「面舵(右方向、三時の方向)」の掛け声で船は右旋回します。
「取り舵(左方向、九時の方向)」の掛け声で左旋回します。
日本海軍の創設期(江戸末期~明治初年)には時計の文字盤は十二支(子~亥)で表示されていました。

艦のキール(竜骨)線を基準に十二支を円周上にあてる。
進行方向を「子(12時)」にすると右へ転舵は「卯(3時)」で「卯の舵」となりますが訛って「おも舵」と成りました。
左へ転舵は「酉舵(9時)」でそのまま「取り舵」となります。

時計の文字盤を古い時計店主や職人さんは「干支盤(えとばん)」と呼んでいました。
懐かしい言葉です。

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